大林組 (1802)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社大林組
(おおばやしぐみ 英称:OBAYASHI CORPORATION)
・証券コード 1802
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1936年12月
・上場年  1958年12月


管理人評価D

【会社紹介】

大林組はスーパーゼネコンの1つとして認知されており、総合建設会社の大手として活躍しています。

建設工事の請負が主なメイン業務になりますが、労働者派遣事業や飲食店の経営なども手がけています。

大林組は多角経営を通じて利益を得ているのです。

注目したいのは高い技術力です。スーパーゼネコンは優れた建築技術を保有しているという特徴があるのですが、大林組も例外ではありません。

また、大林組は福島再生可能エネルギー研究所を保持して、再生可能エネルギーを大量導入することを意識しています。

有名な東京スカイツリーも大林組が施工した実績があり、大規模プロジェクトに積極的に参入しているのが分かります。


首都圏の都市開発に強い大林組は防災工事の技術力も高いのです。

災害が起こっても自社ビルを守りたいと考えている人は多いのですが、それが実現できるかどうかが問題となります。大林組は自社の免震構造・制震構造技術を活用してお客様の大切な資産を守る工事を行なうことができます。

また、大林組はオフィスビルの貸賃事業も行なって定期収入を得ています。工事だけではなく、建物を貸し出して継続的な収入を得ているのは長期投資を行なう際に重要となるデータです。

【不動産事業を強化している大林組】

大林組は不動産事業の強化に力を注いでおり、更に収益力を高める動きを見せています。

建築会社が不動産ビジネスを行なっているのは珍しいことではなく、子会社の大林不動産が不動産物件を販売して利益を得ています。

個人的に注目したいのが首都圏のオフィスビル貸出事業です。

首都圏の都市開発に強い大林組は、様々なオフィスビルを保有しているのです。日本は東京に人口が集まっていることもあり、今後もオフィスビルの需要がなくなることはありません。

時代の最先端を走るIT企業の大半は東京に本拠地を構えているという現状もあり、今後も東京でビジネスを行なう人は多いと考えられます。

首都圏の良立地に数多くの不動産物件を保有している大林組は、貸賃収入をある程度計算できる企業として評価することができます。オフィスビルを貸し出して定期収入を得るのは「手堅いビジネス」になるため、不動産事業を強化する方針は好意的に受け止めて良いのです。

また、北米やアジアに進出してグローバル企業として活躍することも期待されています。

【大林組の財務分析】

大林組は毎年の利益額が安定していないのが欠点です。

2013年通期決算の売上高は1兆4483億500万円、営業利益は351億5300万円で売上高と営業利益を両方伸ばすことができました。

経常利益は446億9000万円、純利益は131億9500万円でいずれの利益も前年度より向上しています。1株益も18.4円に回復しており、上々の結果を残すことができたのです。

来期は営業利益が減ることが予測されます。

労務費や資材の高騰が営業利益の低下に繋がっているのです。低採算の工事を多く受注した影響も大きく、来期は健全な成長を遂げるのは厳しいです。今後は採算性を重視して工事を受注する方針を固めており、今以上に利益額を上げることを目的にして行動しています。

貸賃事業への投資を活発に行なっており、定期収入の確保を意識して経営戦略を立てているのが分かります。

財務面は良くないです。

自己資本比率は23.8%。有利子負債額は4479億3500万円で、自己資本比率が低いのが気になります。有利子負債も自己資本額より多いので優良な財務状態を築いていると評価することはできません。

【大林組に向いている投資スタイル】

大林組は大企業投資に向いています。

大企業好きの方なら投資する価値はあると思いますが、利益額を重視している方は別の株を探した方が良いでしょう。インカムゲイン狙いでもキャピタルゲイン狙いでも、現在の大林組株はかなり微妙な評価しか下せないからです。

インカムゲインを多く欲しければ配当利回りを重視する必要がありますが、大林組の現在の配当利回りは1.31%で低いです。

高配当狙いの投資戦略には向いていないことが分かります。

来期は減益が予測されているので成長株投資を実行するのもお勧めできません。

予想PERは31.49倍、実績PERは1.07倍と、割安性に長けているわけでもないので売却益を狙うのは非常に厳しいです。

データを総合的に分析した結果ですが、大林組株は旨味があると感じられないのが難点です。

(上記の情報は2014年1月31日に記載しました)


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