オルガノ (6368)

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・上場市場 東証1部
・会社名  オルガノ株式会社
(おるがの 英称:ORGANO CORPORATION)
・証券コード 6368
・業種     機械
・決算    3月
・設立年 1946年5月
・上場年 1961年10月

・1株価格526円(7/18終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約52万6000円

・予想PER33.35倍、実績PBR0.67倍、予想配当利回り1.55%

管理人評価C

 

【会社紹介】

オルガノは水処理装置や薬品を販売している会社で、東ソーの連結子会社として活躍しています。


「水」を基軸とした事業に携わっているオルガノは、超純粋製造装置やろ過システム製品などを販売して利益を得ています。

地球を大切にし、お客様を大切にし、株主を大切にする企業として経営理念を定めているオルガノは「人」という存在を大切にしている会社だと評価することが可能です。

 

半導体工場や原子力発電所で使用される水は、極限まで不純物を取り除いた水を使用する必要があります。

オルガノは超純粋製造水に使用するイオン交換樹脂を製造する工場を保有しており、「世界最大規模の工場」を活用して精製イオン交換樹脂を製造しているのが自慢です。

用水から排水まで「水処理に関するお客様の要望」に応える体制を築いているのが武器です。

電子産業企業が主要顧客になりますが、電子産業の設備投資が滞ってしまうとオルガノもそれ相応のダメージを受けてしまいます。

電子産業の発展がオルガノの利益増に直結していると考えるべきです。

そのため、経営リスクを避けるために「電子産業の発展・衰退リスク」も加味しなければいけないのが難点です。

収益に応じた配当金支払い方針を定めているオルガノは、「安定配当」を求めている株主とは相性が悪いのです。業績連動型の配当方針を維持しているので、オルガノが利益を伸ばせば伸ばすほど株主は配当金という形で恩恵を受けることができます。

 

【価格競争が激化している水処理ビジネス】

オルガノは水処理ビジネスをメインで取り組んでいる会社ですが、水処理ビジネスは価格競争が熾烈化している厳しい業界です。

他企業が水処理ビジネスに参入したり、コスト競争が激化したりしている影響でオルガノは利益額を下げているのが難点です。持続的成長を遂げていないという弱点は存在しますが、水処理ビジネスは全世界に需要があるので黒字経営を保つのは可能だと分析しています。

中国や新興国の経済停滞の負の影響を受けているオルガノですが、現状を打破するために「コストダウン」に努め、工事力を強化して収益を改善する努力を続けています。

今後も先行きが不透明な状況が続きますが、オルガノが保有している「世界トップクラスの水使用量削減技術」を活用していけば再躍進を図ることは可能だと考えられます。

 

今後は受注の拡大を意識した経営を行ない、コストダウン戦略を実施して適正な利益を得る経営体質を築くのが課題になります。

 

【オルガノの財務分析】

オルガノは2010年から2014年にかけて黒字経営を維持しています。

2014年通期決算の売上高は620億9600万円、営業利益は8億3300万円、経常利益は11億7000万円で前年度と比較して売上高や利益額が低迷しています。純利益も6億6400万円に落ち込んでおり、微妙な結果を残してしまいました。

来期は増益が予測されています。

国内プラント案件が上昇しているのが良いです。今後は日本だけではなく、経済発展が見込まれる新興国から積極的に受注を獲得するのが得策になります。

財務面は良いです。

自己資本比率は57.6%。有利子負債額は102億2900万円です。

 

【オルガノ株に向いている投資スタイル】

オルガノは当てはめる戦略が難しい株です。

黒字経営を維持しているので決して悪い株ではないのですが、成長性に長けているわけでもなく、PER値も高いオルガノ株はキャピタルゲイン狙いの投資に向いているとは思えません。

配当金狙いの投資を実行する手段もありますが、オルガノは業績連動型の配当方針を維持しているので安定配当を期待するのは酷です。

安定した配当金収入を確保したい人は他の株を探した方が良いのです。

水処理技術と財務健全性に優れているのがオルガノの長所になりますが、積極的に買いたいと思える部分が見つからないのが難点です。

物凄く悪いというわけでもないですし、逆に「この株は素晴らしい!」と絶賛できるほど能力に優れていないのが物足りないです。

現在のオルガノは上級者向けの株です。

(上記の情報は2014年7月22日に記載しました)


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