アウトソーシング (2427)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社アウトソーシング(あうとそーしんぐ
・証券コード 2427
・業種     サービス業
・決算    12月
・設立年  1997年1月
・上場年  2004年12月


管理人評価D

【会社紹介】

アウトソーシングは人材派遣業を行っている会社です。


人材派遣業務を行っている会社は大変多いのですが、アウトソーシングは「人材の質」にこだわっています。

派遣業務は確実な需要が存在するビジネスです。なぜなら、「人件費の削減に効果がある」という偉大なるメリットが存在するからです。その証拠に日本の製造メーカーの大半は派遣やアルバイトの人員を有効活用して、生産コストの低下を実現していました。

しかし、人件費の削減目的で派遣社員を雇用していると質の低下が危ぶまれます。現代は人件費削減の時代から「製造品質の向上の時代」に移り変わってきており、アウトソーシングの提供する質の高い人材提供サービスは多くの会社にとってありがたいビジネスとして捉えられています。

【派遣型アウトソーシングの現状】

派遣型アウトソーシングビジネスはすでに飽和状態に陥っており、競争が激しいのが特徴となります。

そこでアウトソーシングは他社と差別化するためのビジネスモデルを思いつきました。それは「質の高い人材の派遣」です。製造業を熟知している人材を企業に派遣するアウトソーシングは「質」で差別化を実現しています。高い労務管理能力を発揮するアウトソーシングの管理者は業界ナンバーワンの労務管理力があると言われているのです。

人材採用も個々のクオリティを重視しており、妥協を許さない育成システムがアウトソーシングの基板を支えています。スタッフのスキルアップにも力を入れており、スキル評価やステップアップ教育などを行っているのも特徴になります。

派遣業界は物凄く厳しいビジネスです。競合他社が数多く存在する中、これからの時代を生き残っていきたければ他社との差別化に成功する必要がありますアウトソーシングは人材の質の高さで激動の時代を生き残ろうとしているのです。

【アウトソーシングの財務分析】

アウトソーシングは経営が安定しないのが難点です。

2009年通期決算は2億1500万円の赤字を出してしまいました。しかし、その後は見事に立ち直って翌年の決算では純利益額7億6000万円のV字回復を成し遂げることができたのです。赤字転落しても早急に経営を立て直せるのは高く評価できるポイントです。

しかし、2011年の通期決算では昨年と比較して営業利益額がグンと落ちてしまいした。2010年通期決算の営業利益は11億7300万円でしたが、2011年の通期決算の営業利益は5億6300万円まで落ち込んでしまったのです。

決算内容が安定していないのは問題です。安定した成長を続けていると評価することはできませんし、安定株を求めている方にとって現在のアウトソーシングは相性が悪い株になるでしょう。

財務面も安心して見ることはできません。利益過剰金が29億2800万円存在するのに対して、有利子負債額は56億9600万円もあるのです。自己資本比率も23.9%と、高い数字とは言えません。

今後は安定した成長を続け、財務面の改善を成功させるのがアウトソーシングが発展する条件になるでしょう。

【アウトソーシング株に向いている投資スタイル】

率直に言うと、私だったら今のアウトソーシングの株は買いません。成長株として意識することはできますが、年々確実に成長しているわけではないからです。

安定株としてアウトソーシング株を長期保有するのも不向きです。それならもっと優れた安定株を探した方が良いですし、予想配当利回りが1.16%のアウトソーシングに固執する理由はありません。

そのため、アウトソーシングの株に向いている投資家は「アウトソーシングのビジネスモデルに賛同できる人」になります。経営理念に賛同できたり、人材の質を追求するアウトソーシングに共感を抱ける人は株を買っても良いでしょう。

現在のアウトソーシングの株にこれと言った強みがないのはマイナスポイントです。

【アウトソーシングの株主優待】

アウトソーシングは12月の権利確定日に100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・100株以上保有で1000円分のクオカード。

・1000株以上保有で2000円分のクオカード。

・2000株以上保有で3000円分のクオカード。

・5000株以上保有で4000円分のクオカード。

・10000株以上保有で5000円分のクオカード。

(上記の情報は2013年10月7日に記載しました)


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