エス・エム・エス (2175)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社エス・エム・エス
(えす・えむ・えす 英称:SMS Co., Ltd.)
・証券コード 2175
・業種     サービス業
・決算    3月
・設立年  2003年4月
・上場年  2008年3月

管理人評価C

【会社紹介】

エス・エム・エスは看護・医療に特化した求人サイトを運営している会社です。


求人サイトというものはたくさん存在していますが、エス・エム・エスの魅力は医療系求人サイトの情報に特化していることでしょう。介護業界への就職支援をサポートする「カイゴジョブ」やケアマネージャーの人材紹介に特化した「ケア人材バンク」がエス・エム・エスの注目サイトです。

カイゴジョブ http://www.kaigojob.com/

ケア人材バンク http://www.carejinzaibank.com/

また、介護について分からないことを質問できる「安心介護」というサイトも保有しており、介護・医療系情報を詳しく記載しているのがエス・エム・エスの魅力になります。


その他にも多数のサイトを保有していますが、全て医療系サイトであるという特徴があります。認知症の情報提供に特化した「認知症ねっと」は数多くの利用者に支持されている人気サイトです。

【時代のニーズを掴んでいるエス・エム・エスのサイト運営方針】

エス・エム・エスのビジネスモデルは高く評価することができます。ポータルサイトを運営して広告料収入を得ているのは時代とマッチしていて素晴らしいのですが、それ以上に注目したいのが「看護・医療系に特化したサイト作り」という点です。

高齢化社会と言われている日本は今後ますます医療の需要が伸びると推測されています。高齢化社会で恩恵を受ける業種は看護や医療関係の仕事であり、エス・エム・エスはIT企業でありながら高齢化社会の恩恵を受けるビジネスモデルを確立しているのです。

医療や看護に対するニーズが増加すればエス・エム・エスの運営している看護・医療系サイトの利用者も増えます。利用者が増えるとエス・エム・エスの広告料収入や人材の紹介料が増加するので、時代とマッチしているビジネスを行っているのは高く評価することができます。

【エス・エム・エスの財務分析】

エス・エム・エスの財務状態は好調で、年々成長を遂げている有望企業です。

売上高の増加にも注目したいのですが、純利益額を手堅く増やしているのが注目ポイントです。2012年3月決算の純利益額は10億400万円でしたが、2013年3月決算では純利益額を12億2600万円まで伸ばすことができました。

売上高と比例するように利益額も増加しているのは大変良い傾向です。この決算を見ても分かるとおり、「エス・エム・エスは順調に成長している」のです。

有利子負債額はゼロ。

自己資本比率は71.3%。

財務面でケチをつけることはできません。今後ますます発展することが見込めるエス・エム・エスは「有望株」の候補に入れても良いのです。

【なぜ管理人評価Cなのか】

財務面も問題なく、年々成長を続けていて将来性が高いビジネスを行っているエス・エム・エス。なぜ管理人評価はCなのでしょうか?

会社として分析するのであれば管理人評価Aをつけても良かったのですが、投資家視点で考えると現在のエス・エム・エスは管理人評価Cをつけざるを得ませんでした。私がエス・エム・エスという会社を嫌っているというわけではなく、ただ単純に「エス・エム・エスの株価が高すぎる」というのが理由になります。


現在のエス・エム・エス株の株価は1株1608円でPBRは6.5倍と、かなり高い数値を残しています。PBRは会社の純資産額を示す指標で、PBRが1倍の状態だと株価と会社の価値が均等ということになります。

このPBRという数値は高ければ高いほど「割高」ということになります。現在のエス・エム・エスの株は明らかに割高であり、「安く買って高く売る」という株式投資のセオリーを実践できないのがエス・エム・エス株の最大の弱点になるのです。

【エス・エム・エス株に向いている投資スタイル】

エス・エム・エス株で儲けたければ、長期投資を貫くしかないでしょう。成長を続けている会社なので長期投資を通じて売却益を狙う方針を固めるのが得策であると考えられます。

株価の割高感が漂うのは拒めませんが、会社自体はとても優秀なのでエス・エム・エス株を買うのは悪い選択ではありません。

悪い選択ではないのですが、私は現在のエス・エム・エスの株を買いたくないのです。株価が割安ではないのはマイナスポイントであり、投資家の観点から考えると高く評価することはできません。

効率良く儲けたければ割安株を狙うのがセオリーです。

割安株ではないエス・エム・エスはどうしても評価が厳しくなってしまいます。ビジネスモデル自体は私好みなので高く評価したかったのですが、今回は管理人評価Cというランクをつけさせていただきます。

(上記の情報は2013年9月23日に記載しました)


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