植木組 (1867)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社植木組
(うえきぐみ 英称:UEKI Corporation)
・証券コード 1867
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1948年7月
・上場年  1973年9月


管理人評価C

【会社紹介】

植木組は新潟県地盤の中堅ゼネコンです。


地域密着型経営を通じて確かな実績を残し続けてきた植木組は「誠実な企業風土」を守っているという特徴があります。全国的に名を轟かせている会社ではありませんが、高い技術力と地元密着型の施工実績に定評があります。

主力事業は建設事業と不動産事業で、建設事業では受注・施工を通じて利益を得ている典型的な建設会社です。

不動産事業では子会社の植木不動産が不動産業務に精を出しており、不動産の売買や不動産貸賃事業を通じて利益を上げています。注目すべきは「不動産の貸賃」という点で、貸賃業務を行なって安定利益を確保しているのが良いです。

また、グループでゴルフ場経営やソフトウェアの開発も行っている植木組は多角事業を実行している会社として評価することができます。

主力の建設事業は受注競争が激しく、労務費向上の負の影響によって楽観視できないのが現状になります。しかし、平成25年3月期の有価証券報告書を見ると分かるのですが、建設事業は売上高が増加しており生産性の向上によって利益も大幅増額しています。

【新潟県の施工実績に長けている植木組】

植木組で注目したいのは新潟県の施工実績が豊富なところでしょう。

施工実績を見てみると、「民間企業から受注を獲得して利益を得ている」ことが分かります。例えば新潟県小千谷市にあるマルイは株式会社マルイから受注を受けており、店舗建設に成功しています。

商業施設やマンション、ホテルなども建設できる植木組は「オールマイティに建設できる能力」に優れていることが分かります。

子会社が有料老人ホームを経営しているのは大きいです。

少子高齢化社会に対応するために「高齢化社会に適したビジネス」に進出しているのはポジティブに捉えて良いでしょう。建設業界は景気の影響を受けやすいのが難点ですが、植木組のように多角的に利益を得る体制を築いていれば難局を乗り越えることは可能です。

【植木組の財務分析】

植木組は2010年から2013年にかけて黒字経営を維持しています。

2013年通期決算の売上高は377億7700万円、営業利益は9億5300万円、経常利益は9億6700万円で昨年と比較して売上高や営業利益が増加しています。1株益も4億7200万円にアップし、上々の結果を残すことができました。

来期は営業利益が低下する予定です。

元々植木組は成長性を期待する株ではないので、黒字経営を続けて株主に利益を与えているだけで御の字だと考えた方が良いです。不動産事業を拡大し、ガス管工事も始めた植木組は業務範囲を広げて細く長く会社を成長させる予定です。

財務面はそこそこです。

自己資本比率は41.1%。有利子負債額は50億1100万円で、そこまで悪い財務状態ではありません。

【植木組株に向いている投資スタイル】

植木組は割安株投資に向いています。

現在の予想PERは15.44倍、実績PBRは0.42倍でPBR値が物凄く低いです。黒字決算を維持しているのにPBR値がここまで低いのは「投資家から大して注目されていない証拠」になります。

確かに植木組はネームバリューのある株ではありませんが、そこまで悪い株ではないのがポイントです。純利益が赤字になった2009年も3円の配当金を支払っており、安定配当を還元する意識が強いです。

割安性を評価して株を購入し、長期投資を通じて配当金収入を得続ける戦略を採用するのがお勧めです。現在の配当利回りは2.07%で微妙ですが、長期保有を通じてそれなりに儲けることは可能だと思います。

植木組株は際立った長所も弱点もないのです。

(上記の情報は2014年2月20日に記載しました)


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