ベルーナ (9997)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社ベルーナ
(べるーな 英称:Belluna Co., Ltd.)
・証券コード 9997
・業種     小売業
・決算    3月
・設立年  1977年6月
・上場年  1994年9月


管理人評価A

【会社紹介】

ベルーナは通信販売ビジネスを行なっている会社です。

カタログ通販で約1200万人の顧客データベースを保有しているベルーナは、50代から60代のお客様をメインターゲットに設定しています。最近はネット通販ビジネスの躍進が激しいのですが、ベルーナはカタログ通販という分野で成長を続けているのが特徴です。


ベルーナのビジネスモデルは非常に秀でていると分析しました。

若者はネット販売を利用する傾向が強いのですが、50代から60代のお客様は通信販売を愛用する人が多いのです。

ベルーナはターゲット層を明確に絞っているから通信販売でも儲けることができるのです。更に言えば日本は高齢化社会に突入しているので、ベルーナのビジネスは今後も成長を続けることが期待できます。

もちろん、時代の波に取り残されないためにインターネット販売も手がけているベルーナは情報化社会に対応する体制を築いています。各世代に向けたチラシやカタログの発行は利益増加に貢献しており、「明確にターゲット層を定めている」のがベルーナ飛躍の秘密になります。

女性向けのワンピースやスーツ、シューズなどを販売しているベルーナは多様化するニーズに対応しています。「通信販売ビジネスは斜陽産業」だと断言する人も多いのですが、ベルーナのように優れた経営手腕を発揮すれば十分儲けることができるのです。

【ベルーナのビジネス戦略】

ベルーナは緻密に計画を立て、目標達成のために努力することに定評のある会社です。

1968年に創業したベルーナはお客様の衣食住遊をトータルサポートする存在として注目され続けました。特に注目したいのがベルーナの「ポートフォリオ経営」です。

ポートフォリオ経営は成長性と収益性を重視した経営で、今まで培った経営資源を活かして効果的な事業展開を図るのがポートフォリオ経営になります。通販ビジネスだけに特化するのではなく、他業種にも進出してシナジー効果を得ることを意識しています。

通信販売と他業種を組み合わせて安定的に利益が上げられる企業体質を築きたいと願っているベルーナは、事業発展の意欲が強いのが特徴になります。

ベルーナは自社社員に求めていることも明確化されています。

ポジティブで明るい社員を増やしたいと願っているベルーナは、どんな困難に晒されても逃げない社員が欲しいと思っています。挑戦心に溢れた人材も高く評価しているのです。

ベルーナという会社は成長意欲に長けており、壁に遭遇してもポジティブに考えて現状を打破する企業風土が築かれているのです。

メイン事業は総合通販事業ですが、専門通販事業にも注目です。

専門通販事業は専門分野に特化した通信販売を行なっているのです。例えば化粧品の専門販売は子会社の株式会社オージオが行なっており、サプリメントの販売は株式会社リフレが手がけています。

他にもプロパティ事業や消費者金融事業なども行なっているベルーナは「総合的に利益を上げられるグループ」に成長することを目的にしています。

【ベルーナの財務分析】

ベルーナは近年の成長率がとても良いです。

2013年通期決算の売上高は1178億8400万円、営業利益は70億8000万円で、売上高は前年度より向上しているのですが営業利益は低下しています。

経常利益は89億1000万円、純利益は58億7000万円まで伸びているので2013年はまずまずの結果を残せたと分析することができます。1株益が60.2円まで伸びているのも嬉しいデータです。

来期も増益が期待できます。

看護師通販会社を新規取得して年商が約30億円増えたのが大きいです。専門通販事業も好調で、特に化粧品の売れ行きが良いです。広告費を削減した影響もあって増益歩調を続けています。

財務面も良いです。

自己資本比率は54.8%。有利子負債額は244億8200万円で、適正な範囲に収まっています。自己資本額が683億3500万円なので有利子負債をもう少し削減して欲しいのが本音ですが、現在の財務状態も悪くありません。

【ベルーナ株に向いている投資スタイル】

ベルーナは売却益狙いの投資に向いています。

現在のベルーナ株の総合値は全体的に高く、成長性や割安性に秀でているのがポイントです。この先の成長が期待できるというのも大きいのですが、特に注目したいのが割安性です。

現在の予想PERは8.85倍、実績PBRは0.73倍で驚くほど市場からの評価が低いです。

PERもPBRも割安で、将来大きな売却益を狙うのに適した株だと分析することができます。

優秀な結果を残しているのにPBR値が1倍割れしているのは信じられません。そこまで過小評価される株ではないと思うのですが、通信販売ビジネスを敬遠する人が多いのでしょうか。

ベルーナは顧客層を定めて50代から60代に向けて的確に通信販売を行なっており、顧客データベースも充実している強みがあるのです。

優良企業であるベルーナがここまで割安なのは謎です。

2009年通期決算に赤字を出した実績がありますが、それも4年前のことなので大した問題になりません。その後は黒字経営を維持していますし、ここまで割安だと美味しい株だと評価するしかないのです。

財務面も優れているベルーナの現在の配当利回りは2.42%です。

百歩譲って含み損を抱えてしまったとしても、配当利回りがそこそこなので配当金収入で含み損をカバーすることは可能です。それなりの配当金収入を得つつ、大きな売却益を狙って中期保有するのが得策ではないでしょうか。もちろん長期投資でも構いません。

(上記の情報は2014年1月16日に記載しました)


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