不動テトラ (1813)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社不動テトラ
(ふどうてとら 英称:Fudo Tetra Corporation)
・証券コード 1813
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1947年1月
・上場年  1961年10月

管理人評価D

【会社紹介】

不動テトラは土木事業や地盤事業に取り組んでいる会社です。かの有名な「テトラポッドは不動テトラが登録商標している商品です。


独自技術を活用して「災害に強い国づくり」に貢献することを目的としており、災害被害に悩まされる日本にとってありがたい会社として認知されています。

世界で初めてサンドコンパクション工法を開発した実績のある不動テトラは、新技術を駆使して国の安全を守ることに長けた会社だと評価することができます。数多くの自社技術を活用して工事を行なうことができる不動テトラは、地盤開発のエキスパートとして名を馳せているのです。

景気改善の恩恵を受けている不動テトラですが、労務費の高騰が利益額にダメージを与えています。

労務費の増加問題は不動テトラ特有の課題ではないのですが、労務費が高くなることを前提に工事受注を行なわないと利益が出ないのが建築業界の現状です。

ベトナムで大型工事を受注した影響もあり、業績拡大を成し遂げている不動テトラですが、利益過剰金はマイナス53億8600万円を記録しています。

今後も黒字経営を続けて利益過剰金をプラスにすることが望まれます。

【ブロック環境製品を多く揃えている不動テトラ】

不動テトラはテトラポッドを代表としたブロック環境製品を揃えて貸賃収入を得ています。

テトラポッドのように知名度に長けており、多くの人が利用する商品を保有しているのは大きいです。テトラポッドの貸賃収入は不動テトラの重要な収入源となっており、「魅力溢れる商品を貸し出して利益を得ている会社」と評価することができるのです。

魚類の生息環境を作り出すアクアリーフや、アワビやウニの成長を手助けするイオンカルチャーなども貸し出しています。

自社商品を貸賃して利益を得るのは「手堅いビジネス」に該当するのです。赤字問題を抱えていた不動テトラですが、優秀な主力商品が存在しているので会社の将来を悲観視する必要はありません。

【不動テトラの財務分析】

不動テトラは近年赤字経営から脱却して黒字決算を維持することができています。

2013年通期決算の売上高は582億2800万円、営業利益は15億7200万円で前年度より大幅に営業利益額が増加しています。

経常利益は19億4800万円で、昨年の9億6100万円の経常利益と比較すると約2倍程度経常利益が増えた計算になります。純利益額は12億8100万円でかなり良い結果を残すことができました。1株益も7.8円に拡大しています。

来期も営業利益の増加が期待できます。

地盤改良事業の採算改善効果と、受注額の増加によって営業利益が増大しているのが良いです。配当金も復活している不動テトラは経営再建の道を歩み続けていると判断することができます。

財務面は微妙です。

自己資本比率は33.2%。有利子負債額は48億1500万円で、財務状態は良くも悪くもありません。

【不動テトラ株に向いている投資スタイル】

不動テトラは色々と残念な株です。

決算状態を分析すると売却益狙いの投資に優れているように見えますが、残念ながら現在の株価は若干割高で売却益を得るのは難易度が高いです。

現在の予想PERは18.5倍、実績PBRは1.7倍で割安性に長けているとは言えません。

復配を実施する予定の不動テトラですが、予想配当利回りは0.68%で配当金狙いの投資も向いていないことが分かります。

考えられる最善策はこのまま利益額を増やして株価を伸ばす成長株投資を実行することですが、それならば最初から持続的発展を遂げている株を狙った方が効率が良いのは確かです。

株主優待も実施していないので長期保有する旨味が感じられないのが難点です。

株としての総合力は若干低いです。

(上記の情報は2014年2月4日に記載しました)


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