富士機械製造 (6134)

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・上場市場 東証1部
・会社名  富士機械製造株式会社
(ふじきかいせいぞう 英称:FUJI MACHINE MFG. CO., LTD)
・証券コード 6134
・業種     機械
・決算    3月
・設立年 1959年4月
・上場年 1964年5月

・1株価格910円(5/2終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約9万1000円

・予想PER31.82倍、実績PBR0.74倍、予想配当利回り1.76%

管理人評価D

【会社紹介】

富士機械製造は電子部品組立機・工作機械を製造している会社です。


『誠実』という社是を掲げている富士機械製造は、取引先の絆や株主に対する絆を大切にしている立派な日本企業です。

私が思うに、日本企業の良いところは「誠実さ」だと思っています。

外資系企業は結果にこだわり、ビジネスライクで取引先と付き合う傾向が強いです。

ビジネスの世界は結果が全てなので、ビジネスの結果を第一に考えて会社を経営するのも1つの手段になりますが、日本は結果だけにこだわる経営は向いていないと考えています。

日本企業の良さとはなにか?

それは「和」と「誠実さ」ではないでしょうか。

お客様の要望に対して誠実に応対し、少しずつ信頼を積み重ねていくのは日本企業の美徳になります。富士機械製造も日本人特有の「誠実さ」を1番に重視してビジネスを続けているところに好感が持てます。

1000億円企業になることを目標に掲げている富士機械製造ですが、近年の決算を分析してみると売上高が下がり続けているのが気になります。

【電子部品組立機に強い富士機械製造】

富士機械製造の注目ポイントは何と言っても電子部品組立機でしょう。

セグメント別売上高を見ると分かるのですが、富士機械製造は電子部品組立機で圧倒的な売上高を上げています。生産性・機能性が向上したモジュール型高速多機能装着機を開発し、自社製品を改善開発しているのが長所です。

「お客様に信頼される信頼作り」をモットーに掲げている富士機械製造は、研究開発に力を入れています。既存事業の研究は勿論、新しいフィールドの開拓も行なって自社の売上高を増やそうとしているのです。

技術先行型企業として活躍する富士機械製造は、「技術力を活かして価値のある製品を生み出す」という考えを抱いて事業活動を継続しているのが長所です。

ここ近年の事業成績は衰退の一途を辿っていますが、持ち前の技術力に磨きをかければ再躍進は可能だと考えています。1000億円企業の実現を目指し、富士機械製造は不屈の精神を発揮して頑張って欲しいところです。

【富士機械製造の財務分析】

富士機械製造は2011年から2013年にかけて売上高が落ち続けています。

2013年通期決算の売上高は643億4900万円、営業利益は39億1300万円、経常利益は44億600万円で売上高や営業利益が低下しています。純利益も26億9800万円に減退しており、良い結果を残したとは言えません。

今期も減益が予測されています。

受注量が低迷したのが減益の最大理由になります。トヨタ向けの工作機も減退し、少し芳しくない結果を出しました。

財務面は優秀です。

自己資本比率は89.2%。有利子負債額は15億円で、優良な財務状態を維持しています。

【富士機械製造株に向いている投資スタイル】

富士機械製造はなかなか厳しい株です。

財務状態が良いので長期投資に向いているのですが、業績が衰退しているのを分析すると株を長期保有するのが得策だと思えません。

配当金狙いの投資を実行するにしても、配当利回りは低いです。PER値も高いので割安株投資に適しているわけではありません。

富士機械製造は優秀な会社ですが、株として評価するとかなり微妙です。財務状態以外の強みがない富士機械製造株は当てはめる戦略を見つけるのが難しいのです。

(上記の情報は2014年5月2日に記載しました)


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