福田組 (1899)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社福田組
(ふくだぐみ 英称:Fukuda Corporation)
・証券コード 1899
・業種     建設業
・決算    12月
・設立年  1927年12月
・上場年  1975年12月


・予想PER6.63倍、実績PBR0.57倍、配当利回り1.21%

管理人評価B

【会社紹介】

福田組は新潟県に本拠地を構えて経営活動を続けている建設会社です。


新潟県初の道路舗装ビジネスを始めた福田組は、全国的に営業活動を続けて東証1部上場を達成した輝かしい歴史があります。福田組は今以上に輝きを増すために「顧客満足度ナンバーワン企業」を目指しているのが注目点です。

お客様の要望に答え、お客様の声を理解するのはどのビジネスでも重要になります。

お客様第一経営を実践して躍進を目指している福田組は「変化を恐れないで主体的に行動できる」のが強みになります。

福田組は「変化を恐れず、改革・改善の可能性を追求する人物」を求めているのです。改善意識が高いのが福田組の魅力で、顧客満足度を高めたければ自社改革を続けなければいけません。

私は福田組の経営方針に大いに賛同します。

特に気に入っているのは「改善を追求する」という点です。改善できる会社は強いと度々株式投資.jpで解説してきましたが、この理論をそのまま当てはめると福田組は「改善できる優良企業」だと分析することができるのです。

受注競争が激しさを増している建設業界ですが、福田組の掲げる「顧客第一主義理念」を守り続ければ受注獲得競争に勝てる見込みは大です。

また、第87期第2四半期事業レポートを見ると、全体売上高の97%が建設事業になっています。残りの3%は不動産事業とその他事業なのですが、このデータから分かるのは「福田組は建設事業の収入に依存している」という点です。

福田組は建設事業に頼りきっている傾向があるので、今後建設需要が低下したときに経営に大打撃を受ける可能性があります。

建設需要は景気によって変化することが多々あるため、安定経営を実現したければ不動産事業やその他事業を強化し、多角的に収入を得る仕組みを築くのが重要になります。

【安定した黒字経営を目指す福田組】

福田組は成長戦略を掲げている会社ではありません。

「安定的な黒字経営に向けた経営基盤の構築」を重視しており、成長することよりも黒字経営を維持することに重点を置いているのです。

高い利益水準を確保しつつ、経費の削減を目的にして事業活動に取り組んでいる福田組は黒字経営を保つ意識が高いと評価することができます。

しかし、本当に福田組は経費削減に取り組んでいるのでしょうか?

平成25年12月期決算短信を読んでみました。

修繕維持費は4800万円から2900万円に減額し、調査研究費も4200万円から1500万円に減額しています。しかし、事務用品費や交際費は前年度と比較して向上しており、昨年1億600万円だった役員報酬が1億6700万円に増大しています……。

このデータをどう分析するかはあなた次第です。

黒字経営を維持する経営方針に注目すると、福田組は「安定配当を期待する長期投資家」と相性が良いことが分かります。

【福田組の財務分析】

福田組は安定した黒字経営を維持する兆しが見えているのがポイントです。

2013年通期決算の売上高は1273億6500万円、営業利益は41億5300万円、経常利益は41億4400万円で、いずれの数字も前年度より向上しています。純利益も32億6500万円にアップしている福田組は素晴らしい結果を残せたと絶賛しても良いのです。

単続受注額が800億円に伸びたのが利益増大の理由になります。増配も期待できる福田組ですが、今後は財務状態を改善して「強い企業」を目指して歩を進める予定です。

財務面は微妙です。

自己資本比率は30.8%。有利子負債額は188億6200万円で、有利子負債額が少々多すぎるのが気になります。

【福田組株に向いている投資スタイル】

福田組は売却益狙いの投資に向いています。

注目したいのはPER値とPBR値の低さです。予想PER値は6.63倍で、PBR値は0.57倍と相当割安性に長けていることが分かります。

割安でも成長を遂げていない株は投資先から除外した方が良いのですが、福田組は1株益を伸ばした実績があるので悪い株ではありません。

持続的成長を遂げるのは少し厳しいかもしれませんが、割安性を活かして株を長期保有すれば株価の値上がりに期待することは可能です。

予想配当利回りは1.21%でインカムゲイン狙いの投資には向いていません。配当金はあくまでも「副収入」として考えるのがお勧めです。中期投資を実行して株価の値上がりを狙いつつ、じっくり株を保有するのが福田組に向いている投資スタイルです。

不労所得に多大な期待を抱けないという弱点を抱えていますが、割安性に注目すればかなり魅力的な株だと判断することができます。

割安株投資家は福田組への投資を検討しても良いでしょう。

(上記の情報は2014年3月9日に記載しました)


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