日比谷総合設備 (1982)

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・上場市場 東証1部
・会社名 日比谷総合設備株式会社
(ひびやそうごうせつび 英称:Hibiya Engineering, Ltd)
・証券コード 1982
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1966年3月
・上場年  1977年11月

・1株価格1310円(4/9終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約13万1000円

・予想PER20.31倍、実績PBR0.74倍、予想配当利回り2.29%

管理人評価C

【会社紹介】

日比谷総合設備は設備工事を行なっている会社です。


「時代の変化を見据えた戦略的な経営が求められている」と実感している日比谷総合設備は、戦略的優越を保って黒字経営を維持しているのが魅力です。「NTTグループのコラボレーション営業」に力を注いだ日比谷総合設備は、売上高を拡大しているのが素晴らしいです。

NTTグループが最大顧客となっており、「NTTグループと仲良くして利益を高める戦略」を貫いていることが分かります。

NTT都市開発は日比谷総合設備の株を137万株保有しており、大株主として日比谷総合設備の経営を支えているのです。

業界トップクラスの技術力を維持しつつ、電気や情報通信技術生産設備などの設備事業を展開して事業範囲を拡大してきました。「快適な環境を創造することが設備事業の役割」だと考えている日比谷総合設備は、有限実行を意識して経営に取り組んでいるのが長所です。

快適な環境を創造したければ高い技術力を発揮しなければいけません。

日比谷総合設備は省エネ技術や施工技術を通じて様々な施工実績を残した歴史があります。

NTTグループの依存度が高いため、何らかの理由でNTTグループが経営不振に陥ったら日比谷総合設備もダメージを受ける可能性が高いのが難点です。

NTTグループの建設投資マネーに依存しているのは「リスクが高い経営」になるため、数多くの取引先を見つける必要があります。

【数字は安定してる! 事業リスクが大きい日比谷総合設備】

日比谷総合設備は過去の決算を分析しても「優良な黒字企業」として活躍しているのが分かります。

自己資本比率も高く、財務面も優良なので「数字」という意味で分析すれば安定株投資に向いているのですが、NTTグループに対する依存度が高いのがかなり気になります。

2013年連結決算の客先別売上高比率を調べてみると、NTTグループの売上高が352億500万円です。全体売上高の53.1%をNTTグループに頼っていることが分かります。

ポジティブに考えると「日比谷総合設備は強大なNTTグループと仲が良い」という風に捉えることができますが、私の意見は全く逆です。どんなに味方が頼もしくても絶対に1つの取引先に依存してはいけないと思っています。

東京電力の工事受注を頼りにしていた会社は皆、厳しい経営環境に晒されています。

今の世の中は「いつどんなことが起きるか分からない」ので、いくら大きい会社でも売上高や利益を依存するのはリスクが高いのです。

2009年から2013年までの客先別売上高比率も調べてみましたが、全ての年で1番売上高が高いのがNTTグループの工事受注になります。

NTTグループの売上高比率が減少していれば「NTTグループに頼らない経営を目指している」と評価することができるのですが、今までの流れを分析すると「NTTグループ頼りの経営」を実践している事実は拒めません。

NTTグループと仲が良いのは結構ですが、1グループに依存するリスクの高さは受け入れた方が良いです。

【日比谷総合設備の財務分析】

日比谷総合設備は2011年から2013年にかけて売上高を伸ばし続けています。

2013年通期決算の売上高は663億2200万円、営業利益は20億1600万円、経常利益は28億3500万円で売上高や営業利益を伸ばしているのが良いです。純利益も18億600万円まで成長しており、良い結果を残したと判断することができます。

来期も純利益を伸ばす見込みです。

受注高は増えているのですが、一部の工事で採算が悪化したことによって営業利益が減ることが予測されています。今後は「採算重視の受注体制」を築き、労務費高や不採算工事の減少に努める予定です。

財務面はかなり優秀です。

自己資本比率は73.8%。有利子負債額は7億3000万円で自己資本比率がとても高いです。

【日比谷総合設備株に向いている投資スタイル】

日比谷総合設備は分散投資の対象として株を買うのがお勧めです。

財務面が優秀で黒字経営の維持に定評があるため、日比谷総合設備は普通に良株なのですがNTTグループに利益を依存しているのが気になります。

日比谷総合設備株だけに集中投資するのではなく、「利益分散を実現するために日比谷総合設備株を買う」のがお勧めの投資スタイルです。

配当方針は「安定配当」を維持すると公言しており、配当金狙いの投資家と相性が良いのです。また、自己株式の取得も積極的なので株主還元意識の強い会社として評価することが可能です。

(上記の情報は2014年4月10日に記載しました)


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