ハイデイ日高 (7611)

LINEで送る
Pocket

・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社ハイデイ日高
(はいでいひだか 英称:Hiday Hidaka Corporation)
・証券コード 7611
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  1983年10月
・上場年  1999年9月


管理人評価B

【会社紹介】

ハイデイ日高は「日高屋」を運営している会社です。


低価格戦略を実行しているハイデイ日高は、メニューの安さにこだわっています。中華そばは1杯390円で、とんこつラーメンは410円という低価格料金で提供しているのが武器です。ドリンクの値段も安く、コカコーラは1杯100円という安価提供を行なって数多くのお客様を呼び寄せることに成功しています。

この戦略は幸楽苑と似ています。

幸楽苑も安さをウリにしている会社ですが、こちらは中華そばは1杯290円に設定しています。中華そばの値段だけを比較すると、ハイデイ日高は幸楽苑より少し劣っています。幸楽苑の値段設定が破格だと捉えることもできますが、主力商品の値段が微妙に高いのは気になります。

低価格にこだわるだけではなく、お客様が飽きない味付けにしてリピーターを増やす作戦を取っています。実はこの戦略はサイゼリヤも実行しており、サイゼリヤも飽きない味を武器にしてリピーター獲得を狙っているのです。

こうしてみるとハイデイ日高は独自戦略というものが薄いように感じます。経営戦略という観点から考えると奇抜な作戦は取っていないのですが、ハイデイ日高は1つ面白い戦略を実行しているのです。

それは小判鮫出店戦略です。

小判鮫出店戦略とは、ハイデイ日高が考えだした苦肉の策です。外食店は立地の良い場所に店舗を出店するのが重要になりますが、立地調査には多額のお金がかかります。人の動向を分析したり、時間帯の人の流れを調べたり、土地選定に使用するお金は意外とバカにできないのです。

そこで活躍するのが小判鮫出店です。牛丼屋やマクドナルドといった大手チェーンの店の近くに自社店舗を出店するのです。これが小判鮫出店戦略の本質になります。

「え、たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、これがなかなか侮れません。大手チェーンは新規出店するときに立地をしっかり調査します。客層や家賃相場、駅前であれば乗降客数など、店舗運営に関連する全てのデータを調査して良立地を見極めるのです。

そんな分析をした後に出店するのですから、立地の良さは折り紙つきです。

ハイデイ日高は「大企業が立地調査した近くの店舗に、自社店舗を出店する」という小判鮫出店を通じて規模を拡大してきたのです。小判鮫出店のお陰で立地調査の費用はほとんどかかりませんし、無駄な支出を抑えることができます。

この小判鮫出店は「お客様を確保できる」というおまけもあります。有名チェーン店の近くに出店すれば、有名チェーン店のお客様も日高屋に通ってくれるようになるのです。大企業の強みを上手く取り入れた小判鮫出店はハイデイ日高の快進撃を支えているのです。

【皆に受け入れられる味を目指す日高屋】

日高屋はこだわりの味を追求していないのがポイントです。行列ができるラーメン店などはその店独自の「こだわりの味」を武器にしていますが、日高屋は差別化を図る味にこだわっていません。

万人に受け入れられる味を目指しており、「6割のお客様が美味しいと思ってくれれば合格」という話もあるのです。日高屋はファーストフードと中華料理屋を足して2で割った経営を行なっているのです。

とにかく飽きない味を追求しており、独創的な味は全く求めていません。また、メニューも豊富で様々な組み合わせを楽しめるのがポイントです。お客様がストレスを溜めないために接客もスピーディーに対応しており、幅広い年齢層に対応する戦略を取っています。

ハイデイ日高は他社の特徴を理解し、合理的な経営戦略を取って躍進を続けている会社です。「効率的に勝ち残っている会社」として高く評価できるのがハイデイ日高という存在です。

【ハイデイ日高の財務分析】

ハイデイ日高は売上高や営業利益が年々伸び続けている躍進企業です。

2013年通期決算の売上高は295億2000万円まで伸びており、純利益は20億2800万円まで拡大することができました。2009年通期決算の純利益額が10億700万円だったので、堅実な発展を遂げていると評価することができます。

1株益も上昇し続けており、2013年の1株益は145.9円。昨年の1株益が116.8円だったので、こちらのデータも問題はありません。

9期連続増配を達成しているハイデイ日高は優良株になります。モツ野菜ラーメンという新商品も投入し、現存店の売上も堅調なので長期保有できる安心感があります。

財務面も良いです。

自己資本比率は73.2%。有利子負債は2億1500万円で、無駄なコストを削減している効果が財務状態に表れています。優秀な財務状態を維持している会社なので、資産株として高く評価することも可能です。

【ハイデイ日高株に向いている投資スタイル】

ハイデイ日高は安定株投資を実行するのがお勧めです。利益額を上げ続けているので成長株投資を実行しても良いのですが、その辺りは好みで判断して構いません。

今まで弱者の戦略を通じて業務を拡大してきたハイデイ日高ですが、強者の立場になりつつあるのは事実です。

強者として外食業界でどう生き残っていくのかがポイントになります。

自己資本比率も高いので資産株として長期保有する選択もアリです。配当金と株主優待の利回りを合わせると2.65%になるので、そこそこのインカムゲインを受け取ることができます。

【ハイデイ日高の株主優待】

2月の権利確定日にハイデイ日高の株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・100株以上保有で500円分の優待券4枚。またはお米券2kg

・500株以上保有で500円分の優待券20枚。またはお米券5kg

・1000株以上保有で500円分の優待券40枚。またはお米券10kg

参照URL http://www.hiday.co.jp/ir/index6.html

(上記の情報は2013年12月18日に記載しました)


スポンサードリンク