ピーエス三菱 (1871)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社ピーエス三菱
(ピーエスみつびし 英称:P.S. Mitsubishi Construction Co., Ltd.)
・証券コード 1871
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1952年3月
・上場年  1962年6月


管理人評価D

【会社紹介】

ピーエス三菱は三菱グループの建設会社として活躍しています。


PC(プレストレスト・コンクリート)技術のパイオニアとしての地位を固めているピーエス三菱は、総合建設会社として知名度を高めています。公共工事を中心に利益を上げている「土木事業」と、民間工事を中心に受注する「建設事業」の2本柱を定めてビジネスを行なっています。

公共工事と民間工事のバランスが取れているのが強みです。

公共工事だけに依存すると公共需要が低下したときに利益が減ってしまいますし、民間工事一辺倒に傾いていると安定利益の確保が期待できる公共工事を受注するのが難しくなります。

ピーエス三菱はバランスの良い経営方針を貫いて利益を得ていると評価することができます。

「総合的な社会資本の整備に貢献する」と明言しているピーエス三菱は、震災の復興関連事業を通じて社会の役に立つことを強く意識しています。

売上利益にバラツキがあるのが欠点です。

主力の土木事業と建築事業は売上利益が安定していない傾向があり、持続的発展を成し遂げていないのが弱点になります。持続的成長を期待する投資家はピーエス三菱株と相性が悪いです。

【技術革新に定評のあるピーエス三菱】

ピーエス三菱の強みは研究開発能力です。

ピーエス三菱研究所という独自の研究所を保有しており、この研究所では主にコンクリート材料分野や建築技術分野の研究開発を行なっています。

超軽量コンクリートを開発したり、高耐久性軽量コンクリートを研究したり、ピーエス三菱はコンクリート部門の研究開発に熱心であることが分かります。また、建築技術分野では耐震補強技術の実験を継続しており、地震に強い建物を作るための技術革新に力を入れているのです。

「未来に繋がる独創的な技術を追求する」という目標を立てているピーエス三菱は、技術開発を通じて最先端技術を追求し、他社に負けない技術力を保持して競争社会で生き残る姿勢を固めているのです。

【ピーエス三菱の財務分析】

ピーエス三菱は黒字経営を維持していましたが、2013年通期決算で純利益が赤字になってしまいました。

2013年通期決算の売上高は913億5100万円、営業利益は2億3300万円、経常利益は1億5200万円で前年度比較して利益額が低下しているのが痛いです。純利益はマイナス2億4400万円で散々な結果を残してしまいました。

しかし、来期は黒字転換する予定です。

PC土木工事の営業増益を続けているのが良いニュースですが、不採算工事が足を引っ張っているのは痛手です。今後は採算重視の受注体質を築けば健全な利益体質を維持できると予測しています。

財務面はあまり良くないです。

自己資本比率は27.9%。有利子負債額は90億2900万円で、自己資本比率が低いのが気がかりです。

【ピーエス三菱株に向いている投資スタイル】

ピーエス三菱は色々と厳しい株です。

成長株として評価している方もいますが、今まで利益額を下げてきたのに持続的成長を期待するのは得策だと言えません。無配を続けてきた時期もあるため、配当金狙いの投資にも向いていないことが分かります。

現在の予想PERは37.6倍、実績PBRは1.29倍で全く割安ではありません。割安感に期待して売却益を狙う投資を実行するのは不向きであることに気づきます。

現在の予想配当利回りは0.53%で多額の配当金収入も期待できません。

全体的に分析するとピーエス三菱は「個人投資家にとって旨味が薄い株」だと判断することができます。ピーエス三菱に投資効率の高さを求めるのは非常に困難です。

(上記の情報は2014年2月24日に記載しました)


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