パラカ (4809)

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・上場市場 東証1部
・会社名  パラカ株式会社
(ぱらか 英称:Paraca Inc.
・証券コード 4809
・業種     不動産業
・決算    9月
・設立年  1997年8月
・上場年  2004年12月


管理人評価C

【会社紹介】

パラカは時間制駐車場の運営を行なっている会社です。

「日本の駐車場不足を解消したい」という思いを抱いているパラカは、駐車場運営を通じて日本の車社会の発展に貢献しています。パラカは中長期的視点で経営を行なうことを重視しており、「安定して継続的に利益が確保できる駐車場を提供する」という考えを元に事業拡大を狙っています。


パラカの最大の特徴は駐車場経営に特化していることでしょう。ライバル企業であるパーク24 (4666)はモビリティ事業も手がけていますが、パラカは経営資源の全てを駐車場ビジネスにつぎ込んでいます。

立地や物件調査を徹底して行ない、最適な料金を設定してお客様が満足する駐車場を提供するために力を注いでいるのです。

また、現場管理の効率化やコスト管理も強く意識しており、現在保有している駐車場の能力を最大限に発揮する取り組みを行なっています。

駐車場ビジネスへの深い理解や専門知識を要するパラカは「不動産」と「ファイナンス」という要素を加え、他社との差別化を図っています。「解約のない駐車場」を創り出すことによって継続的な利益を得ることを重視しているのです。

また、駐車場業界の動向を敏感にキャッチして迅速な対応を行ない、環境の変化に柔軟に対応するスタイルを身につけているのが長所です。

【駐車場運営のノウハウに長けているパラカ】

パラカは土地を貸したい方を募集しており、更なる利益増を狙っています。街の活性化に役立つと自負しているパラカのコインパーキング事業は、どんな土地でもコインパーキングを運営できることを強みとして挙げています。

パラカは土地の保有者に対して2つの利益支払いを選択できる機会を設けています。

1つ目は売上を元に賃料を支払う「還元方式」。もう1つは安定した利益を得たい方に向いている「固定方式」です。この2つの支払い条件をオーナーが選択できるので、土地所有者は自分のスタイルに合った利益を得ることが可能です。

事故や駐車場のトラブルに関してもパラカが全ての責任を負うため、土地所有者は安心してパラカに土地を貸し出すことができます。

遊休地を有効利用するためにパラカに土地を貸し出す人は多く、新たな収入源を得る方法としてパラカのビジネスは注目されているのです。

メンテナンスや清掃、トラブル処理は24時間体制を貫いており、質の高い駐車場を運営する努力を怠らないのが長所です。

【パラカの財務分析】

パラカは黒字経営を維持している会社です。

2010年から2012年にかけて黒字という結果を残しており、手堅いビジネスに取り組んでいる成果が出ていると言えます。2012年通期決算の純利益額は7億300万円で、売上高は79億3400万円でした。どちらも前年度より数字が伸びており、会社の将来性を推し量る上で重要なデータになります。

駐車場の稼働率が向上し、営業を強化することによって営業利益を更に高めることができたのです。青森や姫路といった小型地方都市への進出に力を入れており、更なる利益増が期待できます。

自己資本比率は35.9%。有利子負債が98億7800万円もあるのは少し問題です。莫大な有利子負債が存在しているので、良好な財務状態であると評価することはできません。

有利子負債を更に削減すれば安定株としての価値が増すのです。今後は財務面の改善が強く求められます。

【パラカ株に向いている投資スタイル】

パラカは安定経営を実現している会社なので、長期保有を通じてインカムゲインを受け取り続ける戦略を採用するのがお勧めです。有利子負債の多さがネックになりますが、黒字経営を維持しているのを高く評価している方はパラカ株を長期保有するのが良いでしょう。

財務健全株として評価することができないのが難点です。現在の予想配当利回りは1.34%なので高配当株戦略には向いていません。長期保有しても大した旨味が感じられないのはかなりの痛手です。

投資資金が豊富にある方はパラカ株を買っても良いと思うのですが、限られた投資資金を利用して最大限の効果を期待したい方は別の株に投資した方が良いのです。現在の予想PERは9.1倍で予想PBRは1.04倍なので割安株投資に向いています。

パラカのビジネスモデルに賛同できる方は成長株投資を実行しても良いでしょう。

駐車場ビジネスに専念して駐車場業界ナンバーワンの地位を獲得することができるのか? パラカの将来に期待が持てる方は成長目的で株を長期保有するべきです。

(上記の情報は2013年12月1日に記載しました)


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