PLANT (7646)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社PLANT
(ぷらんと 英称:PLANT Co., Ltd.)
・証券コード 7646
・業種     小売業
・決算    9月20日
・設立年  1982年1月
・上場年  2000年6月


管理人評価C

【会社紹介】

PLANTはホームセンターやスーパーセンターを運営している会社です。


PLANTの強みはスーパーセンターです。スーパーセンターとは衣食住の商品を全て取り扱っている総合スーパーのことを言い、全ての商品を1ヶ所のレジで精算するという特徴があるのです。

スーパーセンターは人口の多い地域に置くのが普通だと考えられていましたが、PLANTは逆の戦略を築いています。

「ルーラル」と呼ばれている人口の少ない地域にスーパーセンターを出店して地域を活性化する戦略を取っています。似たような戦略を取っている会社はコスモス薬品で、こちらは小商圏にメガドラッグストアを出店する戦略を行なって成功しているのです。

PLANTは2つの層を意識して経営に取り組んでいます。

1つは日常品を低価格で買いたい層です。こちらはPLANTのコスト削減効果もあり、日用品を安く買える環境を整えているのでユーザーニーズを見事に取り入れていると評価することができます。

もう1つは嗜好品を重視する層です。

こちらの層は安価価格よりも商品の質にこだわっているお客様のことを指しており、高クオリティ商品の購入に重点を置いています。

PLANTはスーパーセンターの「品揃えが豊富」という特徴を活かして手頃な商品を揃えつつ、嗜好重視層を満足させる高クオリティ商品も取り揃えているのがポイントです。

低価格商品を安定提供するために「ローコストオペレーション」を実現しているのが強みです。売場に商品在庫を全て陳列しており、在庫を商品として取り扱っているので商品管理コストを軽減することができます。

また、広告宣伝費を物凄く低くして、その分商品を安価で販売する戦略を取っているのです。

宣伝費を多くかけるとその分店の認知度が広まってお客様を多く呼び寄せることができますが、広告費は支出になります。この支出を利益に変えたければ他の何かを犠牲にするしかないのです。商品の価格を上げたり、人件費を削減したりと、利益が出る体質を築き上げなければいけません。

しかし、PLANTはあえて広告宣伝費に力を入れないことにより、他社を戦慄させる安さの商品を提供することができるのです。これはPLANTがお客様のことを真摯に考えている戦略と評価することができます。

【PLANTの素晴らしい経営戦略の数々】

PLANTはルーラルにスーパーセンターを出店しているのも独特ですが、その他の経営努力も目をみはるものがあるのです。

例えば商品の安価提供。商品を安く販売して利益を出したければ、必ず工夫をしなければいけません。そこで取り組んでいるのが「絶対に売れる商品を安価提供し、お買い上げ商品を増やす」という作戦です。

PLANTは経営に必要な粗利額が確保できれば問題ないと考えており、激安商品を販売してお客様のお買い上げ品数を増やす戦略を取っています。この戦略は大黒天物産も採用しており、低価格商品を武器にして他の商品も購入してもらう作戦を実施しているのです。

他にもお子様向けのキッズルームを併設し、母親が安心して買い物できる環境も整えています。

高齢者サロンも作っており、多機能型スーパーセンターとして地域の顔になる結果を残しているのがPLANTです。

【PLANTの財務分析】

PLANTは年々売上高を落としているのが気になります。

2009年から2013年にかけて黒字経営を続けているPLANTですが、2013年通期決算の売上高は795億1600万円で前年度と比較して売上高が低下しています。営業利益は27億5600万円、経常利益は27億4100万円に減少していますが、純利益は19億900万円まで拡大しているのです。

2011年通期決算の1株益は6.9円だったのですが、翌年は236.2円、2013年は239.3円の1株益となっています。1株益だけで見れば優秀だと捉えることができますが、営業利益や経常利益が低下しているので成長株と断定することはできません。

消費税の増税影響によるダメージをモロに受けているのが痛いです。客足が減少しており、今後も増税が続いたときに客離れをどう改善するかが重要になります。また、仕入れ価格も向上して営業利益は減益する見込みです。光熱費負担向上も大きいです。

財務面は微妙です。

自己資本比率は31.4%。有利子負債は112億8200万円で、113億1200万円の自己資本と比較するとかなり有利子負債が多いと判断することができます。

【PLANT株に向いている投資スタイル】

PLANTは割安株投資に向いています。成長株と言い切れない弱点がありますが、現在の予想PERは5倍で実績PBRは0.66倍とかなり低いです。ここまで低いと市場がPLANT株を全く評価していないことになりますが、割安株を狙っている方は魅力的に映るデータになります。

財務面や成長性という問題を抱えているPLANTですが、割安性を評価して株を買うか悩みどころです。

私がPLANT株で儲けるのを狙うのであれば、利益が出るまで長期投資に徹します。

現在の配当利回りは3.51%なので長期保有してインカムゲインを期待することもできます。更に言えば割安株なので今後株価が向上するまで待ち、最終的に売却益と配当金の両方を狙う戦略を取って利益を出します。

外部要因が原因で業績を落としている部分が大きいので、逆に言えばその原因が解消されたら業績は回復する可能性が高いです。そう考えるとPLANTはなかなか悪くない株として分析することができます。

(上記の情報は2013年12月19日に記載しました)


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