ポプラ (7601)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社ポプラ
(ぽふら 英称:POPLAR. CO., LTD.)
・証券コード 7601
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  1976年4月
・上場年  1999年2月


管理人評価E

【会社紹介】

ポプラはコンビニエンスストアチェーンの「ポプラ」を運営している会社です。


ローソンやセブン-イレブンと比較して全国的な知名度に劣るという欠点がありますが、中国地方の認知度はなかなかです。創業以来から掲げている「お客様第一主義」という社是を守っており、地域密着型の経営を行っているのが特徴です。

どこのコンビニも地域密着型経営を行なうのは基本なので、この辺りは特に差別化されていないことが分かります。

ポプラの長所はフランチャイズ契約した加盟店のロイヤリティが低いことです。大手コンビニチェーンと比較してロイヤリティを低めに設定しており、売上3%のロイヤリティ制度を確立しています。最低保証金制度はありませんが、フランチャイズ中途契約に対する違約金が発生しないのもメリットです。

製販一貫体制を貫いており、お米や惣菜を自社製造して加盟店に卸すというシステムを取っています。このシステムのお陰でロイヤリティを低めに設定することができたのです。

コンビニ業界は熾烈を極めますが、ポプラは生き残り続けるために基本を厳守する姿勢を貫いています。接客サービスを向上させて顧客満足度を高め、魅力溢れる自社商品を開発して独自性を高めていく方針です。

ポプラは弁当販売で独自性を発揮しています。

通常、他のコンビニチェーンの弁当はご飯とおかずが入っているのが普通ですが、ポプラのHOT弁当はご飯が入っていないのです。その代わり、弁当を購入したときに店内で炊いたお米を詰めるという面白いシステムを採用しています。

こうすることによってお米をより美味しく食べることができるのです。

【コンビニ業界は厳しい、ポプラはこの先どうなるのか?】

コンビニ業界は大手チェーン店が活躍していますが、パイを奪い合う状況が続いています。知名度に勝る同業他社に対抗するのはかなり厳しいという見方もできます。

セブン-イレブンやローソン、アニメ・キャラクターなどのタイアップ企画を積極的に行なっているファミリーマートなど、数多くの強豪たちに勝たなければポプラの未来はありません。コンビニ業界で成長し続けるのは難しいと言われており、魅力的な市場に見えないのが欠点になります。

他チェーンに対抗したければ知名度を向上し、独自性に長けたコンビニを運営する必要があります。ヒットする自社商品を開発してサービスの質を向上させるのも得策ですが、他のコンビニチェーン店も経営努力は怠っていません。

大手コンビニチェーン店と比較して知名度に劣るというのがポプラの最大の弱点になります。

この弱点を補う場合、私なら「人気アニメやドラマなどのキャラクターを利用したタイアップ企画」を推し進めます。自社店舗の知名度が劣るのであれば他の知名度を頼れば良いのです!

例えばファミリーマートは若者を虜にするタイアップ企画を上手に行っています。時代の流行りを見逃さず、今まで初音ミクや流行ゲームの艦隊これくしょんと手を組んでキャラクター商品を販売しています。

結果的にそれが差別化に繋がります。その店舗でしか販売されないキャラクターの限定商品は購買客を増やすのに重要となります。

コンビニは若い方も多く利用するので、流行っているゲームやアニメに目をつけて迅速に行動するのはとても大切になります。他業種との結びつきを深めてシナジー効果を狙った戦略を取ると、自社店舗の知名度が向上するのです。

すでにポプラもタイアップ企画に手を出していますが、「話題性が強いタイアップ企画」に特化する戦略は有効です。普通のタイアップ企画ではなく、多くの人の注目を集めるタイアップ企画を続けていけば知名度を伸ばすことができます。

それも顧客層を設定し、ネットを通じて口コミが広がるジャンルを選べば効果は高いでしょう。

【ポプラの財務分析】

ポプラは2009年通期決算に29億900万円の赤字を出してしまいましたが、翌年は1億1600万円の純利益を得ることができました。しかし、その後は赤字経営が続いて臥薪嘗胆の時期を過ごしていましたが、2013年通期決算で500万円の純利益を上げて黒字回復したのです。

2013年通期決算の営業利益は2億1100万円で、経常利益は2億4900万円になります。どちらの利益も前年度より下がっていますが、1株益は0.6円まで回復しています。

来期は赤字になることが予測されます。

不採算店を積極的に閉鎖して経営状態を回復させる戦略を取っています。また、楽天ポイントを2014年末までに全店舗に導入して買い物の利便性を図る予定です。

財務面は普通で、自己資本比率は29.9%です。有利子負債はゼロなのが持ち味ですが、赤字という状況を挽回しないと資産株として評価することはできません。自己資本比率を高めるのも重要ですが、過当競争に勝つための戦略を練らなければいけないのです。

【ポプラ株に向いている投資スタイル】

現在のポプラ株は非常に厳しいです。コンビニ業界で躍進するのは難しく、赤字経営を脱却しないと成長株投資を実行することもできません。そもそも成長が期待できる市場ではないため、成長株投資を行なうこと自体が不向きだと私は考えています。

安定株や資産株として保有するのもお勧めできません。

安定株は「安定した黒字を出している」のが条件になり、資産株は「財務状態が良く、安定利益を出している会社の株」が向いているのです。残念ながら現在のポプラ株は上記の条件を満たしていません。

唯一評価できるのは総合利回りです。現在の配当利回りは0.94%で、株主優待の利回りも合わせると4.64%になります。利回りだけ見るとなかなか美味しい株になりますが、だからといって安易に投資を決断するのはお勧めできません。

会社のビジネスモデルに共感できる方は株を買っても良いでしょう。利益重視の方は他の株を探すことをお勧めいたします。

【ポプラの株主優待】

2月か8月の権利確定日にポプラ株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。(年2回)

・100株以上保有で500円分の買物優待券2枚(1000円相当)

・500株以上保有で500円分の買物優待券3枚(1500円相当)

・1000株以上保有で500円分の買物優待券4枚(2000円相当)

1000円以上の優待券と引き換えに同等額のお菓子・珍味詰め合わせと交換することができます。

(上記の情報は2013年12月17日に記載しました)


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