カルビー (2229)

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・上場市場 東証1部
・会社名  カルビー株式会社
(かるびー 英称:Calbee, Inc.)
・証券コード 2229
・業種     食料品
・決算    3
・設立年  1949年4月

・上場年  2011年3月

管理人評価B

【会社紹介】

カルビーはスナック菓子を販売している会社です。


「継続的成長と高利益体質の実現」を目標に掲げているカルビーは有限実行を成し遂げる会社として評価することができます。カルビーは2009年から2013年にかけて増収・増益を維持しており誰もが羨む優良企業として光り輝いているのです。

カルビーの拡大を支えているのは6つの成長戦略です。

・海外事業の拡大

・新製品開発

・国内マーケットシェア拡大

・新規事業開発

・ペプシコとの連携強化

・ライセンス契約と事業買収

以上の6つの目標を定めて経営活動を行なっているのです。海外事業では台湾や中国で自社製品を販売し始めており、海外売上比率は30%を目標にしています。現在の海外売上比率は5%なのでだいぶ高い目標になりますが、カルビーなら海外シェアの獲得は成功すると思います。

カルビーだけではなく、江崎グリコ (2206)も海外進出に意欲を入れていますが両社に共通しているのは「魅力的な自社商品が存在している」という点です。

カルビーはかっぱえびせん、江崎グリコは栄養菓子の「グリコ」といった形で外国でも通用する美味しいお菓子を揃えているのが大きいです。

海外進出の成否をわけるのは自社製品の質になるため、オリジナリティの高い自社商品を販売している両社は海外事業が成功する可能性が高いです。

新製品の開発に関しては、「魅力的な新商品を開発し続けて持続的成長を成し遂げる」という意図があります。優れた自社商品を多数保有しているカルビーは安定決算が期待できる優良株ですが、発展を望むのであればロングセラー商品を今以上に多く開発しなければいけません。

カルビーの自社商品開発の歴史を調べてみたのですが、定期的にロングセラー商品を開発しているのが分かります。

1964年はかっぱえびせんの開発に成功、1972年にサッポロポテトを開発し、1975年にポテトチップスのうすしお味を開発するなど、カルビーは一発屋ではなく「魅力溢れる商品を開発し続ける能力に長けている」と評価することができます。

【海外進出は成功するのか?】

カルビーが持続的発展を成し遂げるために注目したいのが「海外事業は本当に成功するのか?」という点です。

これは主観的な意見になりますが、カルビーは海外進出を成功させる条件が揃っています。

海外の人々にも受け入れられるお菓子は「クセの少ないお菓子」です。ポテトチップスやじゃがりこ、かっぱえびせんなどは味のクセが少なく多くの人が受け入れる優良商品として活躍しています。

カルビーがクセのあるお菓子を販売している会社だったら海外事業も失敗する可能性が高いのですが、「じゃがいも」をメインに商品開発を手がけているカルビーは「多くの人々が受け入れる味」の開発に成功しているのです。


【カルビーの財務分析】

カルビーは売上高や営業利益を拡大し続けている優秀企業です。

2013年通期決算の売上高は1794億1100万円、営業利益は157億9000万円、経常利益は171億2700万円で売上高・利益額共に前年度より向上しています。

純利益も順調に発展しており、94億4000万円までアップしています。1株益も72.2円まで上昇しており「持続的成長を成し遂げている会社」として分析することが可能です。

来期も利益額が増額する見込みです。

じゃがりこやポテトチップスの売上が良く、生産能力が拡大したお陰で原材料高を軽く乗り越えることができました。今後はじゃがいもだけに頼るのではなく、他の野菜を利用した新商品を開発してリスク分散を行なう予定です。

財務面もかなり優秀です。

自己資本比率は71.5%。有利子負債額はゼロで、健全な財務状態を維持しているのです。

【カルビー株に向いている投資スタイル】

カルビーは様々な戦略に対応できる万能株です。

決算状況や新商品開発の歴史を見れば分かるのですが、文句を言う余地がないくらい優秀な結果を残していることに気づきます。

財務面も秀でているので資産株として保有する選択もアリです。

持続的発展が期待できるため、成長株投資を実行して売却益を狙う戦略を練っても良いです。数字を分析するとカルビー株は弱点がほとんどないことに気づきます。

しかし、現在のカルビー株には重大な欠点が存在しているのです。

まず目につくのは株価が割高なところです。現在の予想PERは27.41倍、実績PBRは3.46倍でPBR値が高すぎます。カルビーのような知名度に長けた優良企業は株の人気も高いため、ここまでPBR値が増加しているのでしょう。

もう1つの弱点は投資効率の悪さです。

株価が割高なカルビー株は将来の成長性に期待して株を長期保有し、売却益を狙うのが適しています。しかし、保有している間の利益は配当金収入に頼るしかないのですが現在の配当利回りは0.75%でとても低いです。

高配当収入を求める人にとって相性が悪いのです。

更にカルビー株は株主優待を実施していないので個人投資家にとって旨味があるとは言えません。

決算や財務状態は非常に優秀なのですが、投資効率を求めるとカルビー株は本当に優秀株なのか疑問符がつきます。売却益を狙うのであれば割安な成長株を購入するのが良いですし、配当金や株主優待の収入を狙いたい方はカルビー株に向いていないのです。

以上のデメリットを理解した上でカルビー株に投資するか否かを検討することをお勧めいたします。

(上記の情報は2014年2月16日に記載しました)


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