ぐるなび (2440)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社ぐるなび
(ぐるなび 英称;GURUNAVI, INC.
・証券コード 2440
・業種     サービス業
・決算    3月
・設立年  1989年10月
・上場年  2005年4月


管理人評価B

【会社紹介】

ぐるなびは飲食店の情報を集めたポータルサイトを運営している会社です。


ぐるなびは会社名とサイト名が同じです。ぐるなびというサイトは利用者が無料で店の情報を検索できます。飲食店の情報を集めているポータルサイトとして有名なのがぐるなびであり、数多くの飲食店の詳細情報がサイト内に記載されています。

加盟店舗数は約6万店となっており、全国各地の飲食店の情報が載っているので利用者にとって利便性の高いサイトに仕上がっています。

ユーザーは無料でぐるなびの情報を利用することができるので、サイト利用に対する金銭的な支出は発生しないのです。ぐるなびは利用者から利益を得ているのではなく、飲食店の広告主から広告料収入を頂いています。

ぐるなびでは1店舗ごとに住所や電話番号が記載されており、店の特色もぐるなび内で紹介されているのです。また、ぐるなび限定の料金プランなども記載されているので、ユーザーにとって利用するメリットが大きいのがぐるなびの注目点です。

自社特有のメリットを築くことによって、飲食店を利用する意識の高いユーザーを集めることができます。そうするとぐるなびに情報を載せた飲食店はぐるなび利用者からのお客様が増えるので、ぐるなびと飲食店はお互いにwinwinの関係を築いていることになるのです。

ユーザーが参加できる口コミシステムも搭載しており、飲食店の情報を調べるのにぐるなびは非常に使い勝手が良いのです。

【ぐるなびのビジネスモデル】

ぐるなびは飲食店の情報を主に取り扱っていますが、私はぐるなびのビジネスモデルが将来性に長けているとは思えません。

ぐるなびの発展は外食産業の発展と無関係ではないのです。外食店舗がぐるなびに情報を掲載し、外食店舗から加盟料や販促支援料を得ているのがぐるなびのビジネスになります。

しかし、外食産業が斜陽化し続けている現在、ぐるなびのビジネスモデルが発展し続けることができるとは思えません。居酒屋業界の市場規模も昔と比べて縮小し続けており、外食産業は過当競争に晒されています。少子高齢化の影響もあり、外食産業市場が今まで以上に伸びるのは考えづらいのです。

縮小する市場の情報をターゲットにしているぐるなびが、果たしてこれから先も発展を遂げることができるでしょうか? 

これから先、ぐるなびが生き残りたければ外食以外の情報も集めたポータルサイトを運営すべきだと私は考えています。縮小している市場の情報だけではなく、これから需要が高くなる業界の情報を取り扱ったビジネスを推し進めればぐるなびの将来性も高まります。

ぐるなびもその辺りの事情はよく理解しているのかもしれません。グルメ情報だけではなく、スキーやスノーボードの総合レジャーサイトである「SURF&SNOW」や電車ののりかえ案内サイトである「えきから時刻表」を運営しているのがその証拠になります。


ぐるなびは海外展開も行っていますが、取り扱っている情報は飲食店に関する情報が中心になっています。

ぐるなびは今後、外食以外の情報の取り扱いに力を入れれば今以上の成長を遂げることができる会社だと分析しています。外食情報に長けているぐるなびは自社の長所として残しておき、他の情報を取り扱うポータルサイトを増やしていくのがぐるなび躍進の道になるのではないでしょうか。

【ぐるなびの財務分析】

ぐるなびは黒字経営を続けていますが、成長企業とは言い切れないのがウィークポイントです。

2013年の通期決算は前年度と比較して売上を伸ばしており、売上額272億6500万円を達成することができました。しかし、前年度の営業利益額が33億1200万円であるのに対し、2013年度は31億1600万円と微妙に営業利益が低下しているのです。

売上高が増加しているのにも関わらず、営業利益が落ち込んでしまうのはポジティブに捉えることはできません。本業の利益率が落ちていることの証明にもなるので、営業利益を伸ばすための策を練らなければいけないのです。

純利益は年々増加しておりますが、経常利益は低下し続けております。2011年の経常利益額は34億600万円。2013年の経常利益は31億5300万円と順調に成長しているとは言い難い決算内容になっています。

1株あたりの利益は向上し続けているので心配はいらないと解釈することも可能ですが、全てにおいて発展を遂げている会社の株が欲しければぐるなびは不向きでしょう。ぐるなびは悪い会社ではありませんが、成長株として意識するには少々力不足です。

財務面は優秀の一言に尽きます。

有利子負債額はゼロで、自己資本は184億7600万円もあります。自己資本比率は77.9%と、かなり高い水準を維持しているので財務面を心配する必要はありません。

【ぐるなび株に向いている投資スタイル】

ぐるなび株は「安定株投資」を実践している人と相性が良いのです。成長株を求めている方は他の株を探すことをお勧めしますが、黒字経営を続けている財務優良株が欲しければぐるなび株が適任です。

ぐるなびは資産株として保有する分には優秀です。現在の予想配当利回りは0.95%と、多額のインカムゲインが期待できないのが難点です。

投資家にとってあまり旨味がある株ではありませんが、ディフェンス株を中心に資産形成を行ないたいと考えている方はぐるなび株がお勧めです。

【ぐるなびの株主優待】

3月の権利確定日にぐるなびの株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・100株以上保有で飲食・宿泊割引券1枚(20%割引)

・500株以上保有で飲食・宿泊割引券2枚(20%割引)

・1000株以上保有で飲食・宿泊割引券4枚(20%割引)

上記の株主優待券はぐるなびが指定している取扱店で利用することが可能です。

また、ぐるなびの株主優待には長期優待制度が存在し、3年以上ぐるなび株を保有していると長期保有による恩恵を受けることができます。

・3年以上株を保有しており100株以上、500株未満の株主は飲食・宿泊割引券2枚。

・3年以上株を保有しており500株以上、1000株未満の株主は飲食・宿泊割引券4枚。

・3年以上株を保有しており1000株以上の株主は飲食・宿泊割引券8枚。

上記の割引券はぐるなびをよく利用している人にとってありがたい株主優待券になります。

(上記の情報は2013年10月10日に記載しました)


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