カカクコム (2371)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社カカクコム
(かかくこむ 英称:Kakaku.com, Inc.
・証券コード 2371
・業種     サービス業
・決算    3月
・設立年  2000年5月
・上場年  2003年10月


管理人評価A

【会社紹介】

カカクコムは槙野光照氏が設立した会社で、現在は「価格.com」「食べログ」という2つのポータルサイトを運営しています。掲載店から広告料収入を得る収益モデルを形成しており、クリック広告収入や月額広告などで利益を得ているのです。


カカクコムが運営する価格.comは電気製品の商品を比較できるサイトで、価格.comを利用しているユーザーはネットで手軽に最安値の電気製品を探し出すことができるのです。他にもペットや自動車も価格.comの取扱商品と指定されており、販売品数の幅を広げているのがポイントです。

また、価格.comは口コミ投稿もできるので「商品の感想を手軽に知れるシステム」が存在するのが魅力です。安い値段で良質の商品を買うのに適しているのが価格.comというサイトです。

食べログはカカクコムが2005年に開設したグルメサイトです。この食べログというサイトでは飲食店の価格や料理の美味しさにまつわる情報が記載されており、ユーザー参加型の評価システムが築かれているサイトです。

レストランに料理を食べに行ったユーザーが食べログで店に評価をつけることができるという点がウケて、現在はユーザー数の月間利用者が3000万人を越えて業界1位の座を死守しています。

【面倒くさいビジネス、それがカカクコムの強み】

私はカカクコムのビジネスモデルを高く評価しています。

カカクコムの創業者である槙野光照氏に注目したいのですが、槙野氏は最初に「¥CORE PRICE¥」というサイトを作りました。(¥CORE PRICE¥は価格.comの名前を変える前のサイトです)

当時、槙野氏は23歳で会社を退職してニートになってしまいましたが、彼のちょっとしたアイディアが会社を東証1部上場まで押し上げたのは有名です。

槙野氏は「パソコンやパーツの価格を簡単にチェックできるサイトがあれば便利ではないか」と思いつき、パーツの値段を自分で調べて手作業入力でサイトを構築していったのです。


最初は自分で情報収集して地道にこつこつとパーツ商品の価格を入力していたのですが、牧野氏の作ったサイトは次第に有名になっていき、「価格.comに登録すれば売上が上がる」と判断したユーザーが自分の店の情報を価格.comに登録するようになりました。

これは現在も価格.comが採用している「ユーザー参加型のビジネスモデル」で、ユーザーが積極的にサイト構築に参加することによってサイトのクオリティや規模を拡大することができているのです。

1つのアイディアでここまで会社を大きくさせた槙野氏の手腕も凄いのですが、カカクコムは元々面倒なビジネスでした。手作業で更新するということからも分かるとおり、「面倒くさいビジネス」からカカクコムはスタートしたのです。

面倒くさいビジネスに注目しよう!

上記の記事でも記載していますが、面倒くさいビジネスは「競合率が低い」ので事業として利益を上げるのに向いているのです。カカクコムは面倒くさいビジネスに参入し、莫大な利益を上げることができた有名な例になります。

【カカクコムの財務分析】

カカクコムは無借金経営を貫いており、自己資本比率は82.3%もあります。

ネットビジネスを行って東証1部上場を成し遂げている会社は財務状態が良好な会社が多いのです。元々ネットビジネスは多額のお金を必要としないため、1度利益が出る体質を築いたら爆発的に成長できるというメリットがあります。

カカクコムもその例に漏れず、確実に成長を続けている躍進企業です。

2013年3月の決算の売上高は232億7600万円です。前年度の売上高は200億8700万円なので、順調に売上を伸ばしているのがデータから分かります。

純利益も年々増加し続けており、2012年3月決算の純利益額は52億6700万円でしたが今年度は70億9000万円まで純利益額を伸ばしています。良好な財務状態と成長し続けている決算内容は高く評価することができます。成長企業の代表的な存在と言えるのがカカクコムです。

【カカクコム株に向いている投資スタイル】

カカクコムの株に向いている投資スタイルは「会社の成長に期待した長期投資」です。

カカクコムは長期投資以外の戦略には向いていません。特に配当金狙いの長期投資はカカクコムの株とミスマッチです。現在の予想配当利回りは0.60%で、配当金を増配していると言ってもこの利回りの低さは高配当投資には向いていません。

また、割安株でもないので「割安株投資」にも向いていないのです。カカクコムのビジネスモデルは決算状況は非常に魅力的ですが、株価が高いのが懸念材料です。

会社として評価するなら文句なしにSランクですが、株として評価するとカカクコムはAになります。もう少し株が割安だったら迷わずにSをつけれたのですが、採用できる戦略の狭さと割高感が漂う現在の状況を加味すると現在のカカクコムの管理人評価はAになります。

(上記の情報は2013年9月27日に記載しました)


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