カナモト (9678)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社カナモト
(かなもと 英称:Kanamoto Co., LTD.)
・証券コード 9678
・業種     サービス業
・決算    10月
・設立年  1964年11月
・上場年  1991年6月


管理人評価B

【会社紹介】

カナモトは建設機械を貸し出している大手企業です。

建設業界の不況が騒がれている中、カナモトのビジネスは成り立たないと意見を述べる方も多いのですが、カナモトは現在の状況を悲観視していません。

建設不況で国内需要が低下している状況だからこそ、カナモトの「建設機械貸し出しビジネス」は光り輝くのです。


建設不況に陥った建設会社はコストを減らすことを目的に経営戦略を立てますが、自前で建設機械を揃えるのは非常にリスクが高いことに気づきます。災害リスクや維持費などもかかり、何よりも建設機械を購入する費用が高いです。

自前で建設機械を購入するよりも、カナモトから建設機械を借りた方が結果的にコスト削減に繋がるのです。

その証拠としてカナモトは右肩上がりで売上や営業利益を高めています。カナモトのビジネスモデルは「建設不況のときほど光る」という特徴があるため、不況に強い会社だと分析することができます。

また、企業規模を活かし、大型プロジェクトにも積極的に進出して更なるシェア拡大を狙っています。中国やグアム、東南アジアにも事業範囲を伸ばせばしてカナモトグループは更に収益力を高めることができるでしょう。

【カナモトの主力ビジネス】

カナモトの主力ビジネスは建機レンタル事業です。

事業者向けに建設機械をレンタルして収益を得るビジネスモデルを確立しているカナモトは、家庭向けのLED照明貸し出しビジネスも行なっています。

イベントレンタル事業にも進出しています。

あらゆるイベントに対応できるイベントツールをレンタルしているのが武器で、宣伝・広報活動に役立つレンタルセットを保有しているのが武器です。元々は鉄鋼関連事業で利益を上げていましたが、現在はレンタルビジネスを通じて多額の利益を得ているのがカナモトという会社です。

個人的にレンタルビジネスはかなり良いビジネスだと思っています。

コスト削減の意識が強い会社が増えた影響により、「自前で揃えるより借りた方が安い」という風潮が広がっているのが大きいです。不況に強いカナモトのビジネスモデルは時代のニーズを捉えていると判断することができますし、2020年の東京オリンピック需要を見込めるのも良いです。

一般人にとって直接関わることは少ないカナモトですが、優れたビジネスモデルを築いている点は高く評価すべきです。

【カナモトの財務分析】

カナモトは売上高や純利益を伸ばし続けているのが魅力です。

2012年通期決算の売上高は861億600万円、営業利益は64億3000万円、経常利益は59億3200万円で全ての利益額が前年度より向上しています。純利益は35億7500万円まで伸びており、1株益も108.9円にアップしました。

2013年通期決算も売上高は1000億円を突破し、今勢いが素晴らしいのがカナモトです。

来期以降も好決算が期待できます。

復興関連需要や放射線除去需要が大きく、建設機械のレンタル数が増加しているのが大きいです。10月に新規株を280万株発行したのですが、この発行分の資金はレンタル用の資産購入に利用する予定です。

会社を成長させるために新規株を発行するのは悪い戦略ではありません。

財務面はあまり良くないです。

自己資本比率は29.6%。有利子負債は417億4500万円で少々多すぎるため、有利子負債を削減して健全な財務状態を維持すれば更に株の価値は高くなります。しかし、カナモトは成長途中の会社なので、財務面の強化よりも成長率を重視した経営戦略を取った方が良いです。

【カナモト株に向いている投資スタイル】

カナモトは成長株投資に向いています。

大手企業であるのにもかかわらず、売上高や利益額を上げ続けているのは称賛に値します。建設不況を効果的に活かしたビジネスを行っているので、不況に強いという特性を持っているのも大きいです。

財務状態はあまり良くないのですが、カナモトは将来大きな売却益を狙う戦略が適しています。現在の予想配当利回りは1.1%でインカムゲイン収入は大して期待できません。

売却益が見込める株として長期保有するのが得策になります。

現在の予想PERは16.21倍。実績PBRは1.79倍で割安性に長けているわけではありません。

やはりカナモトは成長性に期待するしかないのですが、不況に強いので長期投資に向いているのも良いです。

【カナモトの株主優待】

10月の権利確定日にカナモト株を1000株以上保有していると、3000円相当の北海道特産品を受け取ることができます。

参照URL https://www.kanamoto.ne.jp/yutai/index.html

(上記の情報は2014年1月23日に記載しました)


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