カッパ・クリエイトホールディングス (7421)

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・上場市場 東証1部
・会社名  カッパ・クリエイトホールディングス株式会社
(かっぱ・くりえいとほーるでぃんぐす 英称:KAPPA・CREATE HOLDINGS CO., LTD.
・証券コード 7421
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  1983年8月
・上場年  1994年12月


管理人評価D

【会社紹介】

カッパ・クリエイトホールディングスはカッパ・クリエイト株式会社を子会社にしている持株会社です。子会社のカッパ・クリエイト株式会社が「かっぱ寿司」の運営に携わっています。


日本で初めてタッチパネル式の注文方式に切り替え、1皿100円という破格的な価格を設定して躍進を続けたのがかっぱ寿司です。かっぱ寿司はバラエティ豊かな寿司を全皿100円で食べられるという新しいビジネスモデルを開拓したのです。

キャンペーン寿司も展開しており、紅ずわい寿司やあん肝巻きなどはおつまみに最適で人気が高いです。定番のマグロやイカなども用意されており、安い値段でお腹いっぱいお寿司が食べられるのがかっぱ寿司の最大の魅力です。

最近は100円寿司業界に参入する会社も増えており、回転寿司業界はかなり競争が激しくなりました。持ち味だった「全皿100円」という特徴も、他の店舗と同じになってしまったのが痛いところです。

【豊富なメニューがウリのかっぱ寿司】

かっぱ寿司は豊富なメニューを取り揃えており、海老の天巻きや魚の龍田ロールなどの様々なオリジナル寿司を販売しているのが強みです。

その中でも人気なのはサラダ軍艦で、創業以来から変わらない美味しさを貫いているお寿司として多くのご家族に愛されています。変わりネタも数多く提供しており、海老アボカドやハンバーグ寿司などはお子様にも人気があるネタになります。

ハンバーグ寿司といった変わりネタを提供し、商品提供という面で他社と差別化を図っているのが分かります。

メニューが充実しているのはかっぱ寿司の強みになりますが、100円寿司のビジネスモデルはかなり厳しいと分析することができます。競合がとても激しい業界で薄利多売をウリにするのがメインになるため、利益獲得が難しいという面があるのです。

1皿のお寿司の利益額も決して多いものではありません。

多くの人々から愛されている100円寿司ですが、ビジネスモデル自体はかなり厳しいのが率直な感想になります。

【カッパ・クリエイトホールディングスの財務分析】

カッパ・クリエイトホールディングスの決算状態は決して良いものではありません。

2012年まで黒字経営を続けていたのですが、2013年通期決算でまさかの赤字を出してしまいました。22億1600万円の赤字で、業界2位の100円回転寿司チェーン会社が赤字転落したのはかなりの衝撃です。

2013年は売上高を941億4200万円まで伸ばすことができたのですが、営業利益は7億4100万円まで激減しました。来期も厳しい決算内容が予測されます。

平日88円セールという大安売り戦略を実行しており、客数が増えたのがプライポイントです。とにかくお客様を多く確保しないとビジネス自体が成り立たないので、「価格」という面で積極的に勝負を仕掛けているのが現在のカッパ・クリエイトホールディングスです。

財務面は普通です。

自己資本比率は36.1%。257億7500万円の有利子負債が少し問題ですが、財務面はそこまで悲観視する必要はないでしょう。

【カッパ・クリエイトホールディングス株に向いている投資スタイル】

カッパ・クリエイトホールディングスは株主優待目的の投資に向いています。

成長株として期待しない方が良いでしょう。これは私の主観的意見になりますが、薄利多売を常としているビジネスはいずれ利益が出なくなると思っています。なぜなら「安売りしないと客が来ない」という悪循環に陥ることが多く、安売りすると利益がほとんど出ない状態が続いてしまうからです。

ビジネスの理想は付加価値の高い商品を適正価格で販売することだと私は考えていますが、カッパ・クリエイトホールディングスは安売り路線を貫いています。決算状態も良くないので成長株として投資するのはお勧めできません。

カッパ・クリエイトホールディングスの株主優待は非常に優秀なので、個人投資家なら積極的に買いたいのですがビジネスモデルが問題です……。また、株主優待が来年度から改悪されるのもかなりの痛手です。

カッパ・クリエイトホールディングスの安売り戦略に賛同できる方は株を買っても良いでしょう。

【カッパ・クリエイトホールディングスの株主優待】

2月や8月の権利確定日にカッパ・クリエイトホールディングスの株を50株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・50株以上保有で2500円相当の優待券(年に2回)

・500株以上保有で5000円相当の優待券(年に2回)

・1000株以上保有で10000円相当の優待券(年に2回)

2014年度からは以下のように株主優待制度が変更されます。

・100株以上保有で2500円相当の優待券(年に2回)

・1000株以上保有で5000円相当の優待券(年に2回)

・2000株以上保有で10000円相当の優待券(年に2回)

参照URL http://www.kappa-create.co.jp/company/ir_kabushiki.shtml

(上記の情報は2013年12月10日に記載しました)


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