キユーピー (2809)

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・上場市場 東証1部
・会社名  キユーピー株式会社
(きゆーぴー 英称:Kewpie Corporation)
・証券コード 2809
・業種     食料品
・決算    11月
・設立年  1919年11月
・上場年  1970年7月


・予想PER16.86倍、実績PBR1.16倍、予想配当利回り1.61%、予想株主優待利回り0.6%

管理人評価B

【会社紹介】

キユーピーはマヨネーズやドレッシング販売で国内首位を維持している大手企業です。「キューピー」と間違えられることが多いのですが、正しい社名は「キユーピー」です。


「良い商品は良い材料からしか生まれない」という哲学を抱いているキユーピーは、材料の質にこだわって自社商品を生産しているのが強みです。

日本初のマヨネーズを作ったのはキユーピーで、「キユーピーブランド」は既に日本に浸透している状態です。マヨネーズと言えばキユーピーと言うほど、ブランド力に長けているのが長所です。

「挑戦する風土」を培っているキユーピーは国内で持続的成長を遂げ、海外事業に積極進出を果たして会社の総合力を高める予定です。利益を上げるために設備投資を積極的に行ない、生産効率を向上して利益率を伸ばす方針を貫いています。

懸念材料を1つ挙げるとすれば、加工食品事業の低迷です。

他の事業は黒字化を達成しているのですが、加工食品事業は赤字に悩まされています。2015年までに加工食品事業を黒字化させて赤字体質から抜け出すのが重要になります。

人材を育成し、グループ全体の飛躍を目指すキユーピーは将来が楽しみな会社です。「マヨネーズのキユーピー」から、「卵・野菜・アジアのキユーピー」へと進化するために各事業が発展を遂げるのが肝心です。

【自社商品に定評があるキユーピー】

キユーピーで1番注目したいのは「自社商品の質」です。キユーピーが長年黒字経営を維持しているのは自社商品の質が高いからです。数多くのロングセラー商品を保有しているキユーピーは、安定した利益を得られる体制を整えています。

キユーピーマヨネーズは国内で最も有名なマヨネーズとして光り輝いています。


キユーピーマヨネーズは味が素晴らしいだけではなく、1925年の発売以来多くの人々から愛され続けている長い歴史が存在します。「時代が変わっても人々が受け入れる味」を維持しているキユーピーマヨネーズは、この先もロングセラー商品として活躍することができるでしょう。

健康志向のお客様に向けて『キユーピーハーフ』や『キユーピーノンコレステロール』なども販売しており、様々なニーズを満たす商品戦略を手がけているのも良いです。

今後はマヨネーズやドレッシング以外でも強固な自社ブランドを築くことが望まれています。

マヨネーズ、ドレッシングに匹敵する食品を販売すればキユーピーの利益体質は更に改善されるでしょう。多くの人々のニーズを満たす新商品の開発がキユーピー躍進のカギになります。

【キユーピーの財務分析】

キユーピーは2009年から2013年にかけて黒字決算を維持している安定企業です。

2013年通期決算の売上高は5305億4900万円、営業利益は224億200万円、経常利益は237億4900万円で売上高は伸びたのですが、営業利益や経常利益が昨年度より減少しています。純利益は125億6700万円に向上しており悪くない結果を残すことができました。

来期は増益が予測されています。

海外事業は中国を中心に躍進を続けており、マヨネーズも値上げ効果を発揮して好調です。今後は成長が期待できる海外市場のシェアを拡大することが望まれます。

財務面は優秀です。

自己資本比率は55%。有利子負債は220億2300万円で、企業規模と比較すると有利子負債額は相当少ないです。

【キユーピー株に向いている投資スタイル】

キユーピーは株主優待目当ての投資に向いています。

個人投資家の人気が高い株として有名なのがキユーピーです。黒字経営を維持しており、財務状態も優良なキユーピーは資産株として活躍する能力があるのです。

しかし、投資効率という点を加味するとキユーピー株が本当に優秀なのか疑問を抱きます。

株主優待を含めた総合利回りは2.21%です。キユーピー株で儲ける場合、長期保有に徹してインカムゲインを受け取るのが基本戦略になりますが、2.21%の総合利回りは決して高いとは言えません。

売却益を狙う戦略を取っても良いのですが、株価が少し割高なのが気になります。

成長性に関しても持続的成長を成し遂げていないので油断は禁物です。過去の決算を分析すれば分かるのですが、純利益が上下しているので順調に利益を伸ばしているわけではありません。

キユーピーは初心者向きの株になりますが、投資効率を重視する人からすれば少し物足りない株だと感じるのがデメリットです。

主力株ではなく、バックアップ株や株主優待目的の株として長期保有するのは問題はありません。大きな利益を期待するのではなく、こつこつ資金を得ていくイメージを抱いてキユーピー株を長期保有するのが得策になります。

【キユーピーの株主優待】

11月の権利確定日にキユーピー株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・100株以上保有で1000円相当の自社商品詰め合わせ(マヨネーズ・ドレッシングなど)

・1000株以上保有で3000円相当の自社商品詰め合わせ(マヨネーズ・ドレッシングなど)

2015年から3年以上継続株主のみ、株主優待を受け取ることができます。

参照URL http://www.kewpie.co.jp/company/ir/stocks_information05.html

(上記の情報は2014年3月16日に記載しました)


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