キッコーマン (2801)

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・上場市場 東証1部
・会社名  キッコーマン株式会社
(きっこーまん 英称:KIKKOMAN CORPORATION)
・証券コード 2801
・業種     食料品
・決算    3月
・設立年  1917年12月
・上場年  1949年5月


・予想PER30.24倍、実績PBR1.87倍、予想配当利回り0.96%、予想株主優待利回り0.1%

管理人評価C

【会社紹介】

キッコーマンは醤油を販売している調味料食品メーカーです。


「キッコーマンと言えば醤油、醤油と言えばキッコーマン」と言えるほど醤油の取扱量に長けています。醤油最大手企業として活躍しているキッコーマンは、醤油シェアの3割を獲得している日本を代表する有名企業です。

日本人に必須となる醤油を販売して利益を上げているのが持ち味です。

「伝統」と「革新性」を経営風土にしているキッコーマンは、時代の流れに乗る革新性を発揮して長い歴史を築いてきました「食文化の国際交流」をモットーにしており、日本の食文化を世界に広めて利益を得ることを目的にしています。

日本の代表的な調味料は醤油です。

海外で日本食の文化が広まってきた影響もあり、北米やアジアに積極進出して利益額を伸ばしているのが良いです。国際企業として活躍しているキッコーマンは「日本の伝統を武器に、海外市場で勝負を仕掛ける優良企業」だと判断することができます。

「なあにちゃん」という自社キャラクターを作ったキッコーマンは、キャラクター戦略を通じて知名度を上げる予定です。

魅力的なキャラクターを作って売上を高めたのはローソン (2651)のあきこちゃんや、不二家 (2211)のペコちゃんなどが有名です。

魅力的な自社キャラクターを確立させれば会社の知名度が高まるだけではなく、お客様に対して親近感を抱いてもらうことが可能になるので会社のイメージアップが図れます。

今後、キッコーマンが更に知名度を伸ばして売上増を狙いたければ「なあにちゃん」の知名度向上が必須になります。

【目指せ世界制覇! キッコーマンの掲げる世界進出ビジョンとは?】

2013年3月期の所在地別営業利益を調べてみると、キッコーマンは世界市場を通じて多額の利益を上げていることが分かります。全体営業利益の66%が海外事業です

「キッコーマンは醤油を販売している会社だから、国内で利益を上げているんだろうな」とイメージを抱く人も多いのですが、キッコーマンは海外売上比率が高いグローバル企業です。

1974年から2012年にかけて海外における醤油販売量は右肩上がりに向上しています。キッコーマンブランドが高く評価されている証明にもなりますが、年が進むにつれて「海外に日本の食文化が根付いた」という点も大きいでしょう。

米国、中国、オランダ、台湾などで生産拠点を築いているキッコーマンは、海外事業を強化して更なる躍進を図る予定です。

グローバルビジョン2020を達成するために、様々な経営戦略を打ち出しています。


その中で特に注目したいのは「健康関連事業戦略」でしょう。

企業買収を通じて健康食品の売上を拡大する方針を定めているキッコーマンですが、個人的にこの経営方針は良策だと思っています。健康事業は今後ますます高まることが予想されており、少子高齢化に対応したければ健康食品を強化しなければいけません。

また、醤油以外にも「デルモンテブランド」を築いているのも注目点です。デルモンテのトマトジュースは濃厚で味が良く、「トマト」を中心に商品販売戦略を練っているキッコーマンは醤油だけが魅力の会社ではないのです。

【キッコーマンの財務分析】

キッコーマンは2011年から2013年にかけて純利益を伸ばしている優秀企業です。

2013年通期決算の売上高は3002億円、営業利益は198億1700万円、経常利益は187億900万円で売上高や営業利益を前年度よりも伸ばしています。純利益は110億1200万円で素晴らしい結果を残したと評価することができます。

来期も利益額の向上が予測できます。

醤油の販売が好調なのは欧州です。円安による為替影響を受けたことにより、海外事業の売上高が増大しているのが良いニュースです。国内では高給志向のお客様をターゲットにした『生醤油』の販売も絶好調を維持しています。

財務面も良いです。

自己資本比率は57.4%。有利子負債は969億6200万円で優良な財務状態を維持していると分析することができます。

【キッコーマン株に向いている投資スタイル】

誤解を防ぐために先に申し上げさせて頂きたいのですが、キッコーマンは会社として評価するとAランク級の優良企業です。

しかし、株として評価するとCランクです。

PER値とPBR値を見れば分かりますが明らかに株が割高すぎます。

更に言えば株主優待も含めた総合利回りは1.06%なので、インカムゲイン狙いの投資を実行するのが得策だとは思えません。長期投資しても大して利益を得られないため、「美味しい株」だと判断することができないのです。

「株価が多少割高でも、1株益が伸びているんだから良いんじゃない?」という意見もあると思います。確かにその意見は正しいのですが、営業利益や経常利益が順調に成長しているわけではないので油断は禁物です。

2012年通期決算では、純利益は拡大したのですが営業利益や経常利益は減少しました。

成長性に期待する成長株投資が向いていますが、成長性のみを求めるのであれば他の株を探す選択肢もあります。株価が非常に割高なので、「割高という点を無視して成長株投資を実行する価値があるか」と問われれば非常に微妙だと思います。

0.96%の予想配当利回りはかなり物足りないです。配当金狙いの投資家とは相性が悪いです。

【キッコーマンの株主優待】

3月の権利確定日にキッコーマンを1000株以上保有していると2500円相当のグループ自社商品(醤油、調味料、飲料など)を受け取ることができます。

参照URL http://www.kikkoman.co.jp/ir/shareholder/gift.html

(上記の情報は2014年3月15日に記載しました)


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