きんでん (1944)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社きんでん
(きんでん 英称:Kinden Corporation)
・証券コード 1944
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1944年8月
・上場年  1961年10月

・1株価格989円(3/24終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約98万9000円

・予想PER16.59倍、実績PBR0.64倍、予想配当利回り1.62%

管理人評価D

【会社紹介】

きんでんは電力会社から配電工事を受注している会社です。


秩序と統制を重視しているきんでんは個人の人格や人権を尊重し、風通しの良い職場環境を築こうと努力しています。電気設備を構築したり、情報通信設備を設置したりしているきんでんは人々のインフラを支える設備工事を行なうのが得意です。

「きんでんマン」を育成する方針を貫いているきんでんは、全社員の能力を向上して会社の財産である「人材力」を高める戦略を実行しています。

国内で選抜された優秀な人物を海外に派遣したり、海外から研修生を呼び寄せたりして勉学に励むなど、きんでんは自己向上力に長けている会社と評価することが可能です。

マレーシア、モンゴルなどから多数の留学生を受け入れた経験のあるきんでんは、「電気工事技術者リーダー」を育てる力に長けています。きんでんが安定決算を維持しているのは人材育成能力に秀でているからです。

幅広い分野の技術開発も行なっており、工事コストやランニングコストを削減して高利益を出す体質を作り出そうとしているのです。

ランニングコストの低下は地球環境負担の軽減にも繋がります。今後も研究活動を通じてコストを削減していけば、良質な経営体質を維持することが可能になります。

【きんでんは安定力に長けている会社】

きんでんの過去の決算を分析してみたのですが、「安定している」というのが1番印象に残りました。

純利益や売上高も頭打ちになっており、受注工事高も継続的に伸びているわけではありません。持続的成長を遂げている工事事業がないのがポイントになります。

きんでんは良くも悪くも安定している会社です。

発展や成長力に期待を抱く投資家はきんでん株と相性が悪いのですが、安定性を評価すれば良株として活躍してくれます。

工事種別完成工事高構成比を見てみると、一般電気工事が売上高の62%を占めていることに気づきます。電気工事を中心に利益を上げているきんでんは、今後も安定決算を維持することができるでしょう。

【きんでんの財務分析】

きんでんは2011年から2013年にかけて黒字決算を維持しています。

2013年通期決算の売上高は4911億4000万円、営業利益は197億6700万円、経常利益は218億4300万円で順調に売上高を伸ばしています。純利益が97億9100万円に減少したのは残念ですが、特に悪い結果を残したわけではありません。

来期は増益が予測されています。

海外事業も展開しているきんでんは、タイ・ベトナム・インドネシアを中心的に強化して収益力を増やす予定です。

財務面も優秀です。

自己資本比率は69.6%。有利子負債額は184億8300万円で良い財務状態を維持しています。

【きんでん株に向いている投資スタイル】

きんでんは安定株投資が適しています。

過去の決算を分析すると持続的発展を遂げていないことに気づきますが、きんでんは成長力ではなく安定力を評価する株です。健全な財務体質、堅実な黒字決算を維持しているきんでんは頼りになる資産株として活躍して貰いましょう。

投資効率を求めるのは微妙だと思います。

会社自体はとても優秀なのですが、1.62%の配当利回りは少し物足りないです。

きんでん株は長期投資を通じて配当金を受け取り続ける戦略が適していますが、高配当が期待できないので「効率良くインカムゲインを受け取りたい」と考えている方と相性が悪いのです。

長期投資する価値がある株ですが投資効率を追求するのであれば、きんでん株は見送り対象になります。

(上記の情報は2014年3月24日に記載しました)


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