キリン堂 (2660)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社キリン堂
(きりんどう 英称:Kirindo Co., Ltd.
・証券コード 2660
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  1958年3月
・上場年  2000年9月


管理人評価C

【会社紹介】

キリン堂はドラッグストアを運営している会社です。


関西地区のドラッグストア経営に長けているキリン堂は大阪を中心に多額の利益を得ています。全国展開を成し遂げているキリン堂ですが、やはり強いのは関西地方です。地域密着型経営を心がけているキリン堂は、地域のお客様が便利だと感じる店作りを実践しています。

例えばキリン堂の運営しているドラッグストアは売り場面積が物凄く広いです。売り場面積が150坪から300坪の広さを誇るドラッグストアを新規出店し、車で来店するお客様に対して十分な駐車スペースを確保しています。

店舗が広いのでドラッグストア内も窮屈感を覚えることはほとんどありません。

様々な商品が揃っているので地域住民にとってありがたいと思える店舗経営を意識しているのです。日用品や医薬品まで、幅広い品揃えを維持しているのがキリン堂の武器です。

また、キリン堂はドミナント戦略を採用しており、地域の顔になることを実現している企業です。特定の地域に集中的に店舗を構えて地域住民に親しまれるドラッグストアを目指しています。

【プライベートブランドに強いキリン堂】

キリン堂は自社技術を活用してPB(プライベート)商品を開発しており、他店舗との差別化に成功しています。

普通のドラッグストア経営だと商品の差別化を図るのが難しいのですが、キリン堂は自社開発商品を通じて商品のバラエティを広げています。

自社商品も幅広く取り扱っており、特に人気なのが「タンGグリーン」です。タンGグリーンは大麦若葉のエキスを粉末にした商品で、野菜不足の方に好評を得ているベストセラー商品です。

ベストセラー商品を1つ保有しているとその商品だけで長年利益を得続けることができるので、タンGグリーンはキリン堂にとって価値が高い自社商品として取り扱われています。

自社商品をロングセラー商品に発展させるのはとても大変ですが、キリン堂はすでに自社商品のロングセラー化を達成しているのです。その他にも真潤シリーズやケーセレクトシリーズがキリン堂の売上増加に貢献しています。

キリン堂運営のドラッグストアが多くの人々に愛されるのも、魅力溢れる自社商品を提供しているからです。店舗出店戦略と自社商品の差別化が上手く溶け込み、優良企業へと成長を成し遂げたキリン堂は投資家からの期待も高いのです。

【キリン堂の財務分析】

キリン堂は順調に利益額を伸ばし続けている会社です。

2013年通期決算の売上高は1017億6100万円で、前年度と比較して売上を落としてしまったのですが純利益は増加しています。8億8200万円の純利益を得ることに成功し、昨年の純利益額1億8400万円を大幅に上回ることができました。

他にも経常利益や営業利益は増加し続けています。キリン堂はポイント販促キャンペーンなどを行っていたのですが、それが上手くいって顧客単価の向上に成功しました。

たくさん物を買うとその分ポイントが貯まるシステムになっているため、主婦の方を中心に非常に評判が良かったのです。

財務面は高く評価できません。

自己資本比率は26%で普通と言ったところでしょうか。

118億8100万円もある有利子負債が問題で、有利子負債額を削減すれば企業としての価値が向上すると考えられます。順調に新規出店を行っているので多少の借金は仕方がないのですが、有利子負債の多さが気になる方は株を購入するのを見送った方が良いでしょう。

キリン堂の有利子負債は成長企業にとって重要となる「成長するための借金」です。経営状態が悪くて借金が増えているわけではないので、そこは注意する必要があります。

【キリン堂株に向いている投資スタイル】

キリン堂の株は成長株投資に向いています。純利益の増加を高く評価している方はキリン堂の株を買っても良いでしょう。

また、キリン堂は安定配当の実現を目的としているので安定配当株を求めている方とも相性が良いのです。2011年から2013年にかけて1株あたり20円の配当金を支払っており、今後も安定配当を続けることが予測されます。

財務健全株とは言えないのですが、成長力に長けた株が欲しければキリン堂株は投資を検討する価値はあるのです。長期投資に徹して安定配当を受け取りつつ、将来大きな売却益を狙うのがキリン堂株で儲けるお勧めの投資スタイルです。

(上記の情報は2013年11月12日に記載しました)


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