ケーズホールディングス (8282)

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・上場市場 東証1部
・会社名 株式会社ケーズホールディングス
(けーずほーるでぃんぐす 英称:K’s Holdings Corporation)
・証券コード 8282
・業種     小売業
・決算    3月
・設立年  1973年9月
・上場年  1988年4月


管理人評価B

【会社紹介】

ケーズホールディングスは家電量販店をチェーン展開している会社です。


ケーズホールディングスの経営方針は非常に独特で、「がんばらない経営」を実現しています。誤解を招く言い方ですが、がんばらないというのは「サボる、怠ける」という意味ではありません。

出来もしないことを目標に掲げて無駄に努力することを避けるのが、がんばらない経営になります。

がんばらない経営で1番注目したいのは「基本的なことを着実にやる」という点です。会社の継続成長を重視しているケーズホールディングスは、がんばらない経営を通じて持続発展を図ります。

個人的な意見を述べれば、がんばらない経営はかなり好感度が高いです。

上場企業は難しい売上目標を立てたり無謀な拡大戦略を提示したりして株価の上昇を図ることが多いのですが、ケーズホールディングスは「できることを着実にやる」という方針を重視しています。

会社は利益を出して存続し続けることが目的になるので、ケーズホールディングスのがんばらない経営は好意的に受け止めています。

「新製品が安いケーズデンキ」という愛称で親しまれており、顧客の為を考えて経営を続けているのがポイントです。

アフターサービス満足度ランキング家電量販店部門で4年連続1位を獲得しているケーズホールディングスは、顧客満足度の高い会社として評価することができます。

【ケーズホールディングスの経営戦略について】

がんばらない経営に関しては賛否両論が巻き起こっていますが、私はケーズホールディングスの経営方針に賛同しています。

がんばらない経営というのは非常に誤解されやすいのが難点ですが、無理な経営目標を立てて自滅するくらいなら堅実に成長する道を選択するのが得策ではないでしょうか? 

拡大路線を歩み続けて衰退の道を辿った大手小売会社は存在しているのです。ケーズホールディングスのように「堅実にできることをやる」というプランを立てている会社は今後も生き残る可能性が高いです。なぜなら無理をしないからです。

120%の力を出して走り抜けるのも良いのですが、全力疾走は持続力に欠けます。それなら最初から無理をしないで「達成可能な範囲で成長する」ことを意識するのは大賛成です。

店舗展開基本方針も注目してください。

ケーズホールディングスは好況と不況で店舗出店方針を変えており、「不況時に店舗を出店し、好況時に店舗出店を控える」という特徴があります。普通に考えると好況時に業務拡大するのが良いように思えますが、逆です。

不況の次は必ず好況が訪れ、好況の次は不況が訪れるのです。

不況時に新規店舗を出すのは「次に訪れる好況時の需要を捉える」ために有効となる戦略で、逆に好況時に店舗新設を控えると既存店の売上を伸ばして不況に備えることができます。

長く経営を続けたければ好況と不況のメカニズムを理解しなければいけません。ケーズホールディングスの出店方針は会社が存続するのに一役買っているのです。

また、ケーズデンキでは携帯電話、家電、パソコンという風に取扱い商品を絞って同業他社との差別化を成し遂げています。他の会社が多角化商品販売戦略を採用している中、あえて商品数を絞ってサービス力を強化しているのは好意的に受け入れられます。

ケーズホールディングスの財務分析】

ケーズホールディングスは2009年から2013年にかけて黒字経営を維持しています。家電量販店ビジネスの凋落が激しい中、黒字経営を継続しているのは素晴らしいです。

2013年通期決算の売上高は6374億9700万円で、前年度の売上高は7260億1500万円です。

2013年度は利益額も前年度より低下して営業利益は164億9800万円、経常利益は233億9600万円、純利益は132億6500万円となっています。1株益が249.6円まで下がっているのは痛いのですが、黒字経営を達成している事実をどう評価するかが問題です。

来期は営業利益が増大する見込みです。

冷蔵庫や洗濯機の売上が良く、猛暑需要もあってエアコンの販売も上手くいったのです。年間で40から50店舗新規出店する計画を立てており、千葉、神奈川、埼玉などで新規顧客を開拓する意欲を見せています。

財務面はなかなかです。

自己資本比率は47.5%。有利子負債は823億6800万円で、有利子負債が多すぎるわけではありません。まだまだ財務面の改善余地はありますが、長期保有するのに適した財務状態を維持しているのは確かです。

【ケーズホールディングス株に向いている投資スタイル】

ケーズホールディングスは長期投資に向いています。長い期間株を保有し続けて安定したインカムゲインを得る戦略が適しているのです。

がんばらない経営を実践しているケーズホールディングスは、これからも生き残り続ける会社だと私は分析しました。家電量販店ビジネスという斜陽化が進む業界に属しているのが気になりますが、黒字を達成しているので利益を出す体質はまだ維持できるでしょう。

現在の予想配当利回りは1.89%で微妙です。高配当は期待できませんが、株主優待を受け取ることができるので資産株として活躍を期待することもできます。

【ケーズホールディングスの株主優待】

3月の権利確定日にケーズホールディングス株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・100株以上保有で1000円分の優待券1枚(1000円相当)

・500株以上保有で1000円分の優待券3枚(3000円相当)

・1000株以上保有で1000円分の優待券5枚(5000円相当)

・3000株以上保有で1000円分の優待券10枚(10000円相当)

・6000株以上保有で1000円分の優待券20枚(20000円相当)

・10000株以上保有で1000円分の優待券30枚(30000円相当)

(上記の情報は2014年1月7日に記載しました)


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