栗田工業 (6370)

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・上場市場 東証1部
・会社名  栗田工業株式会社
(くりたこうぎょう 英称:Kurita Water Industries Ltd)
・証券コード 6370
・業種     機械
・決算    3月
・設立年 1949年7月
・上場年 1961年10月

・1株価格2495円(7/24終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約24万9500円

・予想PER25.93倍、実績PBR1.37倍、予想配当利回り1.84%

管理人評価B

【会社紹介】

栗田工業は水処理装置や水処理薬品の製造を行なっている会社です。


60年以上にわたって水と環境のリーティングカンパニーとして活躍してきた栗田工業は、「お客様の議題を解決する経営スタイル」を貫いて利益を上げてきた実績があります。

水を極めることを目標に掲げており、水の新しい機能や新しい価値を生み出すことを目標に掲げて企業経営を続けています。

水処理装置事業では、「求められる品質の水を最適なシステムで提供すること」を意識して事業活動に取り組んでいます。超純水や純粋水などの安定普及に努めている栗田工業は、「超純水を直接売るビジネスモデル」を築いています。

ただ水を売るだけではなく、超純水を製造するための機械も販売しており、「半導体業界」に貢献しているのが誇りです。

半導体を製造するときは超純水が必須となるため、半導体業界の発展が栗田工業の業績を高めると判断した方が良いのです。

 

水処理施設の維持・管理業務も行なっている栗田工業ですが、海外事業にも経営資源を注いでいます。

アジアやアメリカ、ヨーロッパなどで関係会社を設置している栗田工業は水処理装置の販売やメンテナンス業務を通じてフロー型収入とストック型収入の両方を確保しています。

既にグローバル企業として活躍している栗田工業ですが、今後もお客様の信頼を得続けるために「安全性を追求し、生産性を向上させる」と明言しています。地球環境負担もしっかり考えており、地球に優しい顧客重視企業として名を馳せているのが栗田工業です。

 

【飛躍的な成長を目指す栗田工業! しかし、現実は厳しい】

栗田工業は飛躍的な成長を目指している会社ですが、現実は非情です。

国際競争で勝ち抜く力を身につけ、利益面で大きな躍進を図ろうとしている栗田工業ですが2010年から2014年にかけて利益額が減り続けています。

収益力が低下している状況を良いとは思っておらず、現在の栗田工業は収益力を高める戦略を実施しています。

そもそも栗田工業の純利益が減り続けているのは「競争が激化して価格競争に晒されており、市場環境が悪化しているから」です。

要するに将来有望な市場に参入していないから、栗田工業は利益を落とし続けているのです。

現状を打破するために「成長する市場を見極め、付加価値が高い商品を開発して価格競争から脱しよう」と努力しているのが良いです。安易に価格競争路線に乗るのではなく、高付加価値商品を販売して利益額を向上させる戦略は上策です。

高付加価値商品を提供するために「クリタ開発センター」を活用して技術研究に励んでいます。

水と環境に関する最新鋭の研究所を保有している栗田工業は、研究開発を通じて優れた商品を開発しようと懸命に努力しているのです。

今後、栗田工業の再躍進の鍵を握るのは「高付加価値商品の販売戦略を成功させること」でしょう。自社の技術力を活かして新製品を開発し、厳しい経営状況を乗り越える商品力を身につけるのが重要になります。

 

【栗田工業の財務分析】

栗田工業は2010年から2014年にかけて黒字経営を維持しています。

2014年通期決算の売上高は1781億3700万円、営業利益は148億8600万円、経常利益は160億7200万円で売上高や営業利益が落ち込んでいるのが気になります。純利益も93億5200万円に低下しており、少し物足りない結果を残しました。

来期は増益が予測されています。

不採算案件が減っている影響で順調に利益を伸ばす予定です。利益額を減らし続けている栗田工業ですが、連続増配を維持している点に注目してください。

財務状態は優秀です。

自己資本比率は79.2%。有利子負債額はゼロです。

 

【栗田工業に向いている投資スタイル】

栗田工業は資産株投資が適しています。

栗田工業は当てはめる戦略を見つけるのが非常に容易で、自社の長所と弱点が明確化されているのが良いです。減益決算を続けている状況を加味すると「成長株投資」に適していませんが、資産株として評価すると栗田工業は相当優秀な株になります。

自己資本比率が高く、無借金経営を実現している栗田工業は安定配当を支払い続けるポテンシャルを秘めた株になります。

「利益額を落とし続けているのに毎年増配を実行している」という事実に注目してください。

利益を落としたら配当金も減配するのが普通の会社ですが、栗田工業は逆のことを行なっているのです。毎年着実に配当金支払額を増やしているのは「株主重視の経営」を行なっている証明になります。

増配を維持することができるのは栗田工業の財務状態が秀でているからです。

多少増配しても問題ない財務体質を築いているから、栗田工業は増配を維持しているのですね。

このデータを分析して相性の良い投資スタイルを考えると、やはり「長期投資に徹してインカムゲインを受け取り続ける戦略」を実施するのが1番です。

業績が再向上したら売却益を受け取れる可能性も浮上しますし、栗田工業は決して悪い株ではないのです。株主優待も貰うことができるので個人投資家や初心者に向いているのが長所です。

 

【栗田工業の株主優待】

3月の権利確定日に栗田工業株を100株以上保有していると、以下の株主優待を貰うことができます。


・100株以上保有で1800円相当の自社関連会社商品(飲料水18l入)1セット

・1000株以上保有で1800円相当の自社関連会社商品(飲料水18l入)2セット

・10000株以上保有で1800円相当の自社関連会社商品(飲料水18l入)6セット

参照URL http://ir.kurita.co.jp/shareholders_information/shareholder_special_benefit_plan/

(上記の情報は2014年7月25日に記載しました)


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