前田建設工業 (1824)

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・上場市場 東証1部
・会社名   前田建設工業株式会社
(まえだけんせつこうぎょう 英称:MAEDA CORPORATION)
・証券コード 1824
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1946年11月
・上場年  1962年6月

管理人評価D

【会社紹介】

前田建設工業は準大手ゼネコンとして活躍している建築会社です。


「誠実・意欲・技術」という3つの社是を重視して経営を行なっている前田建設工業は、お客様に技術やサービスを提供して利益を上げるという特徴があります。

この長所は今後も変わることなく、時代の変化に溶けこんでいきます。

250年前の近畿商人の考え方である「三方良し」を誠実に守り、前田建設工業に関わる人全てが得をする経営を実行しています。日本企業だからできる「三方良し精神」を実践し、海外事業への展開を行なって大きな利益を上げることを目的にしているのが現在の前田建設工業です。

「儲けることは大切だが、儲けることだけ考えても事業は長続きしない」という考えを抱いている前田建設工業ですが、私もこの考え方に同意です。

本当に生き残り続ける会社は「お客様に利益を与える会社」です。

前田建設工業は技術・サービスという面でお客様の利益に貢献しており、お客様の満足度を意識して経営を行なっていると評価することができます。

自分たちの利益を追求しすぎるのではなく、三方良しの精神でお客様や自社の利益を守って事業を永続させる。前田建設工業の経営方針は長期投資に適していると分析することができます。

「脱請負を目指している前田建設工業は、太陽光発電の運営やエネルギー事業の拡大を通じて経営戦略を練っています。コア事業での利益体質を強化し、新たな収益基盤を手に入れようとしている前田建設工業はグループの収益力強化を強く意識しているのです。

【海外施工も重視している前田建設工業】

前田建設工業は国内の施工実績も大変豊富ですが、海外施工実績に長けている点も見逃せません。

香港、タイ、台湾、インドで多くの実績を残している前田建設工業は「グローバルに活躍する建設会社」として評価を下すべきです。香港では汲水門(カプスイモン)大橋を施工したり、ハイラム道路を施工したり人々のインフラを支える重要な工事を行なったという実績があります。

他にも不動産資産を維持するために建築のリニューアル工事を行なったり、自社技術をフル活用した地震に強い超高層住宅を建設したり、持ち前の技術力を発揮して工事を成功することに強みがあります。

民間大型建築業務に積極展開している前田建設工業ですが、基本となる経営理念が変化することはありません。

技術やサービスを提供してお客様に利益を与えるビジネスをこれからも続ける予定です。

【前田建設工業の財務分析】

前田建設工業はここ近年、黒字決算や赤字決算を繰り返している傾向があります。

2013年通期決算の売上高は3691億5700万円、営業利益はマイナス70億5100万円、経常利益はマイナス42億2600万円、純利益もマイナス52億7100万円でどう贔屓目に見えても良い結果を残したとは言えません。

1株益がマイナス29.7円まで悪化したのも株主にとって頭を抱える材料になります。

しかし、来期は黒字決算が予測されています。

黒字回復のポイントとなるのが不採算案件の減少です。前田建設工業は採算を改善して黒字回復を果たす他、投資銀行マッコーリーと折半で新会社を設立し、脱請負の経営戦略を明確化しています。

再生可能エネルギー事業で成功を収めて利益体質の強化を狙っているのです。

財務面はそこそこです。

自己資本比率は32.1%。有利子負債額は1007億900万円で、良くも悪くもない財務状態を維持しています。

【前田建設工業株に向いている投資スタイル】

前田建設工業は成長株投資が向いています。

決算が安定しないという深刻な弱点を抱えていますが、赤字経営から見事に脱却できる経営手腕は高く評価して良いでしょう。財務状態は平凡で、資産株投資を決行するのに向いている株だとは思えません。

結局成長性に期待して売却益を狙うしかないと思われます。

現在の予想配当利回りは0.99%で配当金収入も大して期待できませんし、割安感が漂っているわけではないので「成長性に頼りざるを得ない」というのが現在の株評価になります。

高配当を得たいのであれば他の株を探した方が良いでしょう。

前田建設工業はインカムゲイン狙いの投資家とは相性が悪いのですが、キャピタルゲインを狙いたいと思っている投資家はそれなりの価値を感じるはずです。

(上記の情報は2014年2月9日に記載しました)


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