松屋フーズ (9887)

LINEで送る
Pocket

・上場市場 東証1部
・会社名 株式会社松屋フーズ
(まつやフーズ 英称:Matsuya Foods Company, Limited)
・証券コード 9887
・業種     小売業
・決算    3月
・設立年  1980年1月
・上場年  1990年10月


管理人評価C

【会社紹介】

松屋フーズは牛めしや定食を提供している「松屋」を経営しています。


2013年3月にグループ全体で1045店舗を達成し、グループ全体の競争率を高めたのが大きいです。競合が激しい牛丼業界ですが、松屋フーズは牛めしというメニューに頼るのではなくカレーや定食の比率を高めて差別化を図っています。

化学調味料、合成着色料、合成保存料、化学調味料などを一切使用していないこだわりを貫く松屋フーズは、定番メニューの人気が非常に高いです。

主力は並盛り280円の牛めしで、店内の食事だと味噌汁も無料でついてくるのがウリです。個人的にこれが最大の差別化だと思っています。

同業他社で牛丼を頼んでも味噌汁はつきません。

味噌汁は別料金になるため、松屋は味噌汁の無料提供を通じて「お得感」を演出しているのです。松屋の牛丼は「味噌汁という付加価値」をつけており、松屋で牛丼を頼むとお得だと感じさせることに成功しているのです。

朝、ビジネスマンが松屋を利用することも多く、お客さまのニーズに合った商品を提供しているのも強みです。350円の「朝定食」は朝ごはんを簡単に食べたい層から評判が良く、ニーズを見事に取り込んでいると評価することができます。

【3本柱のメニューで差別化を図っている松屋フーズ】

松屋フーズは牛めし、カレー、定食の3本柱を意識して差別化を図っています。

松屋と言えば牛めしというイメージが強いのですが、カレーや定食の存在にも注目してください。

松屋の1号店は周囲に学校が多く、昼間は学生で賑わっていたのです。学生層に向いたメニューが牛めしで、夜はサラリーマンのニーズを掴むためにカレーが必要だと考えたのが現在の方針に繋がっています。

カレーや牛めしを提供することによって異なるニーズに対応しているのが松屋フーズの強みです。牛めしだけに偏ってしまうと同業他社に打ち勝つのも難しくなってしまいますが、カレーや定食という別の魅力も活かして経営に取り組んでいるのは良い傾向です。

もちろん、主力商品は牛めしですが松屋フーズは「食へのこだわり」を実現して他社に負けない魅力を保っているのです。

【松屋フーズの財務分析】

松屋フーズは売上高を伸ばし続けているのが特徴です。

2013年通期決算の売上高は790億9100万円まで向上しましたが、営業利益は19億2700万円まで激減しています。

経常利益は19億5000万円、純利益は7億7000万円まで低下していますが、赤字にならなかっただけマシだと好意的に受け止めて良いのです。吉野家ホールディングスが赤字決算を出した中、松屋フーズが黒字経営を保っているのは高く評価できます。

来期は微妙に営業利益を高める見込みです。

牛丼ビジネスの競争があまりにも熾烈すぎて満足な利益を出すのが難しいです。この状況を打破するために松屋フーズは業態多角化を模索しており、方針転換を図る予定です。

財務面はなかなか優秀です。

自己資本比率は56.1%。有利子負債額は185億1600万円で、そこそこ高い自己資本比率がウリになります。

【松屋フーズ株に向いている投資スタイル】

松屋フーズは株主優待目当ての戦略が適しています。

2009年から2013年にかけて1株24円の安定配当を実施しているのも大きいです。2013年は特別配当という形で1株25円の配当金でしたが、来期以降はまた年間配当を24円に戻す予定です。

安定配当株として評価しても良いですし、株主優待目当てで株を保有しても良いです。

基本はインカムゲインによる収入が軸になるため、長期保有に徹して資産力を高めるのがお勧めです。

松屋フーズは支出を減らし、収入を増やすことができる有能株です。外食費用を削減するために優待食事券を使い、配当金収入は再投資に回すようにすれば資産の増加率が高まります。個人投資家にとってなかなか美味しい株だと分析することができるのです。

ただ、割安性や成長性には多大な期待は抱けないのでその辺りは注意してください。

【松屋フーズの株主優待】

3月の権利確定日に松屋フーズを100株以上保有していると優待食事券を10枚受け取ることができます。

1枚につき自社主要メニューを1品選択することができます。優待食事券を期限内に返送すると、自社製品詰め合わせセットと交換することができます。

参照URL http://www.matsuyafoods.co.jp/ir2/yutai.html

(上記の情報は2014年1月11日に記載しました)


スポンサードリンク