松屋 (8237)

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・上場市場 東証1部
・会社名 株式会社松屋
(まつや 英称:MATSUYA CO.,LTD.)
・証券コード 8237
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  1919年3月
・上場年  1961年10月


管理人評価E

【会社紹介】

松屋は百貨店を経営している会社です。創業から145年目を迎えた松屋は古強企業として認知されており、時代の変化に対応するスタイルがウリになります。


松屋グループは「生活文化創造集団」として名を馳せており、堅実経営を持ち味にしています。

顧客第一主義の経営方針を貫いているのは小売業の基本です。松屋はお客様の動向に注目して多様化するニーズに対応する経営戦略を練っているのです。特に注目したいのが堅実経営」という部分で、松屋は145年間堅実経営を続けて幾多の苦難を乗り越えてきたのです。

145年の間に多くの企業が生まれ、流星のように消え去りましたが、松屋が現在に到るまで利益を出す体質を維持しているのは堅実な経営方針を守り続けたからでしょう。

ときにその経営戦略は「守備に特化している」と判断されることもありますが、顧客重視の基本方針を堅守した松屋の経営手腕を評価する人は多いのです。

松屋は創業150周年に向けて「拡大発展」を掲げており、百貨店事業の収益力を強化することを公言しています。松屋の主力店舗は銀座店で、銀座本店は多くの買い物客が訪れる人気店になっています。

銀座店の強みは「ブランド力」です。銀座店のブランド力を最大限に活かすために無店舗販売システムを強化して収益力を強化する予定です。

凋落が止まらない百貨店ビジネスにおいて収益を伸ばし続けることができるのか疑問です。

【グループ事業を成長させたい松屋】

松屋は同業他社と同様に百貨店ビジネスだけを行なっているわけではありません。グループ企業が他業務も手がけて多角的に収入を得るシステムを作り上げているのです。

株式会社アターブル松屋ホールディングスは松屋グループに属しており、ブライダル事業やレストラン事業を行なっています。

高級イタリアレストランを経営してお客様に極上の料理を味わって頂いたり、学校給食の委託運営を行なったりしているアターブル松屋ホールディングスは、食文化の創造に貢献するビジネスを続けているのです。

他にもクリエイティブ事業や保険代理業なども行なっている松屋グループは、かなり事業内容の幅が広い企業として認識することができます。

【松屋の財務分析】

松屋は2009年と2010年に赤字を出してしまいましたが、2011年以降は黒字経営を維持しています。

2013年通期決算の売上高は715億6300万円で、営業利益は10億4700万円まで伸びています。しかし、純利益は6億円まで低下しており1株益も11.3円に減少しているのが痛いです。どう好意的に捉えても成長株として評価することはできません。

来期は増益が期待できますが、成長性が高いと言えるかは微妙です。

宝石を中心とした高額商品の売れ行きが良く、新規客を多く取り込むことができたのが大きいです。エヴァンゲリオン展も好評で、百貨店に直接興味がない人の関心を引くイベントを開催することに強い意欲を保っています。

財務面は微妙です。

自己資本比率は33.6%で、有利子負債は146億1000万円です。自己資本が149億1100万円なので少し有利子負債が多いです。財務状態を改善すれば更なる優良企業に昇華できる可能性が高まります。

【松屋株に向いている投資スタイル】

松屋は配当金を出していないので配当利回りは0%です。したがって売却益狙いの投資に徹するしかありません。

売却益を狙う場合、注目しなければいけないのはEPSの増加率になります。1株益が大きく上昇している状態で本業が成長産業に属していれば良いのですが……松屋の成長性は微妙です。成長株に適した株は他にも存在するため、松屋株で売却益を狙う必要はあるのでしょうか。

割安性に長けていれば売却益も得やすくなりますが、現在の予想PERは59.73倍で実績PBRは3.99倍です。

このデータを参照する限り、割安株だと分析することはできません。割安どころかかなり割高な株になるため、株を買う旨味が少ないのです。

松屋好きの方なら別ですが、私だったら現在の松屋株は買いません。売却益に特化した戦略を練らなければいけないのは辛く、割安性や成長性も魅力的ではないので投資先として優れているとは思えないからです。

【松屋の株主優待】

2月の権利確定日に松屋株を100株以上保有していると、株主優待カード(10%割引)を受け取ることができます。

・セール品、食品、レストランは2%割引。

・買物優待カードの提示で、本人と同伴者が銀座店の有料文化祭時に入場可能。

・松屋グループの飲食店は5%割引。

参照URL http://www.matsuya.com/ir/card/index.html

(上記の情報は2014年1月2日に記載しました)


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