名糖産業 (2207)

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・上場市場 東証1部
・会社名  名糖産業株式会社
(めいとうさんぎょう 英称:Meito Sangyo Co.,Ltd.)
・証券コード 2207
・業種     食料品
・決算    3月
・設立年  1945年2月
・上場年  1959年2月

管理人評価D

【会社紹介】

名糖産業はお菓子を製造・販売している会社です。


「アルファベットチョコレート」という主力商品を保有している名糖産業は、美味しいお菓子を販売して顧客満足度を高める経営戦略を練っています。

中核事業は菓子・食品の販売になりますが、消費者の低価格志向が進み価格競争が激しくなっている影響で満足な利益を出すのが難しい状態が続いています。

名糖産業の問題点を1つ挙げるとするならば、「価格競争の激化によって利益を上げるのが困難になっている点」でしょう。

特に原材料の高騰はコスト高に直結するため、早急に改善しなければいけない重要課題です。

原材料費が増加したらお菓子を値上げすれば良いと考える人も多いのですが、そうすると低価格志向が強いお客様の支持を得られなくなってしまうので売上が低下します。

コストが増大したからその分値上げをして利益を確保するという戦略は、ハイリスクな経営戦略になるのです。

自社商品の値上げを歓迎するお客様はほとんどいません。

平成26年3月期第3四半期決算短信を見ると、アルファベットチョコレートやナッツチョコレートコレクションなどの売上が増加したのが分かります。しかし、キャンディや粉末飲料は販売競争の影響をモロに受けて利益が減ってしまいました。

そんな中、輝きを放つのが化粧品事業の酵素部門です。

酵素部門は海外市場をメインターゲットにして経営活動を続けていますが、円安の恩恵も受けてチーズ用凝乳酵素などで増益を達成することができました。

今後、名糖産業が再躍進を遂げたければ自社商品の生産コストを下げることが重要になります。

新商品の開発や販売促進はしっかり取り組んでいるので問題ないのですが、原材料高という根本的な問題を解決しなければ健全な利益体質を維持するのは難しいのです。

【自社商品が豊富に存在する名糖産業】

名糖産業は自社開発商品が優れており、「お客様重視の経営」を徹底して利益を上げることを目的に行動しています。

アルファベットチョコレートが主力商品として活躍していますが、その他の商品はネームバリューに劣るのが難点です。同業他社の江崎グリコ (2206)と比較すると売上高で大幅に負けているのが分かりますが、売上を決める最大の要因は自社商品の知名度だと私は分析しています。

江崎グリコはポッキーやグリコといった世界で通用する自社商品を多く揃えているのが魅力ですが、名糖産業は江崎グリコと比較して知名度に長けた商品が少ないという弱点を抱えています。

企業規模が違うので仕方がないかもしれませんが、お客様は会社の大きさを重視してお菓子を買うわけではありません。

名糖産業は味の良いお菓子をたくさん揃えているので、後は販促活動を重視して商品のネームバリューを高める戦略を練るのが得策になります。

ロングセラー商品を生み出せば、名糖産業の経営状態は大きく改善するでしょう。

【名糖産業の財務分析】

名糖産業は年々売上高が落ち続けているのが懸念材料です。

2013年通期決算の売上高は192億1600万円、営業利益はマイナス1億9200万円、経常利益は3100万円になっています。

純利益は4700万円という数字を残していますが、営業利益が赤字になってしまったのは痛いです。本業で利益を出せないとどうしようもないため、今後は黒字回復を意識して経営に取り組むのが重要になります。

しかし、残念ながら来期も営業赤字が続く予定です。

お菓子の売上が低迷したのが営業赤字拡大の最大理由になります。化成品の円安効果が良い方向に発揮しているのはグッドニュースですが、お菓子の販促活動を更に強化して営業利益を黒字にしないと厳しいです。

財務面はかなり優秀です。

自己資本比率は72.7%。有利子負債額は23億7800万円で、有利子負債が少ないのが良いです。

名糖産業株に向いている投資スタイル

名糖産業は財産株投資に向いています。

営業利益の赤字が続いているのが痛手ですが、売上高が低下し続けても配当金を減配しないのが好印象です。

年間配当額は20円を維持しており、今後も20円の配当金を払い続ける予定です。

安定配当を支払うことができるのは名糖産業の企業体力が優れているからです。

財務状態が良いので多少利益額が低下しても配当金を株主に還元することができるのです。と言っても、本当なら会社の業績を伸ばして株価の向上を通じて株主に利益を与えることを望みたいのですが、贅沢過ぎる願望でしょうか。

売却益を狙いたい方は名糖産業株には向いていません。

成長性に期待できないのが最大の弱点で、更に言えば株価もかなり割高です。

現在の予想PERは164.43倍、実績PBRは0.5倍でPER値が高すぎるのが問題です。割安株に投資して売却益を狙いたい方は、名糖産業株と相性が悪いことが分かります。

株主優待も含めた総合利回りは3.4%でそこそこ美味しいのですが、色々と問題を抱えている点は拒めません。

【名糖産業の株主優待】

9月の権利確定日に名糖産業株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・100株以上保有で1500円相当の自社・グループ会社製品詰め合わせ(お菓子など)

・1000株以上保有で3000円相当の自社・グループ会社製品詰め合わせ(お菓子など)

・5000株以上保有で5000円相当の自社・グループ会社製品詰め合わせ(お菓子など)

参照URL http://www5.mediagalaxy.co.jp/meito/ir/index.html

(上記の情報は2014年2月10日に記載しました)


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