三菱化工機 (6331)

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・上場市場 東証1部
・会社名  三菱化工機株式会社
(みつびしかこうき 英称:Mitsubishi Kakoki Kaisha,ltd)
・証券コード 6331
・業種     機械
・決算    3月
・設立年 1949年9月
・上場年 1950年3月


・1株価格209円(6/23終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約20万9000円

・予想PER18.16倍、実績PBR1.21倍、予想配当利回り2.42%

管理人評価D

 

【会社紹介】

三菱化工機は三菱グループに属している会社で、化学工業メーカーのパイオニアとして活躍しています。

プラント事業・環境事業・単体機械事業の3つの事業を軸にしている三菱化工機は、確かなニーズのあるビジネスを行なっているのが長所です。

偉大なる三菱グループに属している三菱化工機は「自社ブランド力」が抜群に秀でている会社です。


プラント事業では精製・分離技術を活かしたプラントを提供しており、高品質で低価格なプラントを販売することによってお客様の信頼を得ています。

環境事業では「水質汚濁の防止ビジネス」に取り組んでおり、産業廃棄物の処理施設やリサイクル施設などを建設しています。

全世界でプラント建設を行なったという素晴らしい実績を収めている三菱化工機は、「経験と実績」が自慢です。この実績を武器に東南アジアの進出を強化しており、発展が予想される新興国ビジネスを強化しようと考えています。

 

【状況は厳しい!? 赤字経営から逃れたい三菱化工機】

三菱化工機は2012年から2014年にかけて赤字経営を続けており、大変厳しい経営を維持しています。

勿論、三菱化工機は現状を良いと思っておらず、新組織体制を組んで業務内容を見直し、業務効率化・コスト削減戦略を実施して黒字回復を成し遂げようとしています。

国内外のプラント受注で大型案件が減少したのが痛手で、厳しい受注獲得競争が熾烈化している影響によって適正な利益を上げるのが難しくなっているのです。

受注ビジネスを行なっている三菱化工機は「大型案件」を数多く確保しないと黒字体質を築くのは厳しいです。

そのため、三菱化工機は「営業・技術が一体となって受注を確保する戦略」を取っています。

技術部門でも営業マインドを高め、とにかく仕事を受注することに力を注いでいるのです。

諸経費を削減してコストダウンを果たし、国内外プラント事業の採算を改善したいと望む三菱化工機は「恵まれた状況」に身を置いている会社ではありません。

しかし、三菱化工機特有の実績や誇りある三菱グループに属している利点を活かせば、受注額を増やすのは可能であると私は分析しています。

やはり三菱ブランドは強いです。

強力なブランドを持っている三菱化工機は、ブランド力を活かした経営を実施して価格競争に打ち勝って欲しいと願っています。

 

【三菱化工機の財務分析】

三菱化工機は赤字経営から脱出しないといけない会社です。

2014年通期決算の売上高は354億7200万円、営業利益はマイナス18億1300万円、経常利益はマイナス17億5600万円で悲惨な結果を残しています。純利益もマイナス37億1800万円でかなり痛いです。

来期は黒字回復が予測されています。

好採算が期待できる単体機械業務は増加しており、営業利益を黒に保つことが予測されています。

財務状態はあまり良くないです。

自己資本比率は32.7%。有利子負債額は97億2700万円です。

 

【三菱化工機株に向いている投資スタイル】

三菱化工機は大変厳しい株です。

ビジネスモデルを分析しても「受注業務」に頼っている傾向が強いので、受注獲得競争が激しくなれば適正な利益を得るのが難しくなります。

受注競争は「受注型ビジネス」を行なっている会社にとって頭を悩ます問題になりますが、そもそも受注ビジネス自体が強くないので仕方ありません。

三菱化工機は赤字決算を出したときに配当金を支払いませんでした。

つまり、「業績連動型の配当方針」を貫いていることが分かります。

財務状態もあまりよろしくない会社が赤字を出し、そのときに配当金を支払っていたらそれはそれで問題ですが、三菱化工機の過去の実績を分析すると「配当金狙いの投資」に向いていないことが分かります。

資産株としての能力も低いので三菱化工機は「再躍進に期待する売却益狙いの投資」を実行するのが1番です。

それでも成長力に関してはかなり疑問なので、過度に期待するのは禁物です。

(上記の情報は2014年6月24日に記載しました)


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