三井松島産業(1518)

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・上場市場 東証1部
・会社名   三井松島産業株式会社 (みついまつしまさんぎょう)
・証券コード 1518
・業種     鉱業
・決算    3月
・設立年  1913年1月
・上場年  1961年10月

管理人評価C

【会社紹介】

三井松島産業は炭鉱事業や金属再生のビジネスを行っている会社です。


三井松島産業は平成25年に創業100週年を迎えた歴史ある会社であり、「石炭事業」というビジネスに優先して取り組んでいます。元々は日本で炭鉱経営を行っていたのですが、現在は海外で炭鉱経営を行っているのがポイントになります。

リゾート施設の運営も行っており、三井松島産業は多角化経営に力を入れている会社であると分析することが可能です。

【どうして多角化経営をするの?】

物凄く悪い言い方ですが、三井松島産業の多角化経営方針はポジティブに捉えることはできません。

一般的に多角化経営というものは「事業の幅を広げて、違う業種から利益を得るために有効な方法」と考えられており、その考え方自体は間違いではないのです。しかし、本業が衰退産業に属しており、「本業に未来がないから多角化経営に手を出している」という現状は評価することはできません。

そもそも炭鉱事業は斜陽産業の1つとして考えられます。時代の進化と共に新エネルギーが生まれるのは仕方がないのですが、炭鉱事業は将来どんどん衰退していくと予想されます。

風力や太陽光発電など、炭鉱以外の再生可能エネルギーの需要は高まっており、石炭の消費量は減少しているのが現状になります。物凄く悪い捉え方ですが、三井松島産業が多角化経営に手を出しているのも「炭鉱事業に未来を感じることができないから」という理由がマッチするかもしれません。

つまり、三井松島産業は方針転換を経て現代社会を生き残っていこうと考えている可能性が大なのです。それ自体は悪いことではありませんが、炭鉱事業で利益を上げられなくなったときにどのビジネスを主軸にするのかが三井松島産業の課題と言えるでしょう。

【三井松島産業の財務分析】

2013年3月の決算は黒字を保っていますが、純利益は大幅にダウンしてしまいました。前年度と比較すると経常利益は約24億円も減少し、純利益も前年度と比較して約31億円も減少しています。

三井松島産業は悪い会社ではありません。悪い会社ではないのですが、本業が衰退産業という事実はどうしても拒めない事実であり、これから生き残っていくためには不動産業や新エネルギーの開発に力を入れる必要があります。

需要が低下し続けている業種よりも、確実な利益をあげられるビジネスに力を入れる方針は大変良いことです。財務面を分析しても三井松島産業は有利子負債よりも自己資本の方が多い状態なので、そこまで悲観する必要はないのです。

多角化経営を成功させるのは簡単なことではありませんが、石炭事業だけに特化するのはあまりにもリスクが大きいのです。

三井松島産業もその辺りの事情は痛いほど理解していると思うので、「三井松島産業の多角化経営戦略は成功する」と確信している人は株を買っても良いでしょう。

(上記の情報は2013年9月7日に記載しました)


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