三井製糖 (2109)

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・上場市場 東証1部
・会社名  三井製糖株式会社
(みついせいとう 英称:Mitsui Sugar Co., Ltd.)
・証券コード 2109
・業種     食料品
・決算    3月
・設立年  1947年9月
・上場年  1953年12月

管理人評価B

【会社紹介】

三井製糖は製糖業界の国内最大手企業です。


スプーン印の砂糖は大変有名で、日本全国で出回っている優秀な商品を保有しているのは大きいです。少子高齢化による砂糖需要の低下問題を突きつけられていますが、三井製糖は難局に頭を抱える会社ではありません。

「ピンチは好機」という考えを抱いている三井製糖は、変革の時期を乗り切って更に競争力を高めることを目的にしています。事業戦略や営業戦略を明確化しつつ、経営基盤を強化して攻守両方の発展を図ります。

個人的な感想になりますが、三井製糖は守備力が非常に高い会社だと思っています。

安定決算を維持しており、66.2%という高い自己資本比率を誇る三井製糖は防御力に長けているのです。

有利子負債を削減して経営負担を減らすことを目的に事業活動を続けてきた三井製糖。今後は設備投資などに力を入れて業務効率を高め、利益率を上げる予定です。

【ブランドの確立に成功している三井製糖】

三井製糖の凄いところは「スプーン印」というブランド化に成功している点です。

業界ナンバーワンの売上高を上げているのも素晴らしいのですが、全国に名を馳せている「主力商品」を販売して利益を得ているのがとても良いです。

自社の独自商品のネームバリューが弱くて販売促進に悩んでいる企業はたくさん存在しますが、三井製糖はそのような悩みとは無縁です。

スプーン印の砂糖は全国のスーパーで買える認知度の高い商品となっており、「スプーン印の砂糖を買うのが普通」と考えている人もたくさんいらっしゃいます。

誰もが親しむブランドを確立するのは容易ではありませんが、三井製糖は既に強いブランドの保有に成功しているのです。

知名度の高い主力商品を販売して利益を得ているのはかなり高評価です。

更に言えば砂糖の需要がなくなることはありえないので、三井製糖は「ニーズが潰えることのない商品のブランド化に成功した」と捉えることができます。つまり、長く儲けられるビジネスモデルを築いているのが三井製糖の強みです。

製糖業界はナンバーワンとナンバーツーの差はかなり大きいです。

1位の三井製糖の売上高は962億1300万円で、2位の日本甜菜製糖 (2108)の売上高は581億8900万円です。

売上高にかなりの差をつけています。


売上高が圧倒的だとその分多くのシェアを獲得しているという意味になるため、上記のデータは三井製糖の力強さを表していることが分かります。

財務面も良く、安定黒字経営を続けている三井製糖は超優良企業として輝いているのです。

【三井製糖の財務分析】

三井製糖は年々売上高を伸ばしています。

2013年通期決算の売上高は962億1300万円、営業利益は41億600万円で、売上高は増加しているのですが営業利益は前年度より低下してしまいました。経常利益は61億8100万円、純利益は44億5100万円で、純利益は大幅上昇しています。

昨年は19.1円だった1株益を33.4円まで上げることに成功しました。

来期は営業利益が増加する予定です。

砂糖の販売量は微妙に減ってしまったのですが、工場再編を成し遂げたお陰で固定費を大幅に下げることができました。また、砂糖を1kg3円値上げした影響により、今後は営業利益を増やし続けることが予測されています。

財務面も優秀です。

自己資本比率は66.2%で高く、71億2300万円の有利子負債額は会社規模と比較するとかなり少ないです。まだ財務面の改善余地はありますが、現在の財務状態でもかなり秀でていると分析することができます。

【三井製糖株に向いている投資スタイル】

三井製糖は全体的に能力のバランスが良い株です。

砂糖の値上げや固定費の低下によって営業利益の増加が期待できる三井製糖株は、成長株投資を実行するのがお勧めです。長期投資を通じてインカムゲインを得つつ、最終的に売却益を狙う方向で戦略を立てるのが良いと思います。

財務面も優秀なので株を長期保有するストレスは少ないです。

すでに大手企業として活躍している三井製糖ですが、まだまだ発展の余地は残されているのです。

現在の予想PERは11.53倍、実績PBRは0.96倍で悪い数字ではありません。

予想配当利回りは1.65%と少ないのですが、売却益と配当金が両方狙える株として評価するのであればそれなりに旨味が強いことに気づきます。

年間配当額は7円を維持する予定で、過去の実績を考慮しても安定配当が受け取れる可能性は高いと判断して大丈夫です。

長期間にわたって配当金をいただきつつ、ある程度含み益を得たら株を売却するのがお勧めの投資スタイルになります。

(上記の情報は2014年2月7日に記載しました)


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