日本金銭機械 (6418)

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・上場市場 東証1部
・会社名  日本金銭機械株式会社
(にほんきんせんきかい 英称:Japan Cash Machine Co., Ltd)
・証券コード 6418
・業種     機械
・決算    3月
・設立年 1955年1月
・上場年 1993年9月

・1株価格2054円(9/5終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約20万5400円

・予想PER40.59倍、実績PBR2.04倍、実績BPS1009.07、予想配当利回り0.83%

管理人評価C

 

【会社紹介】

日本金銭機械は紙幣識別機ユニットを主力商品として販売している会社です。


日本金銭機械は非常に面白い会社で、「世界各国の通貨を識別するテクノロジー」を活かしてビジネスを継続しています。

 

貨幣処理業務の省力化を通じて他企業のコスト削減を行ない、貨幣の公正な流通を支えているのが日本金銭機械のビジネスモデルになります。

 

米ドル用紙幣鑑別機の開発をきっかけに、様々な金銭登録機を製造してきた日本金銭機械は「世界中の通貨を識別する生産づくり」に特化した経営を行なっているのが特徴です。

 

事業領域は非常に広く、ゲーミング市場や金融市場などに参入して多角的な市場で利益を得ているのが特徴になります。

貨幣流通のプロとして活躍している日本金銭機械は、交通機関に導入されている金銭機械を販売したり、スーパーやホテルなどに存在する金銭機械を提供していたりしています。

 

要するに日本金銭機械は「市場範囲が広い」のです。

 

金銭機械はどの業界でも頻繁に使用されるため、日本金銭機械の商品のニーズが潰える可能性はとても低いです。勿論、事業範囲が広いので135を超える国で自社商品を販売しているのが長所です。

日本金銭機械の強みは「需要が確実に存在する商品を販売し、グローバル経営を成し遂げていること」です。

 

お客様の利便性を追求した釣銭機や、様々なニーズに対応する自動決算端末機などを販売している日本金銭機械は、「紙幣社会が存続する限り絶対に重要がなくならないビジネス」を行なっているのが1番の長所です。

 

【成長戦略重視! 拡大、売上向上を狙う日本金銭機械】

日本金銭機械は拡大戦略を取っている会社です。

決算を分析してみると2011年から2014年にかけて経常利益が増加し続けており、持続的成長を遂げていることが分かります。

 

今後も成長を維持して「新規市場を開拓し、事業領域の拡大」を目指したいと語っているのが現在の日本金銭機械です。

 

また、生産性を向上させてコストダウンを成し遂げ、「ものづくり現場力」を強化したいと望んでいます。

 

日本金銭機械が特に重視しているのは「貨幣処理機器分野で新興国、未開拓市場に積極的に参入すること」で、要するに事業領域を広げて成長を実現する戦略を実施しているのです。

 

商品開発戦略も重視しており、新技術を生み出し、新製品を開発して商品のラインナップ強化を目指しているのが見どころです。

セグメント別売上高を見てみると日本と北米を中心に売上高を確保しています。

ただ、日本や北米と比較してアジア地域の売上高が低い傾向があるため、今後は「発展が期待できるアジア地域の売上高を高める戦略」を実施するのが良策になります。

 

【日本金銭機械の財務分析】

日本金銭機械は2010年から2014年にかけて売上高を伸ばし続けています。

2014年通期決算の売上高は278億600万円、営業利益は17億6100万円、経常利益は21億1400万円です。

営業利益・経常利益が昨年度よりも向上しており、株主の期待に応える結果を出すことができました。純利益は14億1800万円で、昨年と比較して微妙に減っています。

来期は増益が予測されています。

国内遊戯向けの貨幣処理機は消費税増の影響を受けているのが痛手ですが、北米向けの商品販売は好調をキープしています。今後は売上高比率が低いアジア新興国を底上げする戦略を固めており、東南アジアやインドの交通市場を積極的に開拓する姿勢を見せています。

財務面はとても良いです。

自己資本比率は80.8%。有利子負債額はゼロです。

 

【日本金銭機械株に向いている投資スタイル】

日本金銭機械は成長株投資が適しています。

決算を分析すると2010年に赤字決算を残しているので「安定力」に期待するのは酷ですが、売上高を上げ続けている実績を評価しましょう。

日本金銭機械は配当利回りが低く、インカムゲイン狙いの投資を実行しても大した利益を得ることができません。必然的に取るべき戦略は「キャピタルゲイン狙いの戦略」に絞られてしまい、様々な戦略に対応できる万能株ではないのです。

 

ただ、財務状態は物凄く秀でており、赤字を出した年も配当金を支払っているので「資産株」として活躍してくれるのが長所です。

 

割安性に長けていないのが残念で、日本金銭機械は特化型の扱いづらい株になります。

(上記の情報は2014年9月7日に記載しました)


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