日本石油輸送 (9074)

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・上場市場 東証1部
・会社名  日本石油輸送株式会社
(にほんせきゆゆそう 英称:Japan Oil Transportation Co., Ltd)
・証券コード 9074
・業種     陸運業
・決算    3月
・設立年 1946年3月
・上場年 1967年4月

・1株価格232円(9/1終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約23万2000円

・予想PER15.47倍、実績PBR0.48倍、実績BPS488.29、予想配当利回り3.02%

管理人評価C

 

【会社紹介】

日本石油輸送は、鉄道輸送の取り扱い量で業界首位を獲得している会社です。


鉄道輸送に強い日本石油輸送は、石油製品の輸送を通じて日本の発展を支えるビジネスを行なっています。配車運用業務を石油元売会社から受託し、信頼と実績を活かした輸送業務を通じて利益を上げているという特徴があります。

物流業界は決して恵まれた業界ではなく、国内の貨物輸送量の減少が見込まれているのが懸念材料になります。

国内の石油製品需要も縮小が続いており、日本石油輸送は厳しい情勢に晒されているのは間違いありません。

黒字経営を保っているので過度な心配は不要だと分析していますが、石油輸送業界自体が低迷しているので成長率を高く評価するのは難しいというのが現状になります。

 

状況は厳しいのですが、日本石油輸送はこの情勢に対応するために「顧客から信頼されて選択される物流パートナーになること」を徹底した戦略を実践しており、お客様との信頼を重視した経営を行なって挽回を図っています。

 

海外輸送業務や太陽光発電事業なども行なっており、事業の多角化を推し進めて売上高を高めようとしているのが現在の日本石油輸送です。

 

【主力ビジネスが停滞傾向。他事業に参入する意識が高い日本石油輸送】

日本石油輸送は石油輸送事業で、売上高を減らしているのが難点ですが、太陽光発電事業や化成品輸送事業などで売上高を伸ばしています。

石油輸送事業の低迷が続いているのも気がかりで、LPG(液化石油ガス)輸送業務も低調に推移しているのが気になります。

石油輸送業務に関しては時代の流れに抗うのは難しいため、成長や発展が期待できる新規事業を徹底的に育て上げ、サブ事業を通じて利益額を伸ばすのが再成長の道になります。

 

幸いなことに日本石油輸送は有利子負債額も少なく、財務面は良好な状態を保っているため、他事業を通じて利益を底上げするように心がければ挽回することは可能だと予測しています。

本業の低迷というマイナス要素を無視することできませんが、黒字経営の維持力に秀でているため資産株投資に向いているのが長所です。

 

【日本石油輸送の財務状態】

日本石油輸送は2010年から2014年にかけて黒字経営を維持しています。

2014年通期決算の売上高は310億1200万円、営業利益は7億7000万円、経常利益は10億5400万円で、前年度と比較して営業利益や経常利益が伸びています。純利益も8億1000万円に向上しており、良い結果を残すことができました。

来期は減益が予測されています。

石油輸送業務の需要が減退したことにより、今後も主力業務の停滞が続くと予想されています。鉄道輸送の取り扱い業務でナンバーワンを獲得しているのは素晴らしいのですが、今後は国内ビジネスにこだわらず東南アジアを中心に売上高を伸ばしていくのが良策になります。

財務面はそこそこ優秀です。

自己資本比率は59.8%。有利子負債額は4億800万円です。

 

【日本石油輸送に向いている投資スタイル】

日本石油輸送は安定配当狙いの投資に適しています。

2012年から2014年にかけて1株あたりの配当金は7円を維持しており、優秀な財務状態を活かして安定配当支払っているのが日本石油輸送株の長所になります。

その反面、利益額は持続的な成長を遂げておらず、毎年売上高が安定していないのが欠点です。

利益額が下がっても配当金を減らさないので長期投資向いているのは確かですが、成長性を評価して株価の値上がりを期待する投資には向いていません。

予想配当利回りは3.02%とそこそこ高く、割安性に長けた安定配当株が欲しい方に向いているのが日本石油輸送株です。

(上記の情報は2014年9月1日に記載しました)


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