永谷園 (2899)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社永谷園
(ながたにえん 英称:NAGATANIEN Co., Ltd.)
・証券コード 2899
・業種     食料品
・決算    3月
・設立年  1953年4月
・上場年  1976年12

・1株価格957円(3/20終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約95万7000円

・予想PER15.26倍、実績PBR1.32倍、予想配当利回り1.62%、予想株主優待利回り0.3%

管理人評価B

【会社紹介】

永谷園はお茶づけや味噌汁、ふりかけなどを販売している優良企業です。


「味ひとすじ永谷園」というキャッチコピーを広めており、味にこだわっている企業であることを大々的にアピールしています。安全かつ、高品質な商品を提供することにこだわっている永谷園は「永谷園ブランド」が見事に浸透しているのが魅力です。

創業以来「味ひとすじ」という理念をブラさないで経営を続けてきた実績があり、数多くのロングセラー商品を販売しているのが魅力です。

永谷園は「日本人好みの商品」を数多く取り揃えていることに注目してください。

創業以来愛されている『お茶づけ海苔』や『即席みそ汁』、『ちらし寿司の元』などを販売している永谷園は「日本人の嗜好を意識した商品販売戦略」を取っていることが分かります。

お茶づけ、味噌汁、おむすびの素などは日本人が愛食する代表商品です。和の味を追求することに長けている永谷園は、日本人好みの商品を販売して利益を得ているのです。

日本は和食文化が浸透しています。

最近は食ニーズも多様化されたことにより洋食需要も拡大していますが、和食文化はまだまだ健在です。

永谷園の商品を分析すると「日本人の需要を意識した商品」を中心に販売していることが分かります。日本人が求める不変ニーズを満たす商品作りを行なっているため、永谷園は安定経営を維持することができるのです。

「お客様の声」を重視した改善活動も行なっています。

例えば永谷園の販売しているキャラクターふりかけはお子様がよく食べる商品になるため、食物アレルギー物質を心配するお客様が多かったのです。

永谷園はお客様の声に対応し、食物エネルギー物質を分かりやすい位置に表示しました。

このように、お客様の声を集めて社内のデータベースに登録し、改善活動を継続しているのは高く評価することができます。優良企業ほど改善活動に熱心という法則がありますが、永谷園も優良企業の法則に当てはまっているのです。

【日本人から愛されている永谷園の経営戦略とは?】

永谷園は「企業戦略の充実」を経営の重要課題として位置づけています。

企業戦略の充実とは、成長性と収益率を重視した経営戦略のことを言います。

お客様視点の商品開発を継続して新商品を販売し、成長率を高める方針を掲げています。既存事業ではシェア拡大を目指し、新カテゴリに参入を果たして企業価値を向上しようとしているのです。

2013年3月の事業別売上高構成比を見てみると、売上高の100%を食料品事業で上げていることが分かります。

永谷園は不動産事業や他事業に全く参入しておらず、「食品一筋」の経営方針を貫いて利益を上げてきたのです。自分の得意分野を活かした経営を実施している永谷園は潔い経営戦略を実施していると評価することが可能です。

個別売上高構成比も分析してみましょう。

1番売上高比率が高いのは調理食品類で41.6%です。麻婆春雨や煮込みラーメン、チャーハンの素など多くの家庭に愛される商品を販売しているのが魅力です。


次に多いのがスープ類で売上高比率は29.4%。即席みそ汁の『あさげ』シリーズが永谷園の収益の柱になっています。

M&Aを通じて他企業を買収した経験もある永谷園は「成長意欲の高い会社」として分析しました。

企業戦略は「拡大路線」を歩んでいることが分かります。

【永谷園の財務分析】

永谷園は2011年から2013年にかけて売上高や純利益を拡大しているのがポイントです。

2013年通期決算の売上高は685億1600万円、営業利益は35億7500万円、経常利益は36億6600万円で昨年度と比較すると、営業利益や経常利益が減少しています。しかし純利益は21億9900万円に増大しているので悪い結果を残したわけではありません。

来期は最高益が予測されています。

新製品投入効果によって売上高を伸ばしたのが大きいです。競争激化が続いていますが、堅実な発展を維持しているのは高く評価して良いのです。

財務面もそこそこです。

自己資本比率は40.6%、有利子負債額は205億5800万円で財務状態の改善が望まれます。

【永谷園株に向いている投資スタイル】

永谷園は純利益を伸ばし続けているので成長株として評価しましょう。

成長力が物凄く高いわけではありませんが、持続的発展を維持しているのは高ポイントです。安定配当も実施しているので「配当金を安定して支払う成長株」が欲しければ永谷園が向いています。

ブランド力に強みを持つ永谷園は株を長期保有する価値が高いです。

割安性に長けていないのは残念ですが、株主優待目当てで株を保有し続けても良いです。

永谷園の最大の弱点は特化した長所がない点でしょう。

財務状態もそれなり、成長性もそこそこ期待できる程度で「突出した能力がない」のが弱点です。逆に言えばバランス良くまとまっている株だと評価することができますが、特化型の株を好んでいる人は現在の永谷園と相性は悪いです。

総合利回りは1.92%になるため、多額のインカムゲインが期待できるわけではありません。

投資効率を重視する人は永谷園株が向いていないと思います。

永谷園はバックアップ株として保有したり、株主優待目当ての資産株として長期保有したりするのがお勧めです。株を全体的に評価すると普通に良いと思いますが、超がつくほど優秀な株ではありません。

【永谷園の株主優待】

3月の権利確定日に永谷園を1000株以上保有していると、3000円相当の自社製品(お茶漬けやふりかけなど)を受け取ることができます。

参照URL http://www.nagatanien.co.jp/ir/stock_complimentary.html]

(上記の情報は2014年3月24日に記載しました)


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