ナカノフドー建設 (1827)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社ナカノフドー建設
(ナカノフドーけんせつ 英称:NAKANO CORPORATION)
・証券コード 1827
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1942年12月
・上場年  1962年9月

管理人評価C

【会社紹介】

ナカノフドー建設は民間建設を主体に行なっている中堅ゼネコン会社です。


「創業100年に向けて強靭な企業体質を構築する」ことを目的にしているナカノフドー建設は、国内や海外を通じて収益基盤を固める方針を貫いています。中堅ゼネコンという立場でありながらも、海外建設事業に積極進出している姿勢は高く評価することができます。

28ヶ国で建設や開発プロジェクトの実績を積んできたナカノフドー建設は、蓄積したノウハウと技術力を発揮してお客様の満足度を高める経営戦略を練っているのです。

マレーシアではNTTデータセンターを施工し、タイでは多数の工場を建設した実績があります。

ナカノフドー建設は国内だけではなく、海外でも多数の実績を上げて安定した利益体質を築いているのが良いです。

海外事業は需要拡大が期待できる東南アジアを中心に経営資源を投入し、利益額拡大に向けて邁進しています。建設業界は労務費高騰問題の負の影響を受けていますが、ナカノフドー建設はそんな状況でも黒字経営を維持している立派な企業です。

第72期の連結売上高を分析すると、国内の売上が58.3%。海外の売上が40.9%で、海外売上比率が高いことが分かります。海外案件を上手く受注して利益を上げているのです。

ちなみに、残りの0.8%は不動産事業やその他事業の売上高です。

【様々な建物を建築できる技術力が魅力】

ナカノフドー建設の施工実績を見るとよく分かるのですが、様々な建物を建築することが可能です。

事務所や住宅、店舗や宗教施設など、幅広い建物を建てられるナカノフドー建設は「対応できる市場が広い」と解釈することができます。

海外に積極的に進出していることから、「成長株」として期待することも可能です。

建設業界は同じような会社ばかりで何が違うのか分からないと思っている人も多いのですが、1つ1つの会社をじっくり分析すると特徴があることに気づきます。

今後、東南アジアの建設需要が高まればナカノフドー建設は莫大な利益を手に入れることができるでしょう。成長著しいアジア諸国に市場ターゲットを絞っているのは良く、適切な経営戦略として評価することが可能です。

【ナカノフドー建設の財務分析】

ナカノフドー建設は2012年通期決算で20億2400万円の赤字を出したのですが、現在は黒字回復を果たしています。

2013年通期決算の売上高は1172億5400万円、営業利益は15億2200万円で大躍進を遂げることができました。昨年の営業利益額が2億2900万円だったので、営業利益を大幅に増やしたのが分かります。

経常利益は17億5500万円、純利益は6億5300万円で全体的に上々の結果を残したと判断することができます。

来期も増益が期待できます。

国内・海外共に受注額が増えたのが1番大きいです。資材費高騰で苦しんでいる様子はなく、順調に利益額を増やすことができるでしょう。今後は道路を中心に受注を拡大することが予測されています。

財務面は悪いです。

自己資本比率は15.4%。有利子負債額は109億5500万円で、自己資本比率がかなり低いのが気になります。

【ナカノフドー建設株に向いている投資スタイル】

ナカノフドー建設は割安株投資に向いています。

会社の知名度が低いためか、株があまり注目されていないのです。現在の予想PERは9.83倍で実績PBRは0.7倍です。来期も増益が予測されているのにここまで株価が割安なのも珍しいです。

ナカノフドー建設は悪い株ではありません。

成長株投資を実行する価値もありますし、割安性を利用して売却益を狙うのもお勧めです。

現在の予想配当利回りは1.32%で配当金収入に期待するのは不向きですが、売却益が狙えるのは大きなメリットになります。

財務状態が悪いので長期投資に向いていないのが難点です。

ナカノフドー建設株で儲けたければ中期投資を実行して短いスパンで売却益を得ることを意識するべきです。

(上記の情報は2014年2月10日に記載しました)


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