ネオス (3627)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社ネオス
(ねおす 英称:Neos Corporation)
・証券コード 3627
・業種     情報・通信業
・決算    2月
・設立年 2004年4月
・上場年 2008年5月

・1株価格1011円(4/3終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約10万1100円

・予想PER93.61倍、実績PBR2.54倍、予想配当利回り0.45%

管理人評価D

【会社紹介】

ネオスは携帯コミックを閲覧するためのアプリケーションソフトを開発したり、スマートフォンサービスを提供したりして利益を得ている会社です。


先端技術を駆使する「スマートフォン・カンパニー」としての活躍を望むネオスは、スマートフォン事業を得意としています。ネオスの全体売上高の約7割をスマートフォン向け事業で占めており、「スマート革命」をリードする企業として輝きを放っているのが特徴です。

スマートフォンユーザーが増えた影響により、ネオスは今追い風が吹いている状態だと解釈することができます。

ネオス株式会社代表取締役社長の池田昌史(いけだまさし)氏は「コンテンツ有料サービスは限界がある」と述べていることに注目したいです。

この意見、私も全面的に同意します。

コンテンツサービスを提供して利益を得るビジネスモデルは古いと思っています。コンテンツを販売して利益を得ても良いのですが、有料サービスは「敷居が高い」のが難点です。

有料に見合う価値がないと物が売れませんし、物が売れても「有料だとヒット作を生み出すのが難しい」という現実が存在します。

それならば最初から良質なコンテンツを無料で公開し、「口コミ効果を狙った新マーケティング」を展開した方が効率が良いと考えています。良い無料コンテンツはユーザー様が紹介してくれるので、「新規客を獲得しやすい」のがメリットです。

「でも、無料だと儲からないんじゃ?」という考えが真っ先に浮かびますが、無料で儲ける仕組みを作ってしまえば良いのです。

実際にネオスは「ある程度は無料で使っていただき、一定以上の期間や機能に対して対価をいただくビジネス」を推奨しています。

無料による機能制限が存在しても、本当にクオリティが優れていれば「機能向上を目的とした課金」を行なうお客様が現れるので、「ある程度は無料でコンテンツを公開し、機能追加課金を狙うビジネスモデル」は現代に合っていると判断しました。

【ネオスの強みは何か? 変化に対応できる柔軟力に注目!】

ネオスの強みを一言で解説すると、「変化に対応できる柔軟力」になります。

特定の強みを抱いてビジネスを展開するのも良いのですが、ネオスは「新しいことにどんどんチャレンジするのが強み」だと述べています。IT業界は変化が非常に激しいため、今持っている強みが通用しなくなる可能性があるのです。

例えばガラケー専門のゲームを開発している会社が存在するとします。

この会社はガラケーのゲーム開発で素晴らしい力を発揮していましたが、「ガラケー以外のゲームは作成できない」という弱点を抱えていました。

結果はどうなったでしょうか?

ユーザーがガラケーからスマートフォンに移行したことにより、ガラケーの価値が薄れている現状が続いています。ガラケー市場のパイは確実に減少しているので、「1つの分野にこだわりすぎるのは危険」という現実が存在するのです。

ネオスもその辺りの事情はしっかりと理解しており、様々なサービスを展開して利益を得ているのが強みです。

webサイトの企画・デザインを行なったり、webマーケティング支援を展開してビジネスの幅を広げたり、特定の事業に依存していないのがネオスの強さになります。

【ネオスの財務分析】

ネオスは2013年通期決算で悪い結果を残してしまいました。

2013年通期決算の売上高は66億1500万円、営業利益は3億1800万円、経常利益は3億6500万円で売上高は増加しているものの、営業利益や経常利益は昨年度より低下しています。純利益はマイナス8400万円となっており、良い結果を残したとは言えません。

来期は黒字回復が濃厚です。

システム受託開発が好調を維持しており、スマートフォン向けの不採算案件が減少したのもプラスポイントです。今後も変化を続ける経営スタイルを保ち、強い会社を築くことが望まれます。

財務面は相当優秀です。

自己資本比率は74.1%。有利子負債額はゼロで財務優良企業として輝いています。

【ネオス株に向いている投資スタイル】

ネオスは数字を分析するとかなり厳しい株になります。

持続的発展を遂げておらず、営業利益が年々バラバラな現状を加味すると成長株投資を実行するのは難しいと思います。財務面が優良なのはプラスポイントですが、インカムゲインの投資に適しているわけではありません。

インカムゲイン狙いの投資に不向きな理由は配当利回りの低さです。

現在の予想配当利回りは0.45%で、かなり物足りないです。配当金狙いの投資家はこの配当利回りを見ただけで投資を敬遠するでしょう。

PER値やPBR値も高すぎで売却益狙いの投資に適していないことが分かります。

株として評価するとネオスは儲けるのが難しい「難易度の高い株」になってしまうのです。

個人的な意見を述べると、無料コンテンツを軸にビジネスを展開するネオスのビジネスモデルはかなり好感を抱くのですが、株として分析するとかなり微妙です……。

ネオスの経営戦略や考え方に賛同できる方は、ネオス株を長期保有するのがお勧めです。

(上記の情報は2014年4月3日に記載しました)


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