ニチレイ (2871)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社ニチレイ 
(にちれい 英称:NICHIREI CORPORATION)
・証券コード 2871
・業種     食料品
・決算    3月
・設立年  1942年12月
・上場年  1949年5

・1株価格457円(3/19終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約45万7000円

・予想PER15.54倍、実績PBR1.02倍、予想配当利回り2.19%

管理人評価C

【会社紹介】

ニチレイは冷凍食品や加工食品を販売している持株会社です。


お客様第一主義、品質第一を貫いているニチレイは自社商品に自信があります。原材料価格の向上や低価格競争などに晒されているニチレイですが、この厳しい状況を乗り越えるための中期経営計画を策定しています。

持続的成長を達成するために経営資源を積極的に投入し、利益効率を高めようと努力しています。設備投資にお金を使う意欲が強く、2015年に売上高5100億円を達成するために歩を進めているのです。

子会社を通じて様々な事業に参入しており、加工食品事業・水産事業・畜産事業などが柱になっています。

2012年のデータになりますが、ニチレイは冷凍食品業界で21.1%のシェアを獲得して首位に立っています。家庭用調理品、業務用調理品でもトップを獲得しており、明確な強みを持っているのが長所です。

不動産事業では貸賃収入を確保し、安定利益を得ているのが良いです。「業界トップの事業を行なっている」という点は高く評価して良いでしょう。

【加工食品に強いニチレイ】

ニチレイで1番注目したいのは加工食品事業です。

加工食品ビジネスに取り組んでいるのはニチレイフーズで、高齢化社会を見据えた商品開発を行なっているのが特徴です。

人間は年齢を重ねるごとに「骨量が低下する」という問題を抱えているため、骨量低下を軽減する食べ物を食べなければいけません。高齢化社会が到来すると健康ニーズも高まるので、ニチレイが健康食品販売に力を入れているのは良策だと評価することができます。

日本で初めて冷凍食品を作ったのはニチレイフーズです。

冷凍食品のパイオニアとして活躍してきたニチレイフーズは、この先もニチレイグループを支える存在としてあり続けるでしょう。

【ニチレイの財務分析】

ニチレイは長年黒字経営を維持している安定企業です。

2013年通期決算の売上高は4701億2600万円、営業利益は179億3200万円、経常利益は172億200万円で売上高や営業利益を順調に伸ばすことができました。純利益も98億2300万円に拡大しており、良い結果を残したと解釈することができます。

来期は減益が予測されています。

原料が高騰した影響により、加工食品事業の採算が悪化したのが減益理由になります。持続的成長がストップしたのは痛手ですが、黒字経営は維持することができるのでそこまで悲観的に考える必要はありません。

財務面は普通です。

自己資本比率は39.7%。有利子負債額は886億1200万円で悪くない財務状態を維持しています。

【ニチレイ株に向いている投資スタイル】

ニチレイは悪い株ではないと思うのですが、これといった強みが見つからないのが痛いです。

割安性に長けているわけでもなく、持続的成長もストップしたので成長株投資を実行するのも微妙です。配当金を狙うという手段もありますが、配当利回りが2.19%であることを考えると積極的に配当狙いの投資を行なう株ではないことが分かります。

割安性も微妙、配当利回りも普通、成長力に期待するのも難しいニチレイは当てはめる戦略が見つからないのが最大の弱点です。

財務状態も普通なので資産株投資を実行するのもいかがなものでしょうか。持っていて損する株ではないのですが、投資効率を重視するのであれば特に買いたいと思える材料が少ないのが残念です。

(上記の情報は2014年3月19日に記載しました)


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