日本調剤 (3341)

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・上場市場 東証1部
・会社名  日本調剤株式会社
(にほんとちょうざい 英称:Nihon Chouzai Co., Ltd.
・証券コード 3341
・業種     小売業
・決算    3月
・設立年  1980年3月
・上場年  2004年9月


管理人評価C

【会社紹介】

日本調剤は調剤薬局店をチェーン展開している会社です。


企業理念である「医薬分業」を堅守するために3つの出店スタイルを守っているのが特徴です。

1,大型総合病院の前に店を構える「門前薬局」スタイル

日本調剤の中心スタイルになっているのが門前薬局形式で店舗運営することです。病院前に店を置くことにより数多くの集客が期待でき、リピーターを多く確保することができます。需要のある場所に店を構えるスタイルを整えているのが武器です。

2,地域密着を重視した「面対応薬局」

面対応薬局は特定の医療機関に依存しないというメリットがあります。駅近や街中などで店舗を運営し、利便性の高さを重視して経営を行っているのです。

利用者の生活スタイルに合わせた調剤薬局店を目指すために、約2000品の薬を取り揃えています。薬の取り扱い数を増やして他社との差別化を図り、お客様にとって役立つ店舗であり続けるのが面対応薬局の強みです。

3,メディカルセンター型薬局

日本調剤の運営している薬局の1割がメディカルセンター型薬局です。

メディカルセンターはその地域で重要となる医療機関として認知されており、メディカルセンター内に店舗を併設することにより、地域の医療問題に貢献しているのです。

【教育制度も充実している日本調剤】

日本調剤は医薬分業を成し遂げるために薬剤師の教育にも力を入れています。

薬学に関する知識だけではなく店舗管理知識を授けることにも重点を置いており、安定した利益を出すための体制を整えているのが特徴です。その他にもコミュニケーション能力や薬歴評価なども重視しており、薬剤師の質向上に対する努力は怠りません。

また、ITを積極的に活用しているのもポイントです。

創業当初からパソコンやIT機器を積極的に取り入れた日本調剤は、「IT技術を利用して医療サービスの質を高める」という取り組みを続けているのです。

調剤ミスをゼロに近づけるために様々な最新IT機器を導入しています。例えば全自動錠剤散薬分包機などはヒューマンエラー防止に役立っています。

【日本調剤の財務分析】

日本調剤は売上高が伸び続けている会社です。

2013年の純利益額は1億8400万円まで落ち込んでしまいましたが、翌年は営業利益を回復することが期待されています。営業利益は32億4500万円まで低下し、経常利益も28億5500万円まで減ってしまったのはかなりの痛手です。

不採算店を積極的にリストラし、人件費を抑えることに成功しました。薬剤師派遣事業も利益増に貢献しており、訪問サービスも強化していく見込みです。

来期は更に売上高を高めて営業利益を回復することが予測されます。

財務面は問題アリです。

自己資本比率は12.9%で、かなり低い数値を示しています。555億4200万円の有利子負債が問題で、利益額と比較すると有利子負債が多すぎると感じてしまいます。財務健全株が欲しければ日本調剤は不向きでしょう。

【日本調剤株に向いている投資スタイル】

日本調剤は安定配当株投資に向いています。業績が落ち込んでも配当額を変えない姿勢を貫いたので、安定配当株候補として株を購入しても良いのです。財務面が悪いので長期保有する心配はありますが、これからの利益額向上に期待するしかありません。

売却益狙いの投資でも良いのですが、会社の成長に期待したいのなら他の会社の株を探した方が良いと考えられます。

財務面の悪さを受け入れられる人は日本調剤株と相性が良いでしょう。資産株として活躍するのは微妙なので、投資を検討するときはよく考えることをお勧めいたします。

(上記の情報は2013年12月6日に記載しました)


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