日本甜菜製糖 (2108)

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・上場市場 東証1部
・会社名  日本甜菜製糖株式会社【略称はニッテン、日展(にってん)】
(にっぽんてんさいせいとう 英称:Nippon Beet Sugar Mfg. Co., Ltd.)
・証券コード 2107
・業種     食料品
・決算    3月
・設立年  1919年6月
・上場年  1949年5月


管理人評価C

【会社紹介】

日本甜菜製糖は精糖ビジネスを行なっている会社です。


甜菜糖業のパイオニアとして輝き続けている日本甜菜製糖は、「開拓者精神を貫き、社会に貢献する」という思いを抱いて経営活動を行なっているのです。

コア事業は砂糖事業になりますが、多角経営を推し進めて幅広いビジネスで利益を得ているという特徴もあります。子会社のスズラン企業はボウリング場やガソリンスタンドを経営しており、十勝鉄道は不動産経営を通じて収益を上げているのです。

このように、日本甜菜製糖は砂糖事業以外にも積極的に取り組んでいる会社だと分析することができます。

多角経営を行なっている企業が全て良いというわけではありませんが、グループ全体の安定力を強化したければ1つの業種に依存しない経営戦略を実行するのはとても重要になります。

社名にも記載されていますが、甜菜(ビート)を原料にした砂糖を製造・販売して大きな利益を得ています。現在は農業や食品分野を中心に研究開発を進めており、研究力に定評のある会社だと評価することができるのです。

【意外と優秀な甜菜】

甜菜を利用して砂糖を作るのは聞き馴染みのないビジネスになりますが、全世界の砂糖消費量の30%が甜菜から作られているという事実があります。

北海道を生産拠点にしている日本甜菜製糖ですが、甜菜は北海道特産の原料です。北海道に生産拠点を配置しているのも偶然ではなく、「甜菜に恵まれているから北海道に拠点を築いている」のです。

日本甜菜製糖の砂糖は北海道でシェアを獲得しており全国的に販売しているわけではありませんが、お菓子などに甜菜砂糖が使用されて様々なお客様の舌に溶け込んでいるのです。

家庭用の砂糖や業務用砂糖を販売している日本甜菜製糖は、「砂糖販売で利益を得ている会社」と評価して問題ありません。

更に乳牛と肉牛の健康を支えるために活動を続けている「飼料事業部」は、独自開発した飼料を販売しているのです。自社開発を通じて商品を作り、販売活動を続けて利益を得ている日本甜菜製糖は「立派な自社商品を保有している会社」として認知されています。

【日本甜菜製糖の財務分析】

日本甜菜製糖は安定した黒字決算を維持していますが、持続的発展を遂げていないのが難点です。

2013年通期決算の売上高は581億8900万円、営業利益は13億8700万円で売上高は増加しているのですが、営業利益は昨年度より下がっています。経常利益は15億100万円、純利益は8億4100万円で利益額は軒並み低下しているのです。

しかし、来期は営業益が好転する見込みです。

砂糖の販売量が微妙に減ってしまったのが残念ですが、製造コストが大幅に解消されたのでその分利益額を増やすことができました。発酵ナノセルロースの大量生産技術を確立した日本甜菜製糖は、工業製品や食品などで需要を開拓することが期待されています。

財務面はかなり優秀です。

自己資本比率は74.0%。有利子負債額は25億4300万円で、かなり優良な財務状態を築いているのが分かります。

【日本甜菜製糖株に向いている投資スタイル】

日本甜菜製糖株は資産株投資に向いています。

成長性に期待するのは難しいのですが、優良な財務面や黒字決算を維持しているところを評価してインカムゲインを受け取り続ける戦略を採用するのがお勧めです。

予想PERは30.32倍、実績PBRは0.47倍でPER値が高すぎるので割安株と分析することはできません。PBR値が1倍以下なのは良いのですが、逆に言えばそれほど市場から期待されていないという意味になるので現在の株価に甘んじるのは危険です。

予想配当利回りは2.66%でそこそこ良いです。

年間配当額は5円をキープしており、安定した配当金収入を期待したいのであれば日本甜菜製糖株が適しています。

売却益を狙うのが難しいのは残念ですが、インカムゲインに狙いを絞って株を保有し続ければ堅実な利益を得られる可能性は高いです。

株式投資でこつこつ儲けたい人に向いているのが日本甜菜製糖株です。

(上記の情報は2014年2月6日に記載しました)


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