日本製粉 (2001)

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・上場市場 東証1部
・会社名  日本製粉株式会社
(にっぽんせいふん 英称:Nippon Flour Mills Company, Limited)
・証券コード 2001
・業種     食料品
・決算    3月
・設立年  1896年12月
・上場年  1949年5月


管理人評価B

【会社紹介】

日本製粉は製粉業や食品業などを手がけている会社です。製粉業界の最古参として輝いています。


コア事業は製粉事業になりますが、2013年度の実績を見ると全体の35.4%の売上が製粉事業で占められています。

つまり、残りの約65%の売上は他事業で占めているのでバランスの良い利益体質を維持しているのが分かります。製粉事業だけに頼っている会社ではないのです。

日本製粉がビジネスモデルの多角化に挑戦しているのは「コア事業と他業種のシナジー効果」を狙っているからです。

例えば小麦粉の製粉事業を通じて2次加工技術を培ってきた日本製粉は、コーンや大豆といった他穀物でも加工技術を活かして横事業を広げています。

1つの技術を徹底的に極め、培った技術力を他の事業にも利用する経営戦略を練っているのが日本製粉の注目ポイントになります。秀でたノウハウや技術力を誇っていても、技術は使用しなければ意味がありません。

そういう観点から考えると「自社技術を有効利用するために業種の幅を広げる戦略」は成長力に優れた経営戦略として評価することができます。

現在は製粉事業だけではなく、食料品なども販売して一般消費者から広く支持される企業に成長しています。

【日本製粉の強みとは?】

日本製粉は消費者の需要に対応する商品開発能力に長けています。

個人向け商品や業務用商品も取り扱っている日本製粉は、大手食品会社として評価することも可能です。小麦粉と一言で言っても様々な種類が存在します。フランスパン用の粉、菓子用の粉、うどん用粉など、様々な小麦粉を取り扱って事業主に販売しているのがウリです。

商品のラインナップに優れているのも注目ポイントです。

「オーマイ ショートパスタ」というパスタ商品や「パリラ パスタソース」というパスタ関連商品も取り扱っています。

冷凍食品や健康食品なども販売している日本製粉は、消費者の需要をしっかりと捉えて高品質商品を開発する能力を高く評価したいです。

【日本製粉の財務分析】

日本製粉は安定した黒字経営を維持しているのが魅力です。

2013年通期決算の売上高は2710億6900万円、営業利益は97億1300万円、経常利益は109億600万円で全ての利益が前年度より向上しています。

純利益額は70億800万円にアップしており、1株益も42.4円まで上昇しているのです。2013年度は良い結果を残すことができたと分析することができます。

来期も好決算が予測されます。

主力のパスタ商品の売上が良く、冷凍商品の販売も急激に伸びています。トマト加工に定評のあるナガノトマトや、九州ミスタードーナツFCを買収した日本製粉はグループ全体の収益力を強化するM&A戦略を実施しています。

これまでの動きを分析すると事業規模拡大に熱心だと捉えることができるのです。

財務面も良いです。

自己資本比率は50.7%。有利子負債額は522億4300万円で、自己資本比率がそれなりに高いです。有利子負債が若干多すぎるように感じるかもしれませんが、自己資本額は1170億8400万円なので有利子負債は適正範囲内で収まっていることが分かります。

【日本製粉株に向いている投資スタイル】

日本製粉は安定株投資に向いています。

日本製粉株は全体的に株としての能力値が良く、安定決算を残しているので長期投資に向いています。

特に注目したいのが割安性です。

現在の予想PERは11.66倍で実績PBRは0.73倍で、かなり割安であることが分かります。

財務面も良好で優良決算を維持しているのにPBR値が1倍を割っているのは驚きです。急成長が期待できる株ではありませんが、安定株として保有するのであればそれなりの活躍が期待できます。

現在の予想配当利回りは2.33%で、株主優待も含めた総合利回りは2.83%です。

株主優待は3000円相当の自社商品でパスタなどが含まれているため、主婦の方にとって嬉しい株主優待になります。株主優待も優れており、配当利回りもそこそこなので株としての旨味は強いことが分かります。

特に目立った弱点がないのが良いです。

長期保有する安心感にも長けていますし、実用性の高い株主優待をプレゼントしている日本製粉株のクオリティは上々です。

【日本製粉の株主優待】

3月の権利確定日に日本製粉株を1000株以上保有していると、3000円相当の自社商品を受け取ることができます。

参照URL http://www.nippn.co.jp/ir/stockholder/index.html

(上記の情報は2014年1月31日に記載しました)


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