日本配合飼料 (2056)

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・上場市場 東証1部
・会社名  日本配合飼料株式会社
(にっぽんはいごうしりょう 英称:Nippon Formula Feed Manufacturing Co., Ltd.)
・証券コード 2056
・業種     食料品
・決算    3月
・設立年  1929年10月
・上場年  1962年6月

管理人評価D

【会社紹介】

日本配合飼料は畜産用飼料や水産用の飼料を開発している会社です。


1929年に創業した日本配合飼料は配合飼料のパイオニアとして飼料業界を引っ張る存在として君臨し続けてきました。「技術のニッパイ」という名称で親しまれている日本配合飼料は、中央研究所を中心とした研究施設で商品開発を行なっているという特徴があります。

取り扱っている飼料も幅が広く、養蜂飼料や実験動物用の飼料などを販売して利益を得ています。

優れた飼料が良い動物を育てるのは既に証明されています。

養蜂飼料でも同じことが言えますが、日本配合飼料はミツバチ用の薬や代用花粉なども生産・販売しているのです。飼料だけではなく、多くの生産者が役立つ商品を提供している日本配合飼料を支えているのは確かな技術力です。

継続的な収入確保を重視している日本配合飼料は、「配合飼料の製造・販売」を中核事業だと位置づけています。

原料コスト増加や人口減少リスクなどを抱えている日本配合飼料は、消費者の動向を意識して商品開発に取り組み、独自性にあふれる商品を販売することによって競争に打ち勝つという経営戦略を立てています。

この経営戦略は決して奇抜なものではありませんが、長期投資に適していると判断することができます。

競争力を高めるために新商品を開発するのは基本軸が固まっている証拠で、コア事業である配合飼料の製造・販売ビジネスに経営資源を投入し続ける姿勢を貫いているのが良いです。

経営資源の分配が間違っていると会社は傾く可能性が高くなるのですが、現在の日本配合飼料は的確に経営資源を投入していると言えるでしょう。

コア事業の成長が日本配合飼料の利益額を高めると予測しています。

【クロマグロの完全養殖に挑戦している日本配合飼料】

日本配合飼料は1986年からクロマグロを完全養殖するための研究に着手しており、自社の技術力と水産飼料を活かしてクロマグロを養殖できるように全力を尽くしているのです。

クロマグロの養殖に成功したケースも存在しますが、まだまだ発展途上の段階です。


もし、クロマグロの養殖が成功して安定してクロマグロを販売できるようになれば、日本配合飼料の株価は急上昇するでしょう。クロマグロの養殖は決して簡単なことではありませんが、難しいことに取り組んでいるから大きな価値を生み出せるのです。

クロマグロは今や世界的に人気な魚類となっており、寿司文化の普及によって世界でクロマグロが愛食されているのが現状です。

しかし、資源枯渇の危険性が高いという問題も抱えており、クロマグロの完全養殖化が成功すれば日本配合飼料の知名度は一気に高まります。

クロマグロ養殖開発はコア事業ではありませんが、将来的に日本配合飼料の中心事業として発展する可能性があるのです。

日本配合飼料は、「クロマグロの完全養殖技術とビジネスモデルを構築する」ことを目標に掲げてクロマグロ養殖実験を続けています。飼料業界のパイオニアとして輝いている日本配合飼料は、クロマグロビジネスを確立する可能性もあるのです。

【日本配合飼料の財務分析】

日本配合飼料は年々売上高が減少し続けているのが気になります。

2013年通期決算の売上高は865億8000万円、営業利益は3億5900万円、経常利益は4億6100万円、純利益額は1億2800万円で全体的に利益額を下げているのが残念です。昨年の純利益額は11億9700万円だったのですが、2013年は大幅に純利益を減らしていることが分かります。

しかし、来期は増益が期待できます。

知多工場の設備更新効果が発揮された影響により、粗利益が順調に改善しています。また、2017年までに協同飼料と経営統合することが決定されており、国内の需要低下に対応する方針を定めています。

財務面は微妙です。

自己資本比率は30.9%。有利子負債額は131億400万円で、自己資本額とほぼ同等の有利子負債を抱えています。

【日本配合飼料株に向いている投資スタイル】

日本配合飼料株はデータを分析すると大した旨味がないことに気づきます。

成長株投資を実行するのも手の1つですが、売上高が年々減少し続けている過去の決算状況を分析すると成長株として評価するのはかなり厳しいです。

財務面も良いわけではないので、資産株として保有するのも微妙です。

現在の予想配当利回りは2.68%で、インカムゲイン狙いの戦略を採用するのも良くないです。

悪い株ではないのですが、素晴らしいと評価できる長所が見当たらないのが難点です。割安性に長けているわけでもないので、データを見ているだけだと日本配合飼料株に投資するメリットが少ないことに気づきます。

しかし、日本配合飼料株には夢があります。

個人的に面白いと感じるのはクロマグロの完全養殖化に挑戦していることです。

私は日本配合飼料のようにチャレンジ精神に溢れた会社は大好きで、新しいことに挑戦し続ける会社は成長する可能性があると判断することができます。

クロマグロ養殖プロジェクトが成功したら株価が急上昇するのはほぼ確実です。

クロマグロは世界的なニーズが高い魚なので、養殖技術が確立されれば長期的に利益を受け取り続けることができるでしょう。経営不振が続いている日本配合飼料ですが、一発を狙える事業に取り組み続けているのは高く評価することができます。

日本配合飼料は宝くじ的な面白さを秘めているのが1番の魅力です。

夢を追って株で儲けたい人は、日本配合飼料株を長期保有するのがお勧めです。

(上記の情報は2014年2月5日に記載しました)


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