日本瓦斯【ニチガス】 (8174)

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・上場市場 東証1部
・会社名 日本瓦斯株式会社【ニチガス】
(にっぽんがす 英称:NIPPON GAS CO., LTD.)
・証券コード 8173
・業種     小売業
・決算    3月
・設立年  1955年7月
・上場年  1973年2月


管理人評価B

【会社紹介】

日本瓦斯は日本大手のプロパンガス会社です。ニチガスという略称で親しまれています。


東彩ガスや東日本ガスを子会社にしており、関東圏のお客様にガスを提供するビジネスを行なっています。こちらのガスはLPガス(プロパンガス)というもので、家庭用のガスを中心に供給しているのです。

最近はオール電化の導入家庭が増加していますが、この流れに対抗するためにガス会社は「安心」を追求してビジネスに取り組んでいます。日本瓦斯もその例に漏れず、お客様の安全を第一に考えて事業を行なっているのです。

ガスという家庭のインフラを支える重要な業務を行なっているため、安全管理には人一倍気遣っているのです。

また、企業戦略では「持続的成長を目指す」ことを目標にしています。地域社会の貢献を通してお客様を増やし、経営基盤を確立するのが日本瓦斯の目指している道になります。持続的配当を意識している日本瓦斯は安定企業らしい強さを持っている株だと評価することができます。

【日本瓦斯の取り組み】

日本瓦斯はコスト削減を意識してお客様に安心で安価なガスを届けています。物流コストを削減するために新配送システムを構築し、関東一円をカバーする「デボ基地」を設立しました。このデボ基地によって運送コストを下げることに成功したのです。

デボ基地から直接LPガスを届けることによって、お客様の生活に必要なガスを提供する体制を整えています。

2011年に起きた原発事故以来、電力に対する信憑性が薄れて代わりにガスという資源が注目されるようになりました。

これは日本瓦斯にとって追い風になります。大規模型集中エネルギーを確保している会社は災害リスクに備えるのが難しいことが分かったのですが、日本瓦斯は以前から分散型エネルギーシステムを重視していました。

日本瓦斯のビジネスは時代の流れに合っていると捉えることができます。

また、海外進出も積極的に行なっており、企業価値の増大を目指しています。米国で電力事業を拡大している日本瓦斯は海外成長率という意味でも期待できるのです。

日本瓦斯は拠点数も日本一を誇っており、関東圏に限定してガスを供給しているのです。ガスの直接販売に力を注ぐことによって営業や配送を効率化することができ、無駄なコストをかけなくて済むようになります。

他にも事故を防ぐための安全装置の質が高いのも特徴になります。日本瓦斯利用のお客様に標準仕様されている「グラピタホース」は、災害によって容器が倒れてもガスを出さない仕組みになっています。

このグラピタホースのお陰でガス放出事故を防いだという実績があります。

ガス容器が倒れないために転倒防止チェーンもしっかりつけており、安全管理を怠らないのが長所です。日本瓦斯が多くのお客様に支持されているのも「安全性に長けている」という長所があるからでしょう。

【日本瓦斯の財務分析】

日本瓦斯は安定黒字を維持しており、業績を伸ばし続けています。

2009年通期決算は純利益が15億1800万円でしたが、2013年は純利益を37億7400万円まで増大させているのです。2013年通期決算は躍進の年となり、営業利益や経常利益も前年度よりもアップしました。売上高は1170億7000万円まで伸ばしています。

1株益は78円に増加し、成長企業として評価することもできます。

LPガスや都市ガスの顧客数が拡大し続けており、その分売上高や利益額も上昇しています。新物流システムも順調に稼働して物流コストが低下したのも大きいです。来期は最高純益を更新して増配も期待できます。

財務面は微妙に悪いです。

自己資本比率は27.0%。527億1600万円の有利子負債額は明らかに過剰で、自己資本の317億1400万円を上回っています。と言ってもビジネスモデルが安定しているので過度に心配する必要はありません。

【日本瓦斯に向いている投資スタイル】

日本瓦斯は安定株投資に向いています。これ以上安定株に向いているものはないくらい安定性に長けたビジネスを行なっているのです。

やはりガスを供給するというビジネスはインフラを支えるビジネスに該当するため、安定度は高く評価することができます。現在の予想配当利回りは1.19%で決して高い利回りとは言えません。インカムゲイン狙いの投資だと大して儲からないことが分かります。

しかし、それ以上に評価したいのは日本瓦斯の安定力です。利率の高い定期預金に加入したつもりで株を買ってこつこつ資産を増やしたい方は、日本瓦斯株が向いています。

逆に大儲けを期待したい方は日本瓦斯は向いていません。売却益と配当金の両方を狙えるのが日本瓦斯の魅力です。

(上記の情報は2013年12月24日に記載しました)


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