日本郵船 (9101)

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・上場市場 東証1部
・会社名  日本郵船株式会社
(にほんゆうせん 英称:Nippon Yusen Kabushiki Kaisha)
・証券コード 9101
・業種     陸運業
・決算    3月
・設立年 1885年9月
・上場年 1949年5月

・1株価格272円(10/10終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約27万2000円

・予想PER13.2倍、実績PBR0.64倍、実績BPS424.67、予想配当利回り1.84%

管理人評価C

 

【会社紹介】

日本郵船はグローバルに展開する総合物流企業として名を馳せている大手会社です。


陸・海・空を駆使してあらゆる場面で輸送業務を実施している日本郵船は、「現場第一」を掲げており、お客様から選ばれるパートナーになることを望んでいます。

 

選ばれるパートナーを目指すという方針が実に良いです。

 

どの会社でも同じことが言えるのですが、今の時代は「選ばれる会社」でなくてはダメだと思っています。

 

日本郵船は2兆円規模の売上高を誇る「選ばれし存在」であることは間違いないのですが、驚愕の売上高を保っているのは日本郵船が選ばれること」を優先してビジネスを継続した結果ではないでしょうか。

 

企業価値の増大を意識している日本郵船は、様々な資産を向上させる施策を打ち出しています。

 

特に力を入れているのは「人材育成」で、社員が積極的に挑戦する社風を維持して売上高の増大に努めています。

 

会社にとって人材は宝であり、立派な資産です。

 

人材育成をしっかり行なうことによって人材価値を高め、グローバル競争で勝ち残っていこうと望んでいるのが日本郵船という会社です。

 

「広義の技術力による他社との差別化」を目標にしている日本郵船ですが、これは日本郵船だから取れる戦略だと分析しています。

 

あなたもご存知の通り、日本郵船は日本が誇る超大型企業です。

 

資本力を活かしたビジネスを展開しているのは日本郵船の資本力が優れているからであり、結果的に「広義の技術力」を発揮することができるのです。

 

中小企業は幅広い経営を行なうのが難しいため、日本郵船と同じ戦略を取るのは不可能です。

 

日本郵船は経営戦略の差別化に成功していると判断することができます。

 

株主還元方針に関しては「安定配当」を支払うことを公言しており、配当性向25%以上を保つことを目標にしています。

世界最大級の航路ネットワークを駆使した「差別化」に成功している日本郵船は、現在も成長を望んでいるのが長所です。大企業でありながら成長意識が衰えていないのは成長株狙いの投資家にとって大きな注目ポイントになります。

 

【技術力と人材力を活かした経営が強み】

日本郵船の長所は沢山ありますが、特に注目したいのが「技術力と人材力」です。

 

大手企業らしく優秀な人材を数多く獲得している日本郵船は、「優れた人材の能力を底上げする育成方針」を貫いて更なる人材価値の底上げを狙っています。

次世代貨物専用機(ボーイング747-8F)の導入を実施して航空輸送力の強化に努め、世界で通用する競争力を保ってグローバル社会で勝ち抜く予定です。


輸送ニーズの多角化に対応するために、自前の研究所を設けて輸送システムの研究開発を継続しています。他企業にはなかなか真似することのできない研究開発力と人材力を活かして成長を遂げようとしているのが日本郵船の強みです。

 

【日本郵船の財務分析】

日本郵船は2012年通期決算で赤字を出しましたが、翌年はV字復活を遂げています。

 

2014年通期決算の売上高は2兆2372億3900万円、営業利益は449億9500万円、経常利益は584億2400万円で売上高・営業利益共に大幅成長を遂げています。純利益も330億4900万円まで増大しており、勝ち組企業としての名を手に入れている状態です。

 

来期も増益が予測されています。

 

営業増益幅は縮小している状態ですが、物流企業全体で増収増益を成し遂げているのが良いです。今後は航空輸送事業の黒字化を努めてほしいところです。

 

財務面は良くないです。

 

自己資本比率は29%。有利子負債額は1兆1985億2500万円になります。

 

【日本郵船株に向いている投資スタイル】

日本郵船は会社として評価すると物凄く優秀なのですが、株として評価すると非常に微妙です。

 

安定配当がウリの日本郵船株ですが、配当性向も予想配当利回りも高いわけではありません。

 

安定配当が頂けるのは確かな長所になりますが、どうせならもっと高配当で財務力に長けている株を狙った方が効率が良いのです。

 

成長性を評価することも可能ですが、安定決算を維持しているわけではないので「成長性だけに期待する投資」を行なうのは禁物です。

 

成長株狙いの投資を行ないたければ他に優れた株がゴロゴロ存在するため、日本郵船株の長所は他株と比較すると微妙に弱いのが弱点になります。

 

日本郵船は大企業好きの投資家に向いている株になります。

 

【日本郵船の株主優待】

3月の権利確定日に日本郵船を1000株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・1000株以上保有で「飛鳥クルーズ」10%割引優待券3枚

・5000株以上保有で「飛鳥クルーズ」10%割引優待券6枚

・10000株以上保有で「飛鳥クルーズ」10%割引優待券10枚

参照URL http://www.nyk.com/release/IR_investors.html

(上記の情報は2014年10月11日に記載しました)


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