日本水産(1332)

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・上場市場 東証1部
・会社名   日本水産(株)
・証券コード 1332
・業種    水産・農業
・決算    3月
・設立年  1943年3月
・上場年  1949年5月

管理人評価D

【会社紹介】

日本水産(にっぽんすいさん)は、水産事業や食品開発事業をメインとして利益を得ている会社です。日本水産はニッスイというブランド名が存在し、多くの消費者が「ニッスイ」という会社を知っています。


船の修繕なども行なっていますが、基本的には水産品を中心とした食品加工会社というイメージが強いのが特徴です。多くの家庭に美味しい加工品を提供する、それが日本水産なのです。

【投資家としての評価】

率直に述べると、日本水産は投資の対象から外した方が良いでしょう。ネームバリューの大きさはプラス評価になりますが、財務状態は安定していません。

2009年の3月決算は赤字でした。

2013年の3月の決算は約54億円の経常利益を出していますが、純利益は約47億円もマイナスです。

日本水産はどうも利益が安定しないのが難点です。成長を続けているのか疑問に残る決算が多いため、現在の日本水産は成長の壁が存在するのかもしれません。

年を追うごとにつれて利益が伸びているというわけでもありません。2013年3月の純利益はマイナスであり、成長を続けている株を買いたいと思っている方は別の企業を探した方が良いでしょう。

しかし、売上は着実に伸びています。売上が上がっているのは自社商品の需要が高まっている証拠だと分析することができるので、そこまで悲観的になる必要はないのです。見方を変えればこれからも売上増が期待できる企業だと解釈することもできます。

【なぜ管理人評価Dなのか】

ネームバリューも大きい日本水産。なぜ、現段階の評価はDなのでしょうか?

結論から述べてしまうと、投資家の立場から考えて旨味のある株ではないからです。

日本水産は2013年の決算から配当金はゼロになりました。つまり、配当金を支払わない無配企業になってしまい、日本水産の株を保有しても今のところインカムゲインは期待できません。

では、キャピタルゲイン目的で日本水産の株を買うのはどうでしょうか?

悪くはないのですが、成長企業という観点から分析しても魅力のある株ではありません。日本水産はすでに大手企業となっているため、これ以上の発展を期待するのは酷だと考えられます。成長著しい株を購入したいのならば、ベンチャー企業の株を買った方が良いのです。

また、有利子負債の多さも気がかりです。

日本水産は約2626億円の有利子負債が存在しており、自己資本よりも借金の額の方が多い状態になっています。ここまで借金が多いとさすがに「財務状態が良好」という評価を下すことはできません。

配当金が無配なので長期投資にも向いておらず、経常利益のブレが大きすぎることから成長企業と断言することもできません。長期投資家の方が買ってもあまりメリットのない株になるのです。

しかし、「有利子負債の削減」は強く意識しているため、これから借金が減る可能性はあると考えられます。日本水産は投資家によって評価がわかれる分析の難しい株になるのです。

配当金を無配にしたのも有利子負債を削減するのが目的かもしれません。有利子負債を減らすために配当金という名の支出を抑えるのは長期的に見れば良いことですが、配当金が無配の株を欲しがる投資家は多くないのです。

日本水産の株で儲けたければ、長い年月を見越して株を保有した方が良いでしょう。会社の財務状態の改善を見守る気持ちで株を保有するのが1番ベターな選択になります。

 

(上記の情報は2013年8月19日に記載しました)


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