日特建設 (1929)

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・上場市場 東証1部
・会社名   日特建設株式会社
(にっとくけんせつ 英称:NITTOC CONSTRUCTION CO., LTD.)
・証券コード 1929
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1953年4月
・上場年  1983年12

・1株価格357円(3/17終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約3万5700円

・予想PER17.95倍、実績PBR1.07倍、予想配当利回り1.63%

管理人評価D

【会社紹介】

日特建設は基礎工事や地盤改良工事などを行なっている特殊土木工事の大手企業です。


「基礎工事における総合技術力を駆使して安全・安心な国土造りに貢献する」と明言している日特建設は、日本の安全を守るビジネスを行なっています。

日特建設は「この先、建設業界を取り巻く環境は厳しさを増す」と考えています。黒字経営を続けている日特建設ですが現状に慢心せず、効率経営を実施してこの先待ち受ける苦難を乗り越えることを意識しています。

財務状態を分析してみると、「財務改善意識の強い会社」であることが分かります。

2008年から2012年にかけて有利子負債額を削減し続けており、純資産・自己資本比率も高めています。財務状態を改善し、健全な経営体質を維持する方針を貫いている日特建設は資産株が欲しい方と相性が良いのです。

この先、日特建設株を長く保有し続ければ今以上に財務状態が改善される可能性が高いので、財産株を求めている方と相性が良いことが分かります。

【成長戦略への転換を目指す日特建設】

日特建設は現在、有利子負債の削減や自己資本比率の向上に努めていますがこれは「将来における布陣」だと考えるのがお勧めです。

今以上に財務状態が改善された場合、今後日特建設は成長戦略を打ち出して利益拡大を目指す可能性が大です。日特建設の掲げる経営戦略を分析した結果ですが、長期投資に徹しないと利益を出すのは難しいと思います。

慎重に現状を改善し、将来の成長に向けて地盤を強化している日特建設は「戦略を理解してくれる投資家」と相性が良いのです。

日特建設お得意の基礎工事の工事量も増大しており、当初掲げた経営戦略は順調に進められていると解釈することができます。

また、今後は海外事業も積極的に展開し、海外の売上高を伸ばしてグローバル企業として成長することが期待されています。自然災害に強い防災技術を発揮すれば海外で十分通用すると分析しました。

【日特建設の財務分析】

日特建設は2011年から2013年にかけて黒字経営を維持している安定企業です。

2013年通期決算の売上高は532億4700万円、営業利益は24億3800万円、経常利益は22億4900万円で順調に利益額を伸ばすことができました。純利益は35億5200万円に増大しており、1株益も82.8円に急成長しています。

しかし、来期は利益額を落とす見込みです。

採算重視の受注体制を築いているのは良いのですが、営業強化による人員増によって人件費が向上しました。黒字決算は達成できる見込みなので、そこまで心配する必要はありません。

財務面はそこそこです。

自己資本比率は37.6%。有利子負債額は18億円で、有利子負債額が低いのが良いです。

【日特建設株に向いている投資スタイル】

日特建設は色々と微妙な株です。

自己資本比率を高めていることを評価して株を長期保有するのがお勧めですが、それならば最初から財務状態が優秀な株を買えば良いのです。2014年通期決算の利益額も減少することが予測されているため、持続的成長を遂げているとは言えません。

現在の株価も割安ではなく、株として評価すると色々と物足りないです……。

これと言った強みが見つからないのでかなり上級者向けの株になります。

現在の配当利回りも1.63%で少ないです。色々と物足りない部分が目立つ株なので、積極的に買いたいと思わせる要素がないのが残念です。

(上記の情報は2014年3月18日に記載しました)


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