乃村工藝社 (9716)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社乃村工藝社
(のむらこうげいしゃ 英称:Nomura Co., Ltd.)
・証券コード 9716
・業種     サービス業
・決算    2月
・設立年  1942年12月
・上場年  1989年8月


管理人評価B

【会社紹介】

乃村工藝社は博物館の展示空間を築いたり、商業空間などのデザイン・施工業務を行なったりしている会社です。


「永続的なにぎわいを創り出す」ことを意識して業務に取り組んでいる乃村工藝社は、クライアント企業の「事業繁栄」に繋がる空間を創ることに定評があります。

乃村工藝社の1番の強みは集客力に優れた商業空間を築くことができる点でしょう。

継続的なにぎわいを創り出したければリピーターの確保が重要になります。1度訪れた人が「また来たい」と思ってくれる空間を創り出さないと、商売は繁栄しません。乃村工藝社は今まで培ったノウハウを存分に発揮し、クライアントの商売を成功させるために奮闘しているのです。

乃村工藝社で注目したいのは「長く利益を得られるビジネスモデルを築いている」という点です。

商業空間は創って終わりではありません。

永続的なにぎわいを維持したければ、店舗オープン後も様々な取り組みを行なわなければいけないのです。例えば店舗をリニューアルしたりメンテナンス作業を行なったりして質を維持し、販売促進キャンペーンを企画するのが重要になります。

クライアントと長く付き合って「持続的な利益を得るビジネスモデル」を築いているのが大きいのです。

乃村工藝社の協力が事業繁栄に繋がるのは実績から見てもよく分かります。

イベントの企画やデザイン・設計まで幅広い分野で活躍している乃村工藝社は、広い事業規模を保って利益を出している企業だと評価することができるのです。

【乃村工藝社の素晴らしい実績】

1892年に創業した乃村工藝社(創業時の社名は大道具業)は、長い年月から得たノウハウを活かして空間創りに力を注いでいます。

インターネットを利用した集客が重要視されていますが、乃村工藝社は「インターネットが重視されている今だからこそ、リアルスペースに軸を置いたコミュニケーションが大切」だと考えています。

私もこの意見に同意で、リアル店舗を利用したコミュニケーション空間は商売成功に大変効果的だと考えています。

コミュニケーションを重視したスーパーマーケットや買取専門店の躍進を見ても分かるとおり、会話しやすい空間を提供してリピーターの確保に努めるのは経営戦略として重要視されるべきです。

特にサービス業や小売業だとお客様との距離を縮めることに役立つため、コミュニケーションはリピーター率向上に効果があるのです。

リアルビジネスを手がけている企業は、「活性化する空間」を望んでいます。

空間を創るだけで集客力が高まるのであれば、ほとんどの企業が乃村工藝社のビジネスをありがたいと思うでしょう。乃村工藝社は魅力的な空間造りを実現するだけではなく、「ビジネス成功を手助けしている会社」だと評価することも可能です。

【乃村工藝社の財務分析】

乃村工藝社は2009年から2013年にかけて黒字経営を維持しています。

2013年通期決算の売上高は1013億1600万円。営業利益は22億1200万円で、営業利益は昨年と比較して約10億円も伸ばすことができました。

経常利益は23億8300万円、純利益は12億4200万円でかなり良い結果を残したと分析することができます。純利益額は前期と比べて約2倍も向上しており、1株益も22.3円に上昇したのです。

来期も利益額の増加が期待できます。

赤字案件がほぼ消滅したのが大きいです。ディスプレー設計の調子が良く、商業施設関連業務も好調で利益額を増やしているのが良いです。

また、乃村工藝社は2020年東京オリンピック需要を上手く取り入れるために専門部隊を結成しました。今後はスポーツ分野に力を注いでいく方針です。

財務面は良いです。

自己資本比率は51.9%。有利子負債額はゼロで、優良な財務状態を維持していると評価することができます。

【乃村工藝社株に向いている投資スタイル】

乃村工藝社はオリンピック需要を狙った中期投資を行なうのがお勧めです。

スポーツ分野の需要開拓に熱心な乃村工藝社は、中期投資を実践すれば多大な売却益を得られる可能性があります。

財務面も良好で黒字経営を続けているので長期投資に徹しても良いのですが、この辺りの投資スタイルは投資家の好みによってわかれます。

現在の予想配当利回りは1.59%でインカムゲイン狙いの投資には適していません。乃村工藝社株で大きな利益を得たければ売却益狙いの戦略を練る必要があるのです。

現在の予想PERは23.95倍、実績PBRは1.83倍で割安性に長けていないのは残念です。

やはりオリンピック需要に期待する中期投資を行ない、売却益に照準を絞るのがお勧めです。

(上記の情報は2014年1月24日に記載しました)


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