・上場市場 東証1部
・会社名 株式会社リロ・ホールディング
(りろ・ほーるでぃんぐ 英称:Relo Holdings, Inc.)
・証券コード 6055
・業種 サービス業
・決算 3月
・設立年 1967年3月
・上場年 1999年9月
管理人評価B
【会社紹介】
リロ・ホールディングは企業の福利厚生代行ビジネスを行なう会社を傘下に持つ持株会社です。
リログループは日本で初めて「転勤者の留守電管理システム」を始めました。このビジネスを始めた1984年は日本全体が躍進を続けていた時期で、海外にビジネス拠点を移す企業も多かったのです。
現在はリログループ全体で「生活総合支援サービス産業の創出」の達成を目的に活動を続けています。「日本国内だけではなく、世界で活動する日本人や企業を支える」ということを意識して経営活動に取り組んでいるのがポイントです。
リロ・ホールディングは今後、世の中の困っている人を助ける仕組みを作り上げたいと考えています。
現在も様々なサービスを提供しているリログループですが、「あると助かる仕組み」を確立させて多くの人を支援したいという夢を掲げているのです。世の中の人のためにビジネスを続けているリロ・ホールディングの経営方針に深く賛同します。
【リログループの事業内容】
リログループのビジネスを簡単に解説すると、「人々の生活を総合的に支援する」というシンプルな答えに落ち着きます。まだまだ全ての面で支援することはできていませんが、既存のサービスの質が高く、多くの人の手助けをしているのがポイントです。
例えばリログループではパーキング運営管理事業やビル管理事業を通じて、お客様の大切な資産を運営する事業を行なっています。
パーキング運営事業では駐車場経営に成功するためのプランを提案しているのが特徴です。ビル管理事業は今まで培ったマンション管理ノウハウを活かして事業用の不動産を守るビジネスを行なっています。
他にも転勤者のお部屋探しや引越し費用の削減を実現する「転勤者サポートシステム」や、「海外赴任手配代行ビジネス」も行なっているリログループは、今後も多くの人々を支え続けることが期待されています。
【リロ・ホールディングの財務分析】
リロ・ホールディングは順調に利益額を伸ばし続けています。
2013年通期決算の売上高は1150億5900万円、営業利益は62億9100万円でどちらの数字も前年度より高くなっています。経常利益は71億4400万円で、純利益は43億5600万円です。全ての利益が前年度より向上しているのは高く評価して良いのです。
リロ・ホールディングは来期も躍進が期待できます。
『福利厚生倶楽部』の会員数が順調に増加しており、海外ビジネスも好調です。11期連続で増配しているのは投資家にとって嬉しいデータになります。今後も増配が期待できる注目企業なので、リロ・ホールディング株に大きな期待を抱いている人は多いのです。
財務面はそこそこ良いです。
自己資本比率は49.9%。有利子負債は40億8500万円で、自己資本は240億9700万円です。自己資本や売上高と比較すると有利子負債は比較的少ない額で収まっているのがポイントです。
【リロ・ホールディング株に向いている投資スタイル】
リロ・ホールディングは成長株投資が適しています。
増配を続けている実績があるので、将来の配当金収入に期待して長期投資を行なうのもお勧めです。売却益と配当金の両方の収入が狙えるリロ・ホールディングは、優良株として評価しています。
現在の予想配当利回りは1.73%ですが、長期的に利益を得ることを考えたら現在の配当利回りを過度に気にするべきではないでしょう。
リロ・ホールディング株は割高なのが弱点です。
現在の予想PERは17.1倍で、実績PBRは3.32倍です。割安株投資に向いていないのが欠点になりますが、将来に期待が持てるのは確かです。
【リロ・ホールディングの株主優待】
3月の権利確定日にリロ・ホールディング株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。
・100株以上保有でスタンダート会員
・300株以上保有でVIP会員
上記の株主優待は宿泊施設やレジャー施設、フィットネスクラブなどを会員価格で利用することができるというメリットがあります。
3年以上継続して株を保有していた場合、3年毎に1万円相当の宿泊補助券を受け取ることができます。
参照URL http://www.relo.jp/ir/stock.shtml
(上記の情報は2014年1月19日に記載しました)
リロ・ホールディング (8876)
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