六甲バター (2266)

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・上場市場 東証1部
・会社名  六甲バター株式会社
(ろっこうバター 英称:Rokko Butter Co.,Ltd.)
・証券コード 2266
・業種     食料品
・決算    12
・設立年  1948年12月

・上場年  1963年5月

管理人評価B

【会社紹介】


六甲バターはチーズや乳製品を製造・販売している会社です。


「持続的成長を達成するためにブランドを高めるのが経営の要の1つだと捉えている」と公言している六甲バターは、「Q・B・B」ブランドというオリジナルブランドを築いています。Q・B・Bブランドは「Q・B・Bにしかできない価値」を重視しており、オリジナリティ溢れる商品を開発して競争力を高める経営戦略を練っています。

ブランド力を高める経営方針を私は高く評価します。

持続的成長を成し遂げたければブランドは絶対に重要になるのです。例えば流行っているwebサイトは独自の魅力を保持しており、圧倒的なブランドを要するから人が集まるのです。面白いネットニュースを集めているGIGAZINE(ギガジン)さんはGIGAZINEブランドが確立しています。

ブランド力の向上が業績アップに貢献するのは確かな事実です。

大企業ほど強靭なブランドを築いていることが多いのですが、ここに大企業の強さの秘密が隠されています。

あなたに1つ質問したいのですが、無名でどこが作った分からないチーズと有名会社が作ったチーズ、どちらのチーズを買いたいですか?

私はどちらでも良いのですが、大抵の人が「有名ブランドのチーズが良い」と答えます。

ブランド力が高いとそれだけで付加価値がつきます。「有名なチーズ何だから美味しいのだろう」とお客様が判断してくれるので、売上が増加します。

ビジネスで成功したければブランドを築くことが重要になりますが、六甲バターはQ・B・Bという素晴らしいブランドを作ることに成功しています。

Q・B・Bブランドの売上の9割がチーズで占められており、ベビーチーズという美味しいチーズも販売しています。私もよくベビーチーズを食べますが、本当に美味しいです。安く購入することができ、1口サイズで食べやすいベビーチーズは女性受けや子供受けも良いのです。

ベビーチーズのように「皆から愛される食品」を販売している六甲バターは自社商品の質が高いと分析することができます。

「ベビーチーズが美味い」と主観丸出しの意見を述べている私ですが、意外とこういう意見は重要です。

食品を取り扱っている企業は自社商品の質が重要になるので、株に投資するときは会社が販売している製品を食べてみることをお勧めいたします。美味しくなければ投資しない方が良いですし、美味しいと感じたら投資するというシンプルな投資戦略を練るのもアリです。

【チーズに定評がある六甲バター】

六甲バターという名前からバターが主力商品という先入観を抱いてしまいますが、メインの商品はチーズであることを意識する必要があります。

チーズは差別化が難しい商品になりますが、六甲バターの凄いところは自社商品に付加価値を加えて差別化戦略を成し遂げている点です。

日本初のスライスチーズを作ったのは六甲バターです。


スライスチーズは既に多くの人に親しまれている食品になりますが、「チーズをスライスして食べやすくする」というのは従来のチーズにはない考え方です。

スライスチーズはパンに乗せて焼いて食べても良いですし、そのまま食べても美味です。「使い勝手が良い」という付加価値を与えたスライスチーズは、六甲バターの主力商品として活躍しています。

世界初のスティックチーズを開発したのも六甲バターです。

縦に長いチーズをそのまま食べるという発想は非常に斬新で、従来のチーズとは異なる新鮮感を演出して現在もロングセラー商品として輝き続けているのです。

六甲バターは「世界初・日本初」のチーズを世に送り出した実績がありますが、裏を返せばそれだけ先見の明があったということになります。自社商品の質の高さだけではなく、「お客様に親しまれる商品を販売する能力に長けている」という点に注目するのもお勧めです。

【六甲バターの財務分析】

六甲バターは2010年から2012年にかけて黒字経営を維持しています。

2012年通期決算の売上高は382億5700万円、営業利益は30億7200万円、経常利益は31億1400万円で売上高は伸びているのですが利益額は前年度より低下しています。

純利益も18億5900万円にダウンしており、何とも微妙な結果を残してしまいました。

2013年通期決算も利益額の低下が予測されます。

家庭向けのチーズの販売量は増加しているのですが、原料高が原因で利益を減らす予定です。円安の負の影響を受けているのが大きく、利益率が低下しているのが六甲バター不振の原因になります。

財務面は優秀です。

自己資本比率は61.9%。有利子負債額は15億円で、財務状態が良いです。有利子負債が少ないのがプラスポイントで、長期投資に向いているのは株主にとって嬉しいデータになります。

【六甲バター株に向いている投資スタイル】

六甲バターは資産株投資が適しています。

成長性に期待できないのが難点ですが、逆に考えましょう。業績が停滞しても黒字経営を続ける利益体質を築いていると評価すれば良いのです。黒字決算を維持しており財務状態も優秀な六甲バターは資産株としての活躍が期待できます。

何気に割安感も漂っています。

現在の予想PERは13.56倍、実績PBRは0.89倍でPBR値が1倍を割っています。業績不振を毛嫌いした投資家が六甲バター株を売りまくったのが株価安の原因になりますが、これは好機です。

六甲バターのように優秀な株が割安価格で買えるのはチャンスだと思ってください。

株主優待制度も充実している六甲バターは「個人投資家にとって旨味がある株」だと評価することができるのです。

現在の予想配当利回りは2.01%で低いのですが、資産株として保有するのであれば株のディフェンス力を評価するべきです。

六甲バター株は「攻撃的な資産運用には向いていないが、守備力を重視する投資家と相性が良い」という特徴があるのです。

【六甲バターの株主優待】

12月の権利確定日に六甲バター株を1000株以上保有していると3000円相当の自社製品を受け取ることができます。

参照URL http://www.qbb.co.jp/ir/kabu_nusi.html

(上記の情報は2014年2月17日に記載しました)


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